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大みそかのＮＨＫ「紅白歌合戦」への初出場を決めたシンガー・ソングライター植村花菜（２７）が２日、大阪市北区のシアター・ドラマシティで、「Ｍｙ　Ｆａｖｏｒｉｔｅ　Ｓｏｎｇｓ」と題した全国ツアーの大阪公演を開いた。

　兵庫県川西市出身の植村にとって、約半年ぶりの単独地元凱旋（がいせん）公演。ファンから「おめでとう」と祝福の声が飛ぶと「ありがとう。みんな、紅白決まったよ〜」とガッツポーズ。鳴りやまない拍手の中、「みんなでバンザイする？」と自ら提案し、約９００人のファンと万歳三唱。少し照れくさそうにしながらも、満面の笑顔がはじけた。

　大ブレークのきっかけになった「トイレの神様」は、２００６年９月６日に８３歳で他界した祖母・和嘉さんへの思いを込めた９分５２秒の大作。植村は紅白でも同曲を歌うことが確実視されている。

　同曲はもともとミニアルバム「わたしのかけらたち」の収録曲だが、１１月２４日にシングルとしても発売され、１日付オリコンチャートで自身最高の１２位を獲得。また、同曲は「着うた」週間ランキングでも、１１月２４日付で前週の６７位から８位に急上昇。１日付で４位を記録するなど、“紅白効果”は早くも数字となって表れている。

　植村は１日に実家を訪れ、祖母の仏前で紅白出場を報告。「おばあちゃん、紅白決まったよ。年末の大舞台でしっかり自分の歌が歌えるように見守って見ていてね」と語りかけたという。４日には、祖母のお墓参りにも行く予定だ。

　この日は、「トイレの神様」を含む全１８曲を披露。トークでも地元ファンとの交流を楽しんだ。３日も同所で。