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2017年09月08日

最後までボール・・・(3)





2017-09-06_07.28.35.jpg











 野球の打撃の研究には、打撃の「正確性」、「タイミング」、「スイング速度を速くする技術」などがある。野球指導者の観点から、「指導方法」についての研究もしてもらいたい。




 面白そうな文献があったので紹介します。




 打者は、漠然と「ボール」を見ているのだろうか?


 
 投球コントロールの正確性の研究において、標的が「小さい」ほどコントロールは正確になるらしい。しかし、小さ過ぎるのは、逆にコントロールを悪くするそうだ。



 打撃ではどうだろうか?



打者の「視点」絞ることによって、「インサイドアウト」のスイングになるという仮説の検証を行った研究です。



 スタンドティに、ボールを置き打撃し、それを撮影し分析するものである。「黒丸」を付けたボールと、つけないボールでの打撃フォームの差を動画を観察し分析している。


 「黒丸」を付けたボールを、"打者の身体に近い側"に見えるように置き、その「黒丸」を見ながらスイングするのだという。


 結論から言うと、「インサイドアウト」のスイングになったとか。



 「視点」を絞ってボールを「見る」という指導はありかと思う。



 自分の子どもが、低学年の時、同様なことをしたことがある。この時、「黒丸」を真ん中に置いて(もちろん、見える位置)打たせたことがある。更に、「黒丸」のチョイ下を打たせた。(バックスピンなんだが・・・)



 この文献では、「黒丸」の位置を動かし、効果の違いには言及していない。



 もう一回、低学年の子どもたちにやらせてみようかナ。



(参考文献)


石垣尚男:野球の眼、愛知工業大学研究報告 第51号 平成28年


(引用文献)


石垣尚男、樽本裕樹:野球の打撃動作の改善-ボールへの視点から-、愛知工業大学研究報告 第45号 平成22年




posted by teruMAT at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 学童野球
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