患者さまからの感謝の言葉（臨床検査技師編）

さん、採血しますね】
【この椅子に腰かけてください】
【はい…】

【どちらか袖をまくってもらえますか】【え？右か？】

【いえ…決まっていません。】
【痛くせんといて】【頑張ります】

(大の男が…痛くせんといて)って本当に笑えます

今は頑張りますとしか言えない。
(どう針を刺してもチクリと痛いものです)
【えっと。血管細いんですね】
【ぷくっと出ませんね】

【もしかして血圧低いんですか】
【血圧と血管と何か関係あるんか】
【大いに関係ありますよ…】

【あと、普段腕の力使ってますか】
【あんまりないな】
【腕しっかり使ってたら血管も発達してくるんですよ…】
【そんなもんか】

通常男性患者さんの採血は血管がぷくっと出ててやりやすいんですよね

でも…
この患者さん…

腕だけは太いけど
パンパンではなく
プヨプヨっぽい感じなんですよね

腕まわりが脂肪でコーティングされてるようだ

痛くせんといて言うくらいやから失敗したら何か言われるんやろうな…

腕は全滅… 全く血管ぷくっとしませんでした

結果として…
手の甲(手背)からやりました

ここらは脂肪のコーティングは薄いため
一発で仕留めたのでした

難しい血管さておいて…文句の多い患者さんは本当に嫌ですね…

早く通りすぎるしかないだろう

そんなやり取りあったエピソードでした

Posted by との菌 at 05:11 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月29日

バンドしてるから…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

先日、心臓外科で開胸手術を受けられた患者さんとの話…

【最近、胸の傷の痛みはどうですか】
【胸バンドしてるから大丈夫です】
【でも息がしずらくて…】

【そうですよね。】【先生からきつく締め付けるように言われてるから…】

胸バンド…
名称：バストバンド
マジックテープで止めるタイプのバンドで一本幅のものと二本幅のものがある

この男性患者さんは心臓の僧帽弁狭窄症の診断で入院されていてＭＶＲという手術を受けられています

MVR：僧帽弁人工弁置換術

昔タバコを吸われていたためこんな時に痰が出てきます

健康ならいとも簡単に咳き込んで痰を出せるのに…

胸の傷の痛み

バンドの締め付けにて

本当に簡単に痰が出せないんです

ハッフィング
呼吸リハビリにて指導する方法でハッフィングがある

咳き込んだらしんどいため…

はーはーはっ
冬場にはーっとすると白い息が目立つ

そのやり方で喉を潤し痰をあげる

そして【はっ】です
うまくできるようになれば疲労感はずいぶん減るだろう

人は新しい酸素を十分吸い込むことで覚醒し元気がでる

痛みバンドの締め付け痰咳き …

本当に元気がでないのがわかります

がっさり斬ってる胸骨がしっかりくっつくまでは…

【頑張って】
息しずらいだろうけど

【頑張って】
のりきってください

これしか言えない…今日この頃です

Posted by との菌 at 08:59 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月28日

車椅子用の体重計…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日も理学療法士の先生方と入院患者さんのリハビリをすすめています

【車椅子用の体重計】で体重を測る患者さんの姿をみる

病院には車椅子が数多くあります

その一台一台の背面には【19.7kg】などの記載が黒マジックで書かれています

歩行が困難な患者さんの体重を測るときにあらかじめ重さがわかっている車椅子に乗りながら…

車椅子用の体重計に乗るんです

【お疲れさまです】 (廊下で車椅子ごと体重を測ろうとされるスタッフと患者さんがいました)

【あっ、お疲れさまです…】
【台の上にあがるんですか？】
【はい…】

(体重計は決してフラットではない…ある程度勢いよく台にあがらなければいけない)

