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2019年07月23日

<第38回>実はつらい感覚鈍麻:個人の特性に合わせた教育をしてほしい

みなさまお疲れ様です。

以前少しお伝えしましたが、僕は発達障害の症状の中で、

感覚鈍麻というものがあります。

ASDの方のブログをいろいろ見ていると、感覚過敏の方の

説明は非常に多いのですが、感覚鈍麻に関しては少ないように感じます。

実は感覚鈍麻も相当な不便を抱えています。

nanchou_woman.png


感覚過敏でしたら、外出時にサングラスをかけたり、机にパーテーションを

置く、耳栓をするなどして感覚を遮断するという明確な対策を取ることができるのに対して、

感覚鈍麻は鈍い感覚を強化することが出来ないので、

それを残った五感の他のもので補うしかありません。




僕の持つ聴覚鈍麻とは、通常の難聴と違い聴力検査で異常がないのに

人の話をうまく聞き取れなかったり、音量としては十分なのに

何を言ってるか理解できないことが多々あります。

まだはっきりとメカニズムが分かっていないそうなのですが、

どうもそういう人は目の前で話している人の声と、周囲の環境音を区別すること

が苦手なようです。すべて一様な音の帯の中からいちいち抽出しないと

意味をなさないので、解読作業が毎回必要になっているのだそうです。

いつも内容を聞き返したり、理解できない様子を見せていると

相手をいらだたせてしまったり、頭の回転の遅い人だと思われることが

非常に多くなります。

子供の頃は特にそうです。

もし、聴覚鈍麻のお子さんが勉強を教わっているときに「分かったような、

分からないような顔」をしているときは、すぐに責めないでください。


必死で聞いた音の中から自分に対して言われた言葉の意味を咀嚼しているのに、

さらに理解できない勉強の話であったら、そのストレスは尋常ではありません。


僕の場合、小学校の時に進学塾の授業についていけず、

家でも父親が勉強を教えてくれていました。

しかし、はっきり言って申し訳ないのですが何の意味もありませんでした。

塾とやっていることが本質的には何も変わらなかったからです。

父親がほとんど口頭で説明するため、言葉として何を言っているのかを理解するだけで

時間がかかり、肝心のその内容を理解し始める前にキレられるからです。

もっとゆっくり進めてほしいと泣きながら頼んでも、

僕にやる気がなく頭が悪いからだと言って、机をたたいたりして毎回ヒステリーを

起こすので収拾がつきませんでした。


過去の話ではありますが、25年経った今でも恨んでいます。

10歳の子供がペンで頭皮を血が出るまでえぐったり、泣きながら指の肉を噛みちぎるのを

見ていながら、

なんで勉強の方が優先なのか、

なんで他の子供と同じやり方で、同じ結果を出せるようにならないといけないのか


他のやり方は一切認められないのか・・・

僕には猫1匹以外味方は一人もいませんでしたので、勉強中ただ時間が過ぎるのを

待つしかありませんでした。


25年前は今と違い、自閉症というと「レインマン」のような、

コミュニケーションがほとんど成立しないが、天才的な能力(サヴァン症候群)を持つ

身の回りにはほとんどいない人のことを指していました。

僕のようにやや発達が遅れていたり、理解が遅い子は皆まとめて

ただの地頭の悪い、やる気のない子というカテゴリーに入れられ、

学校でも家でもいじめられていたのです。


今は発達障害グレーゾーンという概念が認められたり、

その症状が多岐にわたることや、苦手なことがあっても

それとうまく付き合っていく方法を先駆者たちが教えてくれます。


もし今グレーゾーンのお子さんがいらっしゃる方は、

どうかすぐ怒らないでください。

過去の僕からのお願いです。

もちろん、友達を殴ったり、反社会的な行動の兆候があるときはいけませんが、

勉強に関しては、一つのやり方がダメでも、他のやり方は無限にあります。

口頭がダメなら紙芝居はだめですか?

音読が出来なくても、絵を描くことが得意ではだめですか?

なんでもできるのです。

苦手なことを克服するべきなのは、それがやればできることである時です。

生まれつき足がない人に「もっと早く走れよ!なんで他の子と同じように走れないんだ!」

と言われても、子供は何もできません。


ただ自分を責めてしまいます。

25年経ってもずっと自分を責め続けている人もいます。


こういう不幸がないように、これからも教育関係のことはたくさん発信していきます。

応援よろしくお願いいたします。


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takbusaemon
初めまして。ガチアスペのおっさんです。 微力ながらADHDやASPに悩む方の力になりたいです。 早稲田大学卒業後、銀行に就職。 マルチタスクに耐えられず挫折。 その後もしばらく自分の障害に気づかないまま迷走。 診断後、一念発起して自分の障害と向きあい、治療に専念する。 現在ある程度克服し、接客業で三年勤続。
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