2010年03月05日
清水が涙の現役引退「幸せなスケート人生」
スピードスケート男子500メートルの長野冬季五輪金メダリスト、清水宏保(36)=コジマ=が5日、地元の北海道帯広市で現役引退の記者会見を開き、「本当に幸せなスケート人生を送れた」と涙ながらに語った。
清水は一番の思い出に長野五輪を挙げ「金メダルを絶対に取らないといけない状況は本当に苦しかった。重圧の中で結果を残せた達成感は何物にも替え難い」と話した。
昨年末のバンクーバー五輪代表選考会で5度目の五輪出場を逃した時点で引退を決めたという。その五輪では長島圭一郎や加藤条治(ともに日本電産サンキョー)がメダルを獲得。「僕のサインを持っているような世代が活躍して、やってきたことが間違いじゃなかったと思った」と感極まり、「僕が仮に出ていたとしてもメダルに届く実力はなかった」と認めた。
今後については「スケートの楽しさを伝えたい。五輪を目指す人にアドバイスできる立場になれれば」と話したが、「指導者になるとは決めていない」と付け加えた。
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