『世界平和』
と
『人類の幸福』
を実現させるために日本人である私たちが主導しましょう。
東京女子大学初代校長で旧五千円札の肖像にもなった新渡戸稲造博士は、著書
『武士道』
(岬 龍一朗=訳 PHP文庫)
の中で、
『武士道が長い年月をかけて営々と“活力”を築き上げてきた』
として、こう述べています。
(172頁〜174頁)
「 日本に荒波のように押し寄せてきた西洋文明は、
すでにわが国古来のあらゆる教義の痕跡を拭い去ってしまったのだろうか。
一国の国民の魂がそんなにも早く死滅するとあれば、
それは悲しむべきことである。
外国からの影響にいともたやすく屈服してしまうとなれば、
それは貧弱な魂だったといわねばなるまい。
国民性を形成する心理的要素の集合体が、
固く結びついて離れないのは、
『魚のひれ、鳥のくちばし、
食肉獣の牙のように、
その種に欠くことのできない要素』
と同様である。
皮相な独断に満ちているル・ボン(フランスの社会心理学者)が、
その著作の中で、
『知性による発見は人類共有の遺産だが、
性格の長所や短所はそれぞれの国民が継承する特有の遺産である。
それは何世紀にもわたって日夜、
海水で洗われ、
ようやく表面の粗さがとれた固い岩のようなものである』
と述べているのは適切である。
もしそれぞれの国民が独自に継承する
『特有の遺産』
に長所や短所があるとすれば、
それは十分に考察に値する。
(中略)
武士道が日本国民、
とりわけサムライに刻みつけた性格は、
『種族にとって欠かすことのできない要素』
を構成しているとはいいがたいが、
それでも武士道が持ち続けている活力については疑う余地はない。
仮に武士道が物理的な力にすぎなかったとしても、
過去七百年の間に営々と築き上げてきた勢いを、
いとも簡単に停止することなどありえないであろう。
たとえそれが遺伝によってのみ継承されたとしても、
その影響は確実に広大な範囲に広がっているはずである。」
私たちには、
武士道が営々と築き上げてきた “活力” があります。
金銭至上主義とは一線を画す品格があります。
世界均質化のグローバリズムに呑み込まれることなく国家の品格を保ち、
世界に範を垂れることが人類への貢献となります。
これについて、
お茶の水女子大学名誉教授でエッセイストの藤原正彦理学博士は、
大ベストセラーの著書
『国家の品格』
(新潮新書)
の中でこう述べています。
「 現在進行中のグローバル化とは、
世界を均質にするものです。
日本人はこの世界の趨勢に敢然と闘いを挑むべきと思います。
普通の国となってはいけないのです。
欧米支配下の野卑な世界にあって、
『孤高の日本』
でなければいけません。
『孤高の日本』
を取り戻し、
世界に範を垂れることこそが、
日本の果たしうる、
人類への世界史的貢献と思うのです。」(6頁)
「 日本は、
金銭至上主義を何とも思わない野卑な国々とは、
一線を画す必要があります。
国家の品格をひたすら守ることです。
経済的斜陽が一世紀ほど続こうと、
孤高を保つべきと思います。
たかが経済なのです。
大正末期から昭和の初めにかけて駐日フランス大使館を務めた詩人のポール・クローデルは、
大東亜戦争の帰趨のはっきりした昭和十八年に、
パリでこう言いました。
『日本人は貧しい。
しかし高貴だ。
世界でどうしても生き残って欲しい民族をあげるとしたら、
それは日本人だ』
日本人一人一人が美しい情緒と形を身につけ、
品格のある国家を保つことは、
日本人として生まれた真の意味であり、
人類への責務と思うのです。
ここ四世紀間ほど世界を支配した欧米の教義は、
ようやく破綻を見せ始めました。
世界は途方に暮れています。
時間はかかりますが、
この世界を本格的に救えるのは、
日本人しかいないと私は思うのです。」 (191頁)
日本人は世界の有識者から高く評価されています。
そして、期待されています。
ウエルビーイング分野の第一人者であるディーパック・チョプラ博士は、著書
『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』
(訳・解説 渡邊愛子 フォレスト出版)
の中で、
日本への期待を次のように述べています。 (1頁〜2頁)
「 私は1980年代後半に、
