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フィギュアスケート・ＧＰシリーズ第４戦スケートアメリカ最終日（１４日＝日本時間１５日、米国・ポートランド）女子フリープログラムが行われ、ＳＰ２位の村上佳菜子（１６）＝中京大中京＝が合計１６４・９３点で初優勝を飾った。村上は、シニアデビューのシーズンでＧＰファイナル進出を決めた。

　村上はフリーで冒頭の連続３回転ジャンプを決め勢いに乗ると、３つめのジャンプが１回転になるミスもあったが、ＮＨＫ杯で乱れた着地は全て決め、自己ベストとなる１１０・１８点を獲得した。

　ＳＰ４位のレイチェル・フラット（米国）がフリーで１位の１１１・８４点を獲得し合計で２位。ＳＰ１位のカロリーナ・コストナー（イタリア）はフリーで６位と失速し３位に終わった。

　村上はＧＰシリーズの上位６人が出場できるＧＰファイナル（１２月９日開幕、中国・北京）への進出が決定。シニアデビューのシーズンでファイナル進出は安藤美姫、浅田真央に続く快挙となった。

　アイスダンスはメリル・デービス、チャーリー・ホワイト組（米国）が制し、キャシー・リード、クリス・リード組（木下工務店ク東京）は７位だった。

村上佳菜子

「優勝が決まったときはびっくりして、本当かどうか分からなかった。優勝できてうれしいが、課題はいっぱい。でも自信はついたと思う。次に優勝するときは、ほかの選手がパーフェクトな演技をした中でしたい」