2010年07月27日
“夏男”松井秀、本領発揮の2試合連発!
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エンゼルス−レッドソックス(26日・アナハイム)右翼席に伸びた松井秀の打球は、身を乗り出して捕球を試みたファンの手からこぼれてグラウンド内へ落ちた。ビデオ判定にはなったが、打った本人はベンチで泰然としていた。「(本塁打の判定は)変わらないだろうなと思っていた」。それだけの手応えはあった。
八回2死一塁から、元阪神の右腕アッチソンが懐に曲げてきた球を振り抜いた。前日までの遠征6連戦で3本塁打6打点。“夏男”の本領を発揮するような勢いにも「特別何かを変えたわけじゃない」。好不調の波に流されることなく打撃を磨き「少しずついい対応ができている」と地に足の着いた言葉を続けた。
仕留めたのはフルカウントからの7球目だが、攻防の分岐点は2ボール2ストライクからの5球目だろう。外の変化球に「際どいところだから手を出した」。それも強振せずファウル。次のボール球を見送り、形勢を自分優位へと動かした。
三回には6戦連続の安打を左前へ。八回の一撃では1点差に詰めたが、九回に突き放されたチームは地区3位に後退し、首位レンジャーズとのゲーム差は今季最大の7・5に開いた。「負けられない試合が続いていく。一戦一戦全力でやるだけ」。敗戦をベンチ最前列で見届けた表情に、もどかしさが募った。
【15秒バージョン】
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