人工透析治療 入院・通院と在宅医療で費用はどれだけ変わる?
️人工透析で1か月にかかるお金、入院・通院の場合と在宅で治療する場合を比較
高齢者が病気になった際、住み慣れた自宅で受ける「在宅医療」が注目されているが、入院・通院と在宅でかかるお金はどれだけ違うのか。
腎臓疾患で腎機能が低下し、人工透析を1か月受けるケースで、詳しく説明していきます。
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⏹️入院でかかるお金と払うタイミング
・全国腎臓病協議会
2週間の入院と週3回の通院治療(2週間)で、入院治療費約20万円と通院治療費約18万円がかかり、1か月の費用は約38万円(3割負担で約11万4000円)となる。
在宅医療について
訪問診療費約6万円と人工透析費約18万円が必要で、合計約24万円(同約7万2000円)となる。
治療費だけを見ると4万円ほどの差がつくが、実際には医療保険の「長期高額疾病」が適用されるので、手続きをすることにより、支払いの上限は月1万円になる。
在宅の人工透析について
機材を導入するための自宅の改修費や月々の利用費が積み上がるので注意が必要。
・一般社団法人日本在宅血液透析学会
人工透析機器には専用電源や排水設備などが必要で、自宅の状況にもよるが、初期設備費用で5万〜15万円ほどかかる。
月々の電気代や水道代が1万〜1万5000円ほど増える。
一方の入院は治療費に加えて、食費や差額ベッド代がかかる。
コスト面を考えた場合、入院か在宅のどちらが得になるかはケース・バイ・ケースである。
️重要なこと
仮に在宅のほうが費用負担の大きい疾患でも、もらえるお金や優遇される制度をフルに活用すれば十分に出費を抑えられる。
「高額療養費制度」を利用すれば、当面払うお金は大きくても後から払い戻される。
「限度額適用認定証」を提出すれば、上限額までの支払いで済む。
⏹️メリット
住み慣れた自宅で家族、友人や近所との付き合いを維持しながら療養できることである。
容体が急変した時のリスクは入院より大きく、病院と比べて、十分なサービスが受けられない怖れもある。
本人の意思、コスト、リスクなどを組み合わせた総合的な判断をしたい。
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2020年07月08日
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