自然には心を癒す偉大な力があります。
この効果は絶大です。
自然に癒され、“生きている幸せ”を感じましょう。
『自然の偉大な浄化力』 について、多摩大学大学院教授、シンクタンク・ソフィアバンク代表の田坂広志工学博士は、著書 『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』 (光文社新書) の中で、こう述べています。 (136頁〜138頁)
「 しばしば、小説や映画などでも、主人公が辛い逆境に置かれ、心身ともに疲れ果てて故郷に帰るという場面が描かれる。
そして、その故郷で、近くにある海辺に行き、その雄大な海を眺めていると、いま自分の置かれている境遇が小さなことのように思え、心が癒され、立ち直っていくという物語が、よく語られる。
たしかに、空や雲、海や湖、山や森、木々や草花、朝日や夕日、月や星など、自然の雄大さや美しさに接する瞬間、我々の心は無条件に、癒され、浄化されていく。
『大海原を眺めているだけで、心が晴れ渡っていった』
『夜空の星を眺めていると、小さな悩みが消えていった』
そういった心境は、多くの人々が体験していることでもあろう。
そして、あなたも、そうした体験を持っているだろう。
こうした自然の持つ 『心の浄化力』 は、ただ、表面的に気持ちが爽やかになり、心が洗われるようになるということだけではない。
それは、確実に、我々の無意識の世界のネガティブな想念を洗い流し、浄化してくれる力を持っている。
(中略)
もし、我々が、本当に自然の浄化力に身を委ね、無意識の世界を浄化したいと思うならば、それが空や海、山や森、朝日や夕日、月や星など、何でも良い、独り、静かに、その自然に正対し、身を委ねることである。
そして、その自然が自分の中に浸み込んでくるイメージを心に描くことである。
そのとき、静かに、ゆっくりと、新鮮な空気を深く吸い込み、深く吐き切る呼吸法を併用することが望ましい。」
前述した、“気の呼吸法”を実践し、自然が自分の中に浸み込んでくるイメージを心に描きましょう。
向き合う自然は、近くの公園の木々や草花でも構いません。
大切なことは、その自然と 『正対する』 ことです。
私は毎日近くの運動公園に行き、松の大木に抱きついています。
エネルギーをもらっています。
元気が出てきます。
あなたもぜひ、試してみてください。
作家・経営コンサルタントのスティーブン・R・コヴィー博士は、全世界三千万部超の大ベストセラー著書 『7つの習慣』 (訳者 ジェームズ・J・スキナー 川西 茂 キングベアー出版) の中で、自然から受ける恩恵について次のように述べています。 (440頁)
「 自然の中に入って再新再生される人もいるかもしれない。
自然に接することにより、人は大きな恩恵を授かることができる。
都会の雑音と雑踏から逃れ、自然の調和がとれたリズムの中に自分の身を任せると、再新再生された状態で帰って来ることができる。
やがてまた、都会の雑音と不調和に徐々に侵され始めるが、しばらくの間は、何があっても揺るがない平穏が保たれることだろう。」
自然は人を再生する力を持っています。
心を穏やかにしてくれます。
心を癒す偉大な力があります。
自然に親しみましょう。
(結論)
『自然の偉大な力に癒され、生きている幸せを感じましょう。』
『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』 (著者 田坂広志 光文社) https://amzn.to/3oASd0A
『7つの習慣』 (著者 スティーブン・R・コヴィー 訳者 ジェームズ・J・スキナー 川西 茂 キングベアー出版)
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