【手伝いますね】
【ありがとうございます】

【…】
【69.7kgですね】

このように…
患者さんが立位を保てないくらい足腰が不安定な場合

車椅子ごと測って重さを差し引いた方が無難だろう…

私たちスタッフは決して患者さんを怪我させてはいけない

出来る限り危険は回避しないといけない

事故が起こると…
【なんでそうなったのか…】理由を述べないといけない

でも理由なんてないに等しいだろう

大半がちょっとした不注意だから…

最悪な状態(患者さんの怪我)は避けないといけないと感じるエピソードです

余計な怪我されると面倒です…

注意注意…

Posted by との菌 at 05:16 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月27日

最近、多い病気やな…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

日常では理学療法士の先生方と入院患者さんの運動リハビリをすすめています

【最近、多い病気やな…】それが印象です

その多いと感じる病気とは…

【大動脈解離】という病気でリハビリされている入院患者さんにも該当者はいます

大動脈解離もその中でも細かな分類がされています…

stanfordＡ型
stanfordＢ型
です

大動脈は動脈という太い太い血管の3層の壁の隙間から剥がれていくのです

本来血圧の高い人が多い印象…

そして高い血圧で大動脈は剥離を始めるだろう

一度剥がれ始めるとどんどん剥がれていくことになる

その時の痛みは凄まじい…

今は手術療法よりは温存療法が多い印象です

また医師からの指示は運動前後の血圧を

～

というように幅を持たせて数値を安定化させています

動脈の層が一枚剥がれた状態ですが温存することで回復を待ちます

そう考えると…
血圧は最適な数値にしなければならないでしょう

【

さん、今痛みは…どうですか】
【もう以前のような痛みはないですか】
【はい、今は先生の指示通り血圧安定化を測ってますから大丈夫そうです】

【本当に大変でしたね…】
【この痛みはなった人しかわからないですからね】

【もうこりごりや】
言葉で表すと
【激痛】しかないか

お大事にしてくださいね

Posted by との菌 at 05:05 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月26日

激ヤセした理由…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

採血でお逢いした患者さんとの話…
【激ヤセした理由】

さて、先日採血早出の担当をしていました

【

さん、採血します】
【採血テーブルまでどうぞ】

【はい…】

(依頼戔には…と記載あり)

…の内容
外科診察あり

化学療法セット

糖尿病Ｂ

この依頼戔からも外科系の癌治療をされなおかつ糖尿病を伴う方だと認識できます…

糖尿病の依頼を優先して…

【最近、体重の変化ありますか？】
【激ヤセしたんですよ】
(明るく言われる)

