2017年08月31日
体力トレーニング(2)
検討しようとする体力要素
1)握力(筋力)
2)反復横跳び(敏捷性)
3)20mシャトルラン(持久力)
4)立ち幅跳び(パワー)
5)長座体前屈(柔軟性)
6)上体起こし(体幹部の筋持久力)
7)身長
ここで、ボール投げがないのが気になるが・・・。
結果を、次の画像に示す。
表の「順序」とは、体力トレーニングの最適年齢の順序を表す。
・男女「差」が出ている。
男子は、身長と持久力がほぼ同期する。
女子は、身長のピークより、1.5年遅れる。
同年齢でも、男女別のプログラムも必要か?
・従来のモデル(宮下モデル)よりも、最適年齢が早まっている。
・「幼児期」の発達の可能性が大きい。
今後の研究に期待したいが・・・。
(データが不足しているらしい)
この論文から、先行研究のモデルよりも、早まってきていることがわかる。
子どもは、大人のミニチュアではないし、あくまでも「個人差」もあるし、「現場の子どもたち」を「観察」し、指導していくことも大切だと思う。
子どもの身体とこころを十分理解し、指導していこう。
ボール投げも、幼児期からではないかな。
(引用文献)
大澤清二:体力トレーニング開始の最適年齢を求めて、体育の科学、Vol.63, No.3, 181-186, 2013
(参考文献)
宮下充正:体育とは何か、大修館書店、1984
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