私が、
『異次元は存在する』
と言えば、あなたは、
『何バカなこと言ってんの、異次元なんてある訳無いじゃん』
と思うのではないでしょうか?
その気持、よくわかります。
私もかつて、そう思っていましたから。
素粒子物理学・ひも理論・宇宙論の専門家でハーバード大学教授のリサ・ランドール博士は、著書
『NHK 未来への提言 リサ・ランドール 異次元は存在する』
(著者 リサ・ランドール+若田光一 NHK出版)
の中で、
異次元について、こう述べています。
「人間が5次元世界を実感することはできませんが、わたしは存在すると信じています」(8頁)
「残念ながら、人間がこの5次元世界を感じることはできませんし、行くこともできません。
わたしたちの住むこの宇宙は、3次元の膜のようなものの上に貼りつけられているからです。
わたしたちはその3次元の膜にぴったりと貼りついていて、そこを飛び出して5次元世界に入っていく方法はないのです。
そう、たとえ、あなたがスペースシャトルで宇宙のどこまで行っても、5次元世界に出ることはできません。
しかし、たとえ直接出ていって探索はできなくても、5次元世界は確かに存在していて、わたしたちの暮らす3次元世界に驚くような影響を与えている可能性があるのです。」(10頁)
「わたしが提唱する高次元世界というのは、本当に矛盾のない科学的な事実に思えるということです。
わたしたちにはそれが見えませんが、そういう異次元世界がわたしたちの3次元世界のずぐそばにあると考えられるのです。
5次元世界が本当に存在するかどうかを確かめることはまだできませんが、だからといって存在しないという理由にもならない。」(18頁)
「これまでの科学者たちは、みな5次元世界はあるかもしれないが、非常に微小だから目に見えないのだと考えてきました。
でもそれでは物理的に説明のつかないことがいろいろとありました。
そんななか、わたしたちが研究を重ねて導き出した5次元世界の形は、これまで考えられてきた5次元世界とはまったく異なるものでした。
それは、非常に特殊な性質をもっていて、かなり極端にねじ曲げられた時空だったのです。
そして同時に、観測できないほど大きく、無限の広がりをもつ可能性があることも発見しました。」(21頁)
「『宇宙にはいくつもの秘密がある。
空間の余剰次元もそのひとつかもしれない。
もしそうなら、宇宙はその別の次元を人目に触れさせないように、そっと包み隠してきたわけだ。』(【ワープする宇宙】より)」(28頁)
「さまざまな動きを注意深く眺めてみると、根本的な原則が見えてきて、まったく無関係にみえる物事が互いに結びついているということがわかります。
それはわたしたちの物の見方・捉え方のいちばん根底となるものなので、ひとつの概念であり、解き明かすべき難問ともいえます。
そういう意味で、宇宙や物理はわたしたちの世界の最先端に位置し、まさにそこから進歩していく場所だと思うのです。」(32頁〜33頁)
「宇宙には観測可能なもの以外に想像を絶するほど多くの事象が存在することを改めて強く感じ、宇宙の神秘に対して、畏敬の念を抱きます。」(69頁)
「異次元世界について考えれば考えるほど、現時点でのわたしたちの知識がどれほど限られたものであるかを実感させられます。
でも同時に、まだ明らかになっていない宇宙に存在しうる事象は、どれほどわたしたちの胸を躍らせることになるのだろうかと想像が膨らみます。
宇宙は、わたしたちが考えているよりもはるかに大きく豊かで、変化に富んでいるのではないかと思います。」(70頁)
現在、5次元の存在を科学で証明することはできませんが、
異次元は確実に存在していると、
私は確信しています。
成句に、こうあります。
『天に眼』
『天の配剤』
『天道様はお見通し』
『天網恢恢疎にして漏らさず』
頭をグニャグニャに柔らかくして、
視野を広げましょう
『NHK 未来への提言 リサ・ランドール 異次元は存在する』
(著者 リサ・ランドール+若田光一 NHK出版)
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『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』
(著者 リサ・ランドール 監訳者 向山信治 訳者 塩原通緒 NHK出版)
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