【すごいですね。歩く…よく運動されてるんですね】
【違うんです】

【抗がん剤がキツイから食欲なくて…激ヤセしたんです】

【え？そっちですか？】
【まあ、結果として痩せたからいいですけどね】

【ポジティブですね…】

【元々ポジティブではなかったですよ】【なんせ、癌って言われたから】

(この女性患者さんも今は乗り越えた後ですが、その当時は深く落ち込んだそうです)…当たり前です

大半の方が…
抗がん剤のキツさでまいっている…

あまりのキツさにもういいから抗がん剤止めて欲しいとの訴えあり

抗がん剤
透析

これらは始まったらいつまでするねんといいたくなるくらい…

果てしなく続く

途中で止めると悪化するのが目に見えてるからつらい…

激ヤセの理由が抗がん剤でなければ…

【え？そんなに激ヤセしたんですか？】【すごいやないですか…】

って言いたい。

でも言えなかった…

透析患者にはまだ気軽に話できますが

抗がん剤うってる癌患者さんには…

何も言えない

ただ…頑張ってください

応援しています
本当にそれしか言えない…

Posted by との菌 at 05:03 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月25日

食えたもんやない…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

リハビリされてる患者さんと朝食の話をしています

【朝からパンなんて食えたもんやない】と言う

この男性患者さんは昔から【朝はご飯】と決めてる方でした

今回は【心不全急性増悪】で入院されており…

もちろん

水分制限600ml

塩分制限

利尿剤

で入院中過ごされている

【

さん、朝は…ご飯系ですか？パン系ですか？】
【パンなんか食えたもんやないわ】

【昔からずっと、朝はご飯や…】
【でも今は、水分制限、塩分制限やろ、何食べても一緒や】
【食えたもんやない…】
【水分制限されてると…喉渇きませんか？】

【そうや、口の中は乾燥してて…ご飯が喉通らんねん】
【わかりますよ】

【おかずも水分減らしてあるから呑み込みにくくて…】
【そんな時のお茶600mlって貴重ですね】【ほんまやで】

【パンも無塩やろ】【ほんま…食えたもんやない】

【入院して初めて塩分がない食事あかんってわかったわ】
【本当です。塩分は大切ですよ】

入院して5日目…
【もう水分制限、塩分制限の生活はこりごりでしょう】

【そうやな…今は1日でも早く退院したいわ】

入院前の生活で塩分、水分を摂りすぎてたことがわかったみたいです…

皆さんも食事は薄めの味にされること

水分はがばがば飲まないことをオススメします

Posted by との菌 at 05:05 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月24日

爪変ですよね…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

先日、睡眠時無呼吸の検査夜勤をしていた時の話…
【私の爪、変ですよね】

【

さん、今日はびっくりするくらい睡眠検査器具つけますよ】
【あっ、前回説明あった写真のようになるんですね】
【そうなんです】

【まず指にモニター一つ着けます】
【…】

【結構…爪傷んでますね】
【あっ…やっぱり爪、変ですよね】

【もしかして栄養偏りあるんですか】
【わかりますか】

爪は…
形や色、状態によってさまざまな病気との関わりがある

今やネットでは爪と関わりのある病気に関して多くの情報提供がされている

多血症

肝硬変

ホルモン異常

高度な貧血

細菌感染

水虫感染

甲状腺疾患

などをはじめ
マニキュア
ネイルアート
からの刺激も報告されています

実際に貧血多血症との関わりも言われていることから…

睡眠時無呼吸のような寝ている間の酸欠も爪の状態を悪化させる原因の一つなんだろう…

しかし、反り返りのある爪で酸素飽和度正しく測れるか…
不安は残る

また今起こっている被災…栄養失調や偏りは酷いだろう

爪は体の健康状態を表すと言われているので…

爪を参考に早期発見、早期治療を

何でも軽症のうちに手をうちましょう…

Posted by との菌 at 06:44 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月23日

被災の方が100％…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

先日、近くの施設へ医療講演をしに行きました

演題は
【睡眠障害】についてお話しをしました

もちろん睡眠障害って話を聞きに来られる人やから医師から睡眠薬をもらっている人が多々…

私も含め
人は自分の今の環境や症状が最悪のように感じるもの…

ですが今は熊本の震災を例えにあげますが…

尋常なく多い余震… 非常に怖い思いをした中でまともにぐっすり寝れる人はいないだろう

【被災の方が100％なんです】

そんな環境や生活を基準に視点を変えて欲しい…

講演を聞きに来られる人の環境はまだまだましだと…

家は健在…
家族も健在…
薬ももらえる環境…
少しくらいの昼間の眠気や寝付きの悪さはまだまだ軽症…

昼寝のしすぎ…
薬の飲みすぎ…
運動しない…
頭使わない…

生活習慣から考え直すことをオススメします

Posted by との菌 at 07:50 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月22日

ずっと待ってるんやけど…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

昨日は1F生理機能検査を担当していました

待ってる患者さんからのクレーム…
【ずっと待ってるんやけど】

病院では前もって検査予約をとりその時間に合わせて順番通りに検査をすすめています

予約は予約…
その合間に至急で

の検査をお願いしますと医師から連絡が入る

担当するスタッフは予約時間が遅れないように頑張って検査をすすめています

しかし…人(患者さん)の体の状態を評価するのはなかなか時間もかかり大変なものです

待ってる患者さんからのクレーム…

【さっきからずっと待ってるんやけど…】
【検査してるんですか？】
【みんなで休憩してるんじゃないんですか？】

など検査の受付にくる人も多い

待ってる患者さんにしたら【5分でも長いんだろうな…】

病院にいてる時間というのは…

受付

待ち

検査

結果待ち

診察

会計待ち

会計

薬局で薬をもらう
これのどこかで時間がかかると

【半日仕事】とか
【1日仕事】とか言われる

検査の進捗画面をみながら…

あと

人待っておられます

分くらいの待ち時間です

との情報は最低限お伝えするようにしています

しんどい時の【待ち】って本当に大変ですよね

もう少しお待ちください…

時間に追われた業務こそ丁寧に速やかにすすめないといけないと感じるエピソードでした

Posted by との菌 at 10:46 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2016年04月21日

スマホが逆効果…

おはようございます。
との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は近くの施設に医療講演をしに行きました

演題は
【睡眠障害】

いろんな例を織り混ぜて、話をしました

質問の中には子供の【引きこもり】の話があがりました

朝…決まった時間に起きれない

もちろん普通に登校できない(高校生)

でも楽しそうに夜中までスマホやパソコンを触っているらしい

相談内容…
【どうすれば登校できる時間に起きれるようになるか】で悩む家族…

さて…
事の発端は夜中遅くのスマホが考え
られる

また、寝る前は明るい光を受けてはいけないことになっている

【睡眠リズム障害】や【引きこもり】を治すためには…
学校内の悩み、友達に関する悩み…を解決する必要がある

また
【昼夜逆転】についても話をしました

はっきりした原因を探ると…

日中に逢いたくない友達にあわないために昼夜逆転…

起きてる間に家族と会話したくない

家族に会わせる顔がないなど

本当に嫌な悩みを持ってることが【昼夜逆転】を起こす始まりとなる

そんなはっきりした理由があるなら解決も見えてきます

大抵の方は原因はわからず…

ただひたすら思いのままに昼寝…夜寝れないの繰り返しが昼夜逆転をつくる

認知症になり
【徘徊】するようになれば最悪だ…

教科書的にはこう書いてある…

【最初は睡眠薬を使い乱れたリズムを修正することをすすめる】

【しかし、ひと月以内に薬を辞めるように考えていかなくてはならない】

人は必ず薬に慣れ悪い方向にエスカレートする

そうならないように【調子が整ってるうちに辞めるように考えていかなくてはならない】

子供の場合
寝る前の【スマホ】や【パソコン】が逆効果になることも知っておいて欲しいですね

Posted by との菌 at 05:05 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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