恐れと不安と罪悪感という「幻」を取り除く、という作業
でした。

その傷にさえ感じられるものを、静かな場所で見つめて
いました。

すると、まるで膨張し過ぎてこれ以上保ちきれない！
といわんばかりの山がイメージされました。

山の中を辿って覗いてみると、マグマが頂上の入り口
付近まで到達しようとしているのですが、後一歩何かが
足りません。

マグマは、私が自分の中に怒りや悲しみ、そして悔しさ
として抱えつつ、押さえ込んでいたものでした。

そしてその噴出を、長年ずっと無意識に山の頂上で蓋を
して、抑えていたことにも気づきました。

私が長年抱え込んできたもの、それは
「権威や権力、目上、年上のわがままに翻弄されてきた
ことへの我慢」によるものでした。

言い換えれば、「自分自身への尊厳や尊重」といった
ものを、自分で無視してきてしまったことへの怒り、
悲しみ、悔しさでした。

そこで私はイメージの山を噴火させることを、自分に許す
ことにしたのです。

パーン！とはじけるように、イメージの山は噴火しました。

そして、山は何度も何度も、噴火をし続けました。

ある程度噴火が終わった後、私は心の疼きがもう無いか？
を点検しつつ、まだなんか残っている？と感じるたびに、
噴火をし尽くしました。

それが終わるまでに、約二日ほど掛かりましたが

その後、すっかりマグマが噴出するものを失った途端、
次にやって来たのは・・・脱力感でした。

脱力感と共に、一時間ほど一緒に居たでしょうか？
すると、今度はといいますか、やっと？平和で心地好い
感覚が胸の中から沸いて来たのです。

私が「自分自身を尊重すること」や「自己の尊厳」
といったものを、意識することや大切にすることを、
とても恐れていたのは、

自分の中で「それを大切にするともっと大変なことに
なる」という思い込み(幻)のためでした。

ただ、私の若い頃や子供時代は、体罰や厳しい躾
といったもので、大人がそれを行使していた時代でも
ありましたことから、大人の我侭というものが許されて
いる時代だった、とも言えましょう。

親や大人や権力者は皆全て正しい！
間違っているのは子供の私、というエゴが作り出した
幻の構図が、私の中で強固に固まる度に、私の魂は
怒りや悲しみ、悔しさを溜め込んで行ったのでした。

いわば、私のエゴは幻の構図を維持させるために、
恐怖や不安、罪悪感といったものを前面に押し出して、
その時期の私を守っていたのです。

なので、エゴにも罪はありません。

ただ、その幻の構図は、今はもう必要なくなったのです

時代は変わり、私は「自由意思の尊重」を私の人生の
主役にするよう選択したのです。

残っていた大物の粗大ゴミ？を処分でき、私の魂は
大分自由を取り戻したことでしょう(笑)

ちょっとシリアスな文章になってしまいましたが、
今日も読んで頂き、ありがとうございました。

それではまたぁ〜＾＾



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