2012年01月03日
紅白、ミタ超えた41.6% No.1死守
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昨年大みそかの「第62回NHK紅白歌合戦」の平均視聴率が2日、ビデオリサーチから発表され、関東地区では第2部で41・6%を記録。12月21日放送の日本テレビ系連続ドラマ「家政婦のミタ」最終回の同40・0%を僅差でかわし、昨年の視聴率NO・1を死守した。東日本大震災の復興支援をテーマにした構成で、福島地区で47・5%を記録するなど被災地で高視聴率を獲得したことが“勝因”となった。
ドラマ視聴率で今世紀最高を記録したミタとの“注目対決”は、62回の歴史を誇る国民的音楽番組に軍配が上がった。
昨年のNHK紅白歌合戦は関東地区第1部(前半)で35・2%と一昨年の35・7%から0・5ポイント減だったが、第2部(後半)で41・6%を記録。一昨年の41・7%に0・1ポイント差と迫る勢いを見せた。
その要因として、東日本大震災の被災地で視聴率が伸びたことが挙げられそう。仙台、福島地区の第2部でそれぞれ47・0%(前年比6・7ポイント増)、47・5%(同7・5ポイント増)を記録した。
後半は復興活動に当たる自衛隊員を励まし続ける長渕剛(56)が、出場歌手では唯一となる被災地、宮城・石巻市からの中継で「ひとつ」を熱唱。岩手・陸前高田市出身の千昌夫(64)、福島・郡山市の西田敏行(64)が出場し、白組司会の嵐は東北応援企画で、復興へのメッセージを届けた。
同局エンターテインメント番組部の古谷太郎部長は「とりわけ仙台、福島地区の多くの皆さんがご覧いただくことになりました。大変感謝しています」とコメントした。
昨年の紅白は開始時間を一昨年の午後7時半から15分繰り上げてスタート。出場歌手は44組から55組に増えた。前半は人気子役の芦田愛菜&鈴木福(ともに7)が登場。歌手の絢香(24)が2年ぶりに紅白に復帰し、韓国からは少女時代、KARA、東方神起の3組が登場。米人気歌手、レディー・ガガ(25)もビデオ出演で盛り上げた。
古谷氏は今回の視聴率について「歌手のみなさんの全身全霊を込めた歌唱により、ひとつひとつのシーンが例年にも増して感動的に伝わったと考えます。『あしたを歌おう。』という今回のテーマがしっかりと視聴者のみなさんに届いたと思います」と総括していた。
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