著名な文芸評論家の小林秀雄氏(1902〜1983)は
『読書について』 (中央公論新社)
の中でこう述べています。 (21頁〜22頁)
「 書物の数だけ思想があり、
思想の数だけ人間が居るという、
在るがままの世間の姿だけを信ずれば足りるのだ。
何故人間は、
実生活で、論証の確かさだけで人を説得する不可能を承知し乍ら、
書物の世界に這入ると、
論証こそ凡てだという無邪気な迷信家となるのだろう。
又、実生活では、
まるで違った個性の間に知己が出来る事を見乍ら、
彼の思想は全然誤っているなどと怒鳴り立てる様になるのだろう。
或は又、
人間はほんの気まぐれから殺し合いもするものだと知ってい乍ら、
自分とやや類似した観念を宿した頭に出会って、
友人を得たなどと思い込むに至るか。
みんな書物から人間が現れるのを待ち切れないからである。
人間が現れるまで待っていたら、
その人間は諸君に言うであろう。
君は君自身でい給え、と。
一流の思想家のぎりぎりの思想というものは、
それ以外の忠告を絶対にしてはいない。
諸君に何んの不足があると言うのか。」
人の数だけ思想があり、
思想の数だけ使命があります。
大衆に向けて、積極的にポジティブ情報(有益情報)を発信しましょう。
それが、モチベーションになります。
生きがい(生きる意味・生きる価値・人生の目的)になります。
私は衆生にとって良かれと思って情報を発信しています。
これは、私の内なる声によるものです。
良識によるものです。
あなたも、積極的に有益情報を発信してください
『人の数だけ思想があり、
思想の数だけ使命がある。
それだけを知れば足りるのだ。
諸君に何の不足があるというのか。』
『読書について』
(著者 小林秀雄 中央公論新社)
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