春は、必ずくる

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お店は開けたものの、仕事がしたくない。
電話がなろうものなら、「え〜！！！電話くれるな」と心でつぶやく。

だからきっと電話の声も無愛想になっているに違いない。

お客さんには何の罪もないし、大切にしなければいけない相手。
それなのに一方的な気分だけの対応でごめんなさい。

最近こんな日が多くなった。

ここにきて更年期でもあるまいに。
とっくに過ぎてるお年だし。

何故か、爺さんがいない日に症状が重くなる。

今日もデイサービスに行ってて留守。
それをいいことに、ぐーたら過ごしてしまう。

お客さんがいないとたれパンダそのもの。

何もしたくない
１ミリも動きたい
ご飯も食べたくない・・・いや、ご飯は食べる

そんな風に日がな一日過ごし。。

なのに爺さんが帰る頃になると、がぜんエンジンがかかりだす。

朝からためてた洗い物をし、ご飯の支度とフル回転。

こんなに動けるじゃないとか思いながら。
しょうがなくという部分も多大にあるのですが。

爺さんが帰ると同時に、「はい、ご飯ですよ」とセッティング。
一日のグータラぶりは微塵も見せない早業。

私ってすごい！なんて。

これって爺さんがいなかったらシャキッとしないままだわ、きっと。
人って楽な方に流されていくって言うし。

ストッパー役がいないと、流されるがままどこかに行ってしまいそう。
日本海でぷかぷか浮いているかもー。

そういう意味では、私には爺さんが必要なんだろうな。


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