2020年05月29日
急増する「コロナ離婚」3つの実例から見えてくる判断ポイント@
急増する「コロナ離婚」3つの実例から見えてくる判断ポイント@
️コロナによる生活スタイルの変化によって、離婚を決断する人が増えている
感染者数増加のピークは過ぎたように見えるものの、新型コロナウイルスが猛威をふるった爪痕は大きい。
感染は免れたとしても、生活の変化が全くなかったという人はいない。
マスクの息苦しさや慣れないテレワークに加え、2か月近く続いた「家ごもり生活」によって夫婦関係に大きくヒビが入った家庭も多い。
養育費不払いを許さない自治体が続々、立て替えて回収代行する例も
「“コロナ離婚”が急増している」
「自粛要請に伴う自宅勤務や子供たちの休校による育児の負担の増加など、どの家庭も多かれ少なかれコロナの影響を受け、生活スタイルが変化した。
それによって、平常時には見過ごしていた配偶者の一面に気がつき、離婚に踏み切ろうとするケースが後を絶たない。
2月頃から“コロナが原因で離婚したくなった”と事務所に相談に来るかたが目立ち、緊急事態宣言が延長された4月下旬にはかなり増えている。
「コロナ離婚」はどのように起こるのか。
ここから3つの回に分けて「3つの実例」を紹介していきます。
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️【ケース1】休校中の子供への態度で分かった夫のモラハラ気質
夫:地方銀行に勤める会社員・Aさん(仮名・42才)
妻:専業主婦・Bさん(仮名・36才)
⏹️結婚10年目の夫婦の事例
8才になる息子さんの小学校は3月中旬から休校中。
塾や習い事も休みになってしまい、暇を持て余していた。
ちょうどAさんの会社も3月下旬から在宅勤務に切り替わることになったので、BさんはAさんに『勉強を教えてあげて欲しい』と頼んだ。
ところがAさんは『小学校のテストなんて誰でも満点を取れるだろ? 俺の手を煩わせるな!』と一蹴。
俺は忙しいんだ、とばかりにパソコンに向かって子供の面倒なんて見ようともしなかった。
これだけならまだしも、夫の暴力的な言動はさらに続く。
在宅勤務が始まって1か月近く経った4月中旬、息子さんが所属するボーイスカウトが、広い運動公園で、間隔をとりながらジョギングする企画を立てた。
徹底して“3密”を避けて計画されていたこともあり、息子さんは参加するのを楽しみにしていた。
話を聞いたAさんは大激怒。
だいたい感染しても症状が出ない奴だっているんだぞ?
特に子どもがそうだ!
うちにウイルスを持って帰ってくるつもりか?
このように言い放った。
息子さんは、普段、見ることのなかった父親の言動に大きなショックを受け、家のなかでなるべく夫と顔を合わせないよう、逃げ回るようになった。
⏹️Aさんはそんな夫の姿を見て、離婚の意思を固めた
「夫婦間で意見が食い違ったときに話し合いができるかは重大なチェックポイントである」。
この事例では、夫は妻や子供の話を聞こうとせず、自分の気持ちや行動を優先させようとしている。
コロナ発生から現在まで物資の不足、外出の自粛など、様々な問題が起こった。
夫婦で意見を言い合い、結論を出すことができたのなら良いが、話が通じず、相手が何を考えているか分からなければコロナが終息したあとも夫婦の関係は悪化の一途を辿るのは明白てまある。
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️コロナによる生活スタイルの変化によって、離婚を決断する人が増えている
感染者数増加のピークは過ぎたように見えるものの、新型コロナウイルスが猛威をふるった爪痕は大きい。
感染は免れたとしても、生活の変化が全くなかったという人はいない。
マスクの息苦しさや慣れないテレワークに加え、2か月近く続いた「家ごもり生活」によって夫婦関係に大きくヒビが入った家庭も多い。
養育費不払いを許さない自治体が続々、立て替えて回収代行する例も
「“コロナ離婚”が急増している」
「自粛要請に伴う自宅勤務や子供たちの休校による育児の負担の増加など、どの家庭も多かれ少なかれコロナの影響を受け、生活スタイルが変化した。
それによって、平常時には見過ごしていた配偶者の一面に気がつき、離婚に踏み切ろうとするケースが後を絶たない。
2月頃から“コロナが原因で離婚したくなった”と事務所に相談に来るかたが目立ち、緊急事態宣言が延長された4月下旬にはかなり増えている。
「コロナ離婚」はどのように起こるのか。
ここから3つの回に分けて「3つの実例」を紹介していきます。
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️【ケース1】休校中の子供への態度で分かった夫のモラハラ気質
夫:地方銀行に勤める会社員・Aさん(仮名・42才)
妻:専業主婦・Bさん(仮名・36才)
⏹️結婚10年目の夫婦の事例
8才になる息子さんの小学校は3月中旬から休校中。
塾や習い事も休みになってしまい、暇を持て余していた。
ちょうどAさんの会社も3月下旬から在宅勤務に切り替わることになったので、BさんはAさんに『勉強を教えてあげて欲しい』と頼んだ。
ところがAさんは『小学校のテストなんて誰でも満点を取れるだろ? 俺の手を煩わせるな!』と一蹴。
俺は忙しいんだ、とばかりにパソコンに向かって子供の面倒なんて見ようともしなかった。
これだけならまだしも、夫の暴力的な言動はさらに続く。
在宅勤務が始まって1か月近く経った4月中旬、息子さんが所属するボーイスカウトが、広い運動公園で、間隔をとりながらジョギングする企画を立てた。
徹底して“3密”を避けて計画されていたこともあり、息子さんは参加するのを楽しみにしていた。
話を聞いたAさんは大激怒。
だいたい感染しても症状が出ない奴だっているんだぞ?
特に子どもがそうだ!
うちにウイルスを持って帰ってくるつもりか?
このように言い放った。
息子さんは、普段、見ることのなかった父親の言動に大きなショックを受け、家のなかでなるべく夫と顔を合わせないよう、逃げ回るようになった。
⏹️Aさんはそんな夫の姿を見て、離婚の意思を固めた
「夫婦間で意見が食い違ったときに話し合いができるかは重大なチェックポイントである」。
この事例では、夫は妻や子供の話を聞こうとせず、自分の気持ちや行動を優先させようとしている。
コロナ発生から現在まで物資の不足、外出の自粛など、様々な問題が起こった。
夫婦で意見を言い合い、結論を出すことができたのなら良いが、話が通じず、相手が何を考えているか分からなければコロナが終息したあとも夫婦の関係は悪化の一途を辿るのは明白てまある。
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