2017年07月27日
運動技能に関して・・・
「運動技能」とは、「知覚」を手がかりとして、運動を目的に合うようコントロールする「学習」された能力と、定義することが出来るのだそうだ。(「知覚-運動協応」)
「運動学習」とは、「運動技能」が向上する「過程」で、「状況判断」、「予測」、「意思決定」や「記憶」等の「心理的プロセス」が重要で、「大脳皮質」を中心とする「中枢神経系」の働きを示すんだっテ。
「知覚的な手がかり」は、各スポーツ毎に異なってくるため、当然、コントロールする「運動」も、異なってしまうという。野球の「知覚手ががり」と、柔道の「知覚手がかり」で、学習した「運動技能(運動スキル)」には、「共通性」は無い・・・よナ。お互い独立し、特殊性の高いものに、なっちゃうハズだよネ。
例外的に、「硬式野球」と「軟式野球」、「硬式テニス」と「軟式テニス」が有るんだネ。
一般には、ほとんどの「運動技能」は「特殊性が"高い"」と考えて良いんだネ。
学習心理学では、習得した能力に対して、実際に行われた「行動」を「パフォーマンス」と呼ぶらしい。スポーツの世界の「成績」は、「運動パフォーマンス」と言うことになり、実行された運動の「途中経過」、「最終結果」を意味するんだネ。ベタな言い方をすれば、「上手い」、「下手」で判断させるんだネ。
練習で習得した野球の「打力」、「守備力」、「走塁力」、「投球力」が、試合で発揮されたものが「運動パフォーマンス」と、なるんだけれど、必ずしも本番(公式試合)で、「運動技能」の"全て"を出しきれるとは限らないから、厄介だネ。
地味だけど、当たり前だけど、「反復練習」等で、地道に「運動パフォーマンス」を高めていくことが大事だネ。
(引用文献)
杉原隆:新版 運動指導の心理学、大修館書店、2008
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6530987
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック