3dプリンターのトラブル　造形完全失敗レベル: 週刊？3Dプリンター活用記録

週刊？3Dプリンター活用記録

「ないものづくりエージェント」の多夢と申します。　大阪で株式会社久宝金属製作所という町工場を営んでおります。
小さな会社ですが、下請けはしていません。自社ブランド製品製造と小ロット製品の開発協力、
現場職人様やクリエイター様ご依頼の一点もの製作などに力を入れています。

自社製品の開発に3Dプリンターを活用しています。
最初は市販品やキットを使用していましたが、仕上がりに満足できず改造を重ねるうちに
「自分で作ったほうが良いな」　と思うに至り、現在は自社製品としてFDM型3Dプリンターを開発しています。

3Dプリンターはさまざまな形のものを作ることができる機械ですが、使いやすさや使い手の錬度が追いついていないと思います。

私自身苦労と工夫と実践を重ねて来ましたので、得た経験や知識や具体的な技などを共有し、
3Dプリンターの啓蒙や、お困りの方の助けになればと考えております。
もちろん、本業である　「ないものづくり」　の仕事にもつながればうれしいです。

タイトルは、自分を追い込むために付けました。　最初はネタのストックがありますので更新頻度を上げたいと思っています。

2016年03月10日

3dプリンターのトラブル　造形完全失敗レベル

3dプリンターはトラブルの多い機械です。
その中でもプリントをやり直さなければならないレベルのものは以下に分類できると思います。

1.　初期定着不良
2.　反りによる剥がれ、割れ
3.　モーターの脱調による位置ずれ
4.　樹脂の押し出し不良

何回かに分けて、それぞれの原因と対策を説明していきます。