2017年08月30日
体力トレーニング(1)
スポーツをするためには、「体力」がいる。これは、低学年の子どもにもいえる。では、「体力トレーニング」開始の最適年齢は、あるのだろうか?
文部科学省の「体力テストデータ」を用いて検討した研究がある。直近の10年間の「平均値」から体力テスト項目(種目)ごとに、「発達曲線」を求めたと言う。数値解析は、横軸に「年齢」、縦軸に「平均値」をおき、発達曲線を連続関数とする。論文では、9次の多項式で最小自乗法で求めている。この関数の極大値の前後を「最適トレーニング時期」と考えている。
従来の「発達モデル」にない、「性差」、「発育曲線の変化」を考慮すると言う。
検討しようとする体力要素
次の要素の「最適トレーニング時期」、「性差」、先行研究との比較を行い、体力トレーニングの最適年齢の順序について言及している。
1)握力(筋力)
2)反復横跳び(敏捷性)
3)20mシャトルラン(持久力)
4)立ち幅跳び(パワー)
5)長座体前屈(柔軟性)
6)上体起こし(体幹部の筋持久力)
7)身長
(2)に、つづく。
(引用文献)
大澤清二:体力トレーニング開始の最適年齢を求めて、体育の科学、Vol.63,No.3,p.181-186,2013
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