2020年06月16日
急増する「負動産」対策、地域を活性化させる空き家バンクの試み
急増する「負動産」対策、地域を活性化させる空き家バンクの試み
️全国の空き家数の推移
⏹️総務省の調査
全国には848万9000戸の空き家がある(2018年時)。
これは総住宅数の13.6%に達し、過去最高。
空き家問題の解消と過疎地の活性化を両立させている自治体、秩父市、人口は約6万1600人。
バブル期には週末のキャンプや川遊び、ゴルフなどを目的に多くの別荘が建てられ、活況を呈した。
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⏹️バブル崩壊後
リゾート物件の価値は暴落。
維持費や固定資産税などの負担が所有者にのしかかり、売ろうにも誰も見向きもしない「負動産」になってしまうケースが増えた。
️秩父地域の自治体(1市4町)などが移住者を増やす目的で、2011年に『ちちぶ空き家バンク』を開設
空き物件ごとに地元の不動産業者が担当となり、ホームページ上で利用方法、物件の価格や状態、間取りなど詳細なデータの公開を開始。
秩父地域の人口は減少傾向にあり、それにストップをかけるためにも空き家の活用を試みたわけだが、設立当初の物件登録数は年間3〜4件。
⏹️固定資産税の通知に思いを託す
“負動産”を抱えて困っている人は秩父以外に住んでいるかたが圧倒的に多い。
市や町の広報誌やホームページで告知しても、市町外在住者の目に触れないというのが実情。
友人との会話で実家の固定資産税の話題となり、納付通知の存在に気がついた。
空き家バンクの存在を知ってもらって登録を促そうと建物の登記簿から所有者を辿ろうにも、相続登記をしておらず所有者が故人名のままの物件も多い。
⏹️市や町は固定資産税の情報を持っている
登記はそのままでも自治体に納税している相続人の特定が可能なことに気づいた。
市と町の協力を得て、固定資産税の通知に空き家バンクの取り組みや問い合わせ先を記載したチラシを同封。
これが悩める所有者とコンタクトをとるきっかけとなった。
反響は大きく、前年比で約10倍となる、30〜40件の物件登録があった。
そして、現在までの物件登録数の累計は446件、成約は208件。
「買いたい/借りたい」側の利用登録者数も増え続け、昨年は328名が登録を行っている
現在も人口減少は続いているが、この取り組みによって、少しでも歯止めになれば幸である。
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️全国の空き家数の推移
⏹️総務省の調査
全国には848万9000戸の空き家がある(2018年時)。
これは総住宅数の13.6%に達し、過去最高。
空き家問題の解消と過疎地の活性化を両立させている自治体、秩父市、人口は約6万1600人。
バブル期には週末のキャンプや川遊び、ゴルフなどを目的に多くの別荘が建てられ、活況を呈した。
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⏹️バブル崩壊後
リゾート物件の価値は暴落。
維持費や固定資産税などの負担が所有者にのしかかり、売ろうにも誰も見向きもしない「負動産」になってしまうケースが増えた。
️秩父地域の自治体(1市4町)などが移住者を増やす目的で、2011年に『ちちぶ空き家バンク』を開設
空き物件ごとに地元の不動産業者が担当となり、ホームページ上で利用方法、物件の価格や状態、間取りなど詳細なデータの公開を開始。
秩父地域の人口は減少傾向にあり、それにストップをかけるためにも空き家の活用を試みたわけだが、設立当初の物件登録数は年間3〜4件。
⏹️固定資産税の通知に思いを託す
“負動産”を抱えて困っている人は秩父以外に住んでいるかたが圧倒的に多い。
市や町の広報誌やホームページで告知しても、市町外在住者の目に触れないというのが実情。
友人との会話で実家の固定資産税の話題となり、納付通知の存在に気がついた。
空き家バンクの存在を知ってもらって登録を促そうと建物の登記簿から所有者を辿ろうにも、相続登記をしておらず所有者が故人名のままの物件も多い。
⏹️市や町は固定資産税の情報を持っている
登記はそのままでも自治体に納税している相続人の特定が可能なことに気づいた。
市と町の協力を得て、固定資産税の通知に空き家バンクの取り組みや問い合わせ先を記載したチラシを同封。
これが悩める所有者とコンタクトをとるきっかけとなった。
反響は大きく、前年比で約10倍となる、30〜40件の物件登録があった。
そして、現在までの物件登録数の累計は446件、成約は208件。
「買いたい/借りたい」側の利用登録者数も増え続け、昨年は328名が登録を行っている
現在も人口減少は続いているが、この取り組みによって、少しでも歯止めになれば幸である。
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