これら2つのアプリは、英会話をするために必要な基礎力と、実践力を見につけるために開発しました。いずれも口頭英作文(瞬間英作文)をすることにより、日本語⇒英語の回路を作ることを目的にしています。
※アプリの紹介はこのページの下部にあります。
「分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜」の内容をご紹介しています。
分かる! 英作文 〜中学基礎文法〜
「12 副詞」
※アプリと表記が異なるので、一部加筆修正しています(アプリでは日本文をタップすると英語が表記されるので、口頭英作文はアプリで練習することをお勧めします)
副詞は、主に日時や場所、頻度、様態(行動のありさま、状態、様子)などを表します。例えば「とても(very)」「今日(today)」「京都で(in Kyoto)」「注意深く(carefully)」などです。
これらは、主語や述語といった文の骨組みにはなりませんが、動詞や形容詞、その他の副詞、文全体などを修飾し、文の持つ意味をより明確に伝える重要な役割を果たします。
副詞を置く位置は明確に決まっていませんが、一定の規則みたいなものがあります。主だったものだけ覚えれば、あとは使ううちに慣れてきます。順にやってみましょう。
●Tomはとても速く泳いだ。
Tom swam very fast.
副詞veryが副詞fastを修飾、fastは「速く」という様態を表し、動詞swamを修飾
副詞は原則として修飾する語のできるだけ近くに置きます。また、fast、hard(懸命に)、 slowly(ゆっくりと)など様態を表す副詞は原則、動詞の後ろに置かれます。
●私は彼をとてもよく知っている。
I know him very well.
程度を表わす副詞veryが様態を表わす副詞wellを修飾、wellは動詞knowを修飾
●私はKenと昨日会った。
I saw Ken yesterday.
時を表す副詞yesterdayが動詞sawを修飾。時を表す副詞は文末に置かれやすいが、Yesterday, I saw Ken.など文頭に置くこともできる。seeは会う場合にも、単に姿を見ただけの場合にも使う(meetはやや改まって「会う」)
●私は彼女と昨日、東京で会った。
I saw her in Tokyo yesterday.
場所を表す副詞句(句は、複数の語のかたまりで意味を成す)in Tokyoと、時を表す副詞yesterdayが動詞sawを修飾
●私の父はよく公園で走る。
My father often runs in the park.
頻度を表す副詞often、場所を表す副詞句in the parkが動詞runsを修飾
場所を表す副詞句は、on the desk, in Tokyo, at the gateなど、たいてい「前置詞+名詞」で表現されます。
頻度を表す副詞は、always(いつも), normally(通常は), usually(たいてい), often(たびたび), sometimes(時々)、never(決して〜ない)の順で頻度が下がり、原則、動詞の前(be動詞の場合は後ろ)に置かれます。
●彼は平日はいつも忙しい。
He is always busy on weekdays.
alwaysは頻度を表す副詞。on weekendsは時を表す副詞句(複数の単語で意味を成す)で文末に置かれることが多い
時を表す副詞句、in the morning(朝に), at noon(正午に), every day(毎日), last night(昨夜)などは、たいてい文末に置かれます。
●彼女は英語をゆっくりと話した。
She spoke English slowly.
様態を表わす副詞slowlyが動詞spokeを修飾
●この本はとても面白い。
This book is very interesting.
程度を表わす副詞veryが形容詞interestingを修飾、形容詞を修飾する副詞は原則、形容詞の前に置かれる
●私は2日前にそこへ行った。
I went there two days ago.
there, two days agoは副詞(句)。一般的に文末に向かって場所、時の順に置かれる。副詞thereは、to(at) that placeという意味で前置詞要素を含むので、went to thereとしない
●彼は昨年、東京で一生懸命働いた
He worked hard in Tokyo last year.
hard, in Tokyo, last yearは全て副詞(句)。一般的に副詞は、様態(hard)、場所(in Tokyo)、時(last year)の順に置かれる
最後の例文などの簡単な文を覚えることで副詞のだいたいの位置関係を掴んでおくと良いですよ。
それでは次回!
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