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男子ゴルフの「サン・クロレラクラシック」は２９日から４日間、北海道・小樽ＣＣ（７４７１ヤード、パー７２）で開催される。前年覇者の石川遼（１８）＝パナソニック＝は４日間で１６ホールあるロングホール（パー５）を、すべてバーディー以上とする“小樽完全制圧”での大会連覇に挑む。石川は予選ラウンドで上井邦浩（２７）、高校の先輩・薗田峻輔（２０）と同組で回る。

小樽のパー５“完全制圧”で石川が大会連覇に挑む。

「パー５は距離が長いので難しいとは思うが、ティーショットをいいところに打ってアドバンテージを取りたい。もちろん『３』（イーグル）は意識してやりたい」

　昨年は４日間で１６ホールあるパー５で１イーグル、１４バーディー。通算１７アンダーで優勝した。数字だけをみれば、パー５でのスコアが優勝に直結したと言ってもいい。昨季１５個奪ったイーグルは今季まだ３個だが、海外経験を積み「海外の選手を見て、イーグルは可能だと思えるようになった」と自信もつけた。

　課題はパッティング。前週の「セガサミーカップ」第２ラウンドからクロスハンドグリップに変えたが、結果に結びついていない。練習グリーンでは約２メートルの距離にまっすぐに紐を立て、スクエアに構えてまっすぐボールを出していく練習を約４０分間繰り返した。予選ラウンドは杉並学院高の先輩・薗田と同組。薗田と回ったこの日の練習ラウンドは突然の大雨で６ホールで切り上げたが、予選では初となる同組でモチベーションも高まっている。