【心理学×投資】

テレワークで電気代が年2万円増加　コロナ禍の家計をどう見直すか


️電力会社の見直しで年間数万円の電気代削減も


新型コロナウイルスの感染拡大は、家計にもじわじわと悪影響を及ぼしている。


⏹️厚生労働省の発表


2020年5月の月間現金給与額は前年比で2.1％減。


残業代などの所定外給与は25.8％減と、前年比の7割近くにまで落ち込んでいる（事業所規模5人以上の場合）。


️水道・光熱費の約半分を電気代が占める


インターネットの掲示板などでは「残業代がゼロになって住宅ローンが返せない」「夫の夏のボーナスゼロが決まった。


切実な声が相次ぎ、こうした非常事態下でできるのは、まずは支出の削減。


“買おうと思っていたワンピースを諦める”といった一過性のものではなく、抜本的な見直しが急務。


⏹️上半期の業績は、冬の賞与に反映される


これから新型コロナによる家計への影響は、もっと深刻になる。


無理なく家計を改善するためには、各支出を少しずつ減らしたい。


最新の家計節約術を試してみる。

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️電力会社の乗り換えで年2万円おトクに


家で過ごす時間が増えたことで、光熱費がぐんと跳ね上がり、請求書を見て驚いた人も多い。


⏹️電力会社アイ・グリッド・ソリューションズの調査


テレワークによって電気代が増えたという家庭は59％にも上っている。


その金額は、平均で月額1700円。


年間で2万円以上、電気代が上がってしまう。


エアコンの使用で電気代が嵩むこれからの季節は、ますますの増加が見込まれる。


⏹️検討したいのが電力会社の“乗り換え”


総務省の統計でも、光熱費の中で電気代が占める割合は49％と最も多い。


もともと契約していた地域の大手電力会社から、2016年の「電力自由化で生まれた電力会社に契約し直すことで、電気代を抑えることができる。


2016年4月に改正電気事業法が施工されたことにより、以前は地域で決められていた電力会社としか契約できなかったが、新たに参入した電力会社などから、自由に選んで契約ができるようになった。


⏹️全ての人が節約の恩恵を受けられるわけではない


節約効果が期待できるのは、ある特徴をもつ家庭。


電気料金のプランは『アンペア（以下A）』という単位で分けられている。


10Aから60Aまであり、電気を多く使う家庭ほど大きなアンペアで契約をしている。


40A以上で契約していて、月額4000円以上の電気を使っている家庭は、乗り換えを検討した方がいい。


⏹️『Looopでんき』は、月額の基本料金が0円


電気使用料に応じて金額が決まり、50Aの契約で月の電気使用量が平均的な400キロワットなら、地域の電力会社と比べて、月額で約2000円安くなる場合もある。


️電力会社の乗り換えにはこんなメリットもある


電力会社の多くは乗り換えキャンペーンを行っているので、1万〜3万円ほど、キャッシュバックを受けられることがある。


光熱費の支払いを銀行引き落としにしている場合は、カード払いに切り替えをする。


カードで払えばその分、ポイントがたまる。


還元率が高いのは楽天銀行デビットカードで、100円につき1円分のポイントがたまる。


契約だけでなく、電気を使う家電製品そのものも見直せる。


家庭で最も電気を使うのは冷蔵庫。


これを最新の省エネタイプに替えるだけで、消費電力を効果的に抑えられる。


最新モデルの消費電力は10年前の機種と比べて、3分の2以下になることも。


電気代にすると、年4000円ほどカットできる可能性がある。


買い替えのベストタイミングはまさにこれから。


白物家電は、安くなる時期がある程度決まっている。


冷蔵庫は毎年10月に新モデルが出るので、7〜9月は値下がりが期待できる。


️購入の際にもテクニックがある


光熱費の支払いと同様、ポイントの取り逃しは禁物。


インターネット通販大手・楽天市場の家電量販店で購入すると、ポイントアップキャンペーン中ならポイントが10％以上つくこともあり、実店舗で買うより数千円単位でトクするケースが少なくない。

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