コロナ特需のホームセンターで何が売れた? リアル店舗の魅力再認識も
️ガーデニングで自粛生活のストレスを解消する人も急増
時代や景気の移り変わりとともに、企業を取り巻く環境は絶えず変化する。
コロナ禍でも好調なホームセンター業界の動向について詳しく説明していきます。
新型コロナウイルスによる影響で多くの企業が業績不振に喘ぐ中、不景気を吹き飛ばす盛り上がりを見せているのがホームセンター業界。
外出自粛による「巣ごもり需要」を追い風に大躍進を遂げている。
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️絶好調なのが、ホームセンター業界首位のDCMホールディングス
北海道を地盤とした「DCMホーマック」
中部の「DCMカーマ」
四国の「DCMダイキ」
全国規模でホームセンターを展開する同社は、このコロナ禍でも3〜5月の売上高は前年同月比9%増の約1258億円、営業利益は同70%増の約116億円となった。
DCMホールディングスのグループで、関東地方を中心に展開する「ケーヨー」
第1四半期の営業利益は約25億円と、2021年通期計画の17億円を既に達成。
主に大阪を地盤とするコーナン商事も4期連続で過去最高益を更新する見通し。
⏹️好調の背景にあるもの
外出自粛や在宅勤務で生活スタイルが変化し、家庭内需要が増加したことである。
園芸用品や屋外資材、用土の売り上げが好調で、オリジナルの「DCMブランド」商品でも、人工芝を始めホースリールや除草剤が好調。
不要不急の外出が禁止されるなか、自宅で出来るストレス解消法としてガーデニングを選ぶ人が急増した。
家の中の簡単な傷などを直すための塗料・補修用品や、政府がコロナ対策で換気を推奨していることもあり、網戸用品のニーズも高かった。
持て余した時間を家の修理やDIYに充てる人が増えたためである。
運動不足予防のための室内用のスポーツ・トレーニング用品や、コロナ禍を機にペットを飼う家庭が増えたことで、ケージや餌、ペットシーツなどの販売も伸びた。
️ホームセンターは、園芸用品やDIY用品、ペット用品、生活用品など幅広い品揃えが特徴
コロナ前は、取扱い点数の多さが低い利益率の要因になっているとの指摘もあった。
今は、あらゆるモノがワンストップで手に入り、さまざまなニーズも満たせる場所として、自粛期間中における消費の絶好の受け皿となった。
郊外に多く建てられるホームセンターは、売り場面積が広い傾向があり、所狭しと多種多様な商品が陳列。
改めてゆっくりと店内を回遊してみると思わぬ便利な商品に出会うこともある。
これまでアマゾンなどネットでの買い物が中心だった人にも、リアル店舗での買い物の楽しさを再認識させるきっかけになったと言える。
自粛期間中にも関わらず、遠方から訪れる人や家族で来店する人も多かった。
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2020年07月07日
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