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2015年11月07日

生きている限り続く料理と食事

昨日に続いて、料理の話。
主婦にとって料理とは、仕事に近い。自分が食するだけでなく、同居するメンバーの分も考慮して作らなければいけない。私は旦那一人だからまだ楽だが、それでも偏食の旦那の好みに合わせ、自分も満足できるメニューとなれば、工夫が必要だ。
まして子供や高齢の親と同居されている主婦の方は大変だ。子供が学生なら朝のお弁当作り、朝食と続き、昼、晩ご飯と続く。食材の買い物、支度、食後の片付けまで入れると毎日4〜5時間はかかっているのではないか。
私は料理が嫌いではないが、食べさせる相手がいなければもっと手を抜くだろう。私一人の時はレトルトやインスタント食品、外で売っている惣菜系でもいいほどだ。たまには料理も休みたいというのもある。
しかし料理をあれこれ工夫して美味しくなると楽しかったり、すごい発見をしたような気分になる。
なぜ今まで気づかなかったのだろうかと。そんなことを少し書いてみる。

まずは鶏の竜田揚げ。旦那の大好物だ。数々のレシピを見て下味を検討してきたが、極端にシンプルにしてみた。すると色々と混ぜた時よりも美味しかったのだ。
下味の割合は、醤油1、日本酒1、中華だしの素(顆粒)1/4 ほど。
塩、胡椒、生姜、にんにく等は一切使わないが、これでいいのだ。30分以上鶏肉を下味に付けた後、片栗粉をまぶして揚げるだけだ。旦那はクセのある味があまり得意ではない。それで必要最小限の味付けにしたのだが、私が食べても嫌味が無く美味しかった。お子さんやご年配も、クセがないほうが食べやすいのではないだろうか。

もう一つは昆布だし。昆布は以前から出汁に使っていたが、昆布の種類を変えた。
だし昆布を、いつもと違うスーパーで買ったのでメーカーや製品が変わっただけなのだが。
それだけで一気に旨味が増えた。いつも少し物足りない湯豆腐が、御馳走に変わったのだ。

以前からずっと使用していた昆布の旨味成分は極端に少なかったのではないだろうか。これは驚きだった。値段にしたら殆ど変わらない昆布なのに、これほど差がつくとは。
日常的に使う食材は、いつも行くスーパーで購入しがちだ。同じ位置にある為、機械的にその商品を取って購入するというパターンだった。
カツオでもそうだが、昆布も変えてみるだけで出汁の出来が全く違うとは。昆布を甘く見ていた。
これからは購入するカツオ、昆布も、色々と買い替えて美味しいものを探してみようと思った。

最近はサラダのドレッシング類も全部手作りだ。手作りで好みの味付けにできるからだ。
ドレッシングもその都度作るのが一番新鮮で美味しい。冷蔵庫もドレッシングの瓶が無いだけスッキリするし、節約にもなる。
まだまだ挑戦していない料理、既製品に頼っている調味料は山とある。料理とは実に奥深いものだ。

生きるために必要な食事。料理を「仕事」と感じず、「楽しみ」に変わるまで好きになれれば、毎日が変わってくるのではないか。さらに美味しい料理を食べれて相手も喜ぶという嬉しいオマケも、もれなく付いてくる。
料理をする人はボケにくいという。頭と手を使う脳トレになるのだ。
老いても料理、食事を楽しんでいけたらと思う。
posted by 小町 at 09:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家事や料理
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