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2020年10月25日

酸化:銅とマグネシウム、似ているようで違う?

こんにちは、YOSHIOです。
今回は化学変化の2回目、酸化のポイントです。
1回目の化合と同じように、
ポイントを絞ってまとめていきます。


まずは復習から。
酸化とは、物質が酸素と結びつく反応で、
酸化によってできた物質酸化物と言います。

では、早速例を扱っていきましょう。


例)銅を加熱して空気中の酸素と反応させると、
酸化銅ができる。


henka3.jpg

(1) 物質を化学式に
反応したもの銅:Cu  酸素:O
発生したもの酸化銅:CuO

酸化は、基本的に金属と酸素の反応であることを押さえておきましょう。


(2) 化学反応式
CuO2 → CuO

銅Cuと酸化銅CuOの前に2を付けて数合わせします。



(3) 反応のポイント (4) 他のポイントは、理由あって後ほど。

今回は、酸化の例をもう1つ。

例)マグネシウムを加熱して空気中の酸素と反応させると、
酸化マグネシウムができる。


henka4.jpg

(1) 物質を化学式に
反応したものマグネシウム:Mg  酸素:O
発生したもの酸化マグネシウム:MgO

酸化は、基本的に金属と酸素の反応であることを押さえておきましょう。


(2) 化学反応式
MgO2 → MgO

銅の酸化と同じで、
マグネシウムMgと酸化マグネシウムMgOの前に2を付けて数合わせします。


(3) 反応のポイント
銅とマグネシウム、同じ酸化でも、
激しさに違いがあります。

銅は、加熱によって酸化しながら黒くなるだけですが、
マグネシウムは、酸化しながら光や熱を発しながら反応します。
このように、光や熱を発しながら酸化する変化を、燃焼と言います。


(4) 他のポイント
注意しておきたいポイントは、酸化物の色です。

henka5.jpg

上図にも付きで色を加えました。
金属を酸化させた時の色は黒がほとんどなので、
酸化マグネシウムの白はとても珍しいです。
黒と間違って覚えないように注意しましょう。



では、酸化のポイントは3つ。
@ 化学式が違うだけで反応式の作り方は同じ
A 燃焼は、光や熱を発して酸化する化学変化
B 酸化銅は、酸化マグネシウムは



物質が銅とマグネシウムが異なるだけで、
共通点が多い酸化をまとめてみました。

…が、マグネシウムは、
燃焼という激しい反応・酸化物が白色
というテストに出やすいポイントがあったので、
押さえ間違いがないように覚えてくださいね。

特徴の違いに注意しながら、
化学変化・酸化、頑張ってみませんか?


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YOSHIO
15年近く塾などで勉強を教えてきて身に付けたことを、 ブログを通して伝えられたらと思い、投稿を始めてみました。 主に苦手な子が多い中学理科を基本から分かりやすく、ポイントを伝えていけるよう勧めていきたいと思っています。
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