企業幹部の方々や、
一般の大勢の人々に瞑想をお教えするために何度か日本を訪れたものでした。
その際、
世界中の人々がみな似通っていて、
同じような熱望や憧れ、
特徴を持っている中で、
日本文化にだけは何か特有なものを感じていました。
それは座禅・武士道などといった古来の知恵や伝統と、
現代の科学技術における華々しい成果との絶妙な組み合わせでした。
(中略)
日本には先のような古来の文化に基づいた知恵があります。
それが媒体や娯楽、書籍、
情報技術などの現代技術と組み合わされば、
高い意識を持った人々の数を増大させて、
クリティカルマス(物事が劇的に広がり、定着するために必要な最低人数)に達し、
世界中を癒すことができるはずです。
(中略)
日本はすでに技術において世界をリードし、
最前線にいますが、
意識の面においても、
人類を知恵に基づいた文明の惑星へと導く指導的役割を果たすことになるでしょう。」
日本人に熱い期待を抱いているのはチョプラ博士だけではありません。
バイオテクノロジーの世界的権威である元筑波大学名誉教授の村上和雄博士(1936〜2021)は、著書
『アホは神の望み』
(サンマーク出版)
の中で、
法王ダライ・ラマ十四世が日本に期待している旨を次のように述べています。(168頁〜170頁)
「 そのダライ・ラマ法王が私の手を握って、
こういったことがあります。
『二十一世紀は日本の出番ですよ』。
日本の何が出番かといえば、
高い経済力や科学技術力をもちながら、
欧米のように自然を敵対や克服の対象とはせず、
むしろ自然を敬い、
その中に溶け込むようにして自然とともに何千年も暮らしてきた日本人のおだやかで調和的な精神や文化。
それこそが、
この混乱と不安に満ちた世界に必要だと法王はいうのです。
(中略)
そんな日本こそがこれからの世界にもっともっと貢献して、
世界に役立ち、
世界を助け、
世界とともに喜ぶような国になってほしい
――その思いを法王は
『出番だ』
と表現したのだと思います。」
一般財団法人 育生会横浜病院 院長の長堀 優博士は、著書
『いざ、霊性の時代へ 〜日本が導くアセンションへの道〜』 (でくのぼう出版)
の中で、
世界を導く鍵は霊性復活と自然回帰だとして、
次のように述べています。
(265頁)
「 新型コロナウィルス感染を契機とする全世界の大掃除と建て替えは、
天の揺るがぬ意思であるのでしょう。
霊性復活と自然回帰という今回のパラダイムシフトにおける日本人の役割はたいへんに重要です。
アセンションへの道は、
日本人が拓き、
そして導くのです。
もう後戻りはできません。
新しい社会の実現は、
ひとえに私たちが希望を共有できるかにかかっています。
私たちは、
子どもや孫たちの世代のためにも、
希望を胸に、
強い覚悟をもって前に進しかないのです。」
日本が世界を導く鍵は、
『霊性の復活』
と
『自然回帰』
です。
自己意識を向上させ、
自然を崇拝し、
愛し、
感謝しましょう。
私たち日本人が世界を導きましょう。
ということで結論はこうなります。
(結論)
『世界平和』と『人類の幸福』 の実現は、私たち日本人が主導します。
『日本人よ、立ち上がれ!』
『いま、拠ってたつべき “日本の精神” 武士道』
(著者 新渡戸稲造 訳者 岬龍一郎PHP文庫)
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『国家の品格』
(著者 藤原正彦 新潮新書)
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『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)
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『アホは神の望み』
(著者 村上和雄 サンマーク出版)
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『いざ、霊性の時代へ〜日本が導くアセンションへの道〜』
(著者 長堀優 でくのぼう出版)
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