2021年04月24日
イジメを撃退する念彼観音力 B 観音行
通常の解釈
妙相を具足したまえる尊、偈をもって無尽意に答えたまわく。
「汝観音の行を聴け。善く諸々の方所に応ずる。」
高く旗を掲げる者である世尊(お釈迦様)はこのように語りました。
「よく聞きなさい。あなたは観世音菩薩の行が、多くの所に応じて為されたことを告げます。」
イジメられっこのあなたへ
ここもまだ、序文のところなので、深い内容はありませんので、一体今あなたや、私が遭っているイジメという行為そのものを考えてみます。
あなたについて言えば、何も考えず、普通に学校なり会社なりにいって過ごしていて、ある日突然イジメにあったとします。
イジメをする側にして見れば、何の理由もなくイジメるわけがないのです。またイジメのプロなどいないと思うので、あなたをイジメる強い動機がある筈です。何らかの事件をきっかけにしているのなら、当然それはその因果でイジメられるわけですが、大概のいじめられっ子は「何でこういう事をされるのか分からない」と思っていじめられているのではないでしょうか?或は、因果が分かっていても「何でそこまでされるのかわからない」となります。
こいつをイジメるという明確な動機を得るために、イジメっこはあなたを観察(リサーチ)する筈です。そして
@こいつになら何をしても大丈夫
Aこいつなら、イジメれば多分面白い。
B或は、こいつを懲らしめるという視聴者が納得する尤もな動機まである。
という結論からあなたをイジメ始めるわけです。
ここで重要なのは、このイジメの主犯ではなく、その他大勢の人々です。
@イジメの主犯に近い友人、或はその取り巻き。
A傍観者。所謂ギャラリー。ボールが池に落ちて溺れていても助けてはいけない人々。
B学校の先生、或はそれに相当する存在 (試合に乱入しない。審判としては優秀な人間)
Cあなたが、相談すればどう転ぶか分からない親、妻、ETC
D大体、通常なら関わる術もない、警察などの公務員。
これらは、イジメられているあなたにとって、イジメの首謀者は実は一人で、その人とあなたの問題にも関わらず、上記@-Cまでは誰一人として、あなたの味方をする可能性は低く、あなたがどこまでも孤独でいじめられっ子であるための黒塗りの背景です。
勿論、あなたが相談できる人間が仮にいたとしましょう。でもその人は、いじめっ子も認識していて、すでに調査済みで、あなたをイジメても何をしても大丈夫と言う調査が終わっている相手なので、話をしてもせいぜい、愚痴を聞いてくれる存在でしかありません。
また、これらの人々は、日本の社会の中で平等な関係という幻想を共有していますので、こうなると、あなたにはドラえもんもいないし、魔太郎もいないし、エコエコアザラクもないという事になります。(ちょっと年代が古いですが。)
あなたは、誰も助ける人のいない、そして無知で低能で、汚くて、臭いいじめられっ子です。
いじめっ子があなたをこう定義したからには、これを徹底的に周りの烏合の衆に植え付けます。
学校の先生など惚けて「最近お前様子おかしいな?どうかしたのか?」と真顔で聞いてきます。
この絶望的な世界は、いじめっ子が意図的に作ったもので、あなたはそれにまんまと閉じ込められている状態です。
学校では絶対に習わないので、私も苦労しましたが、こういう時のために神様、仏様がいるのです。
そして仏教は大いなる大慈悲の心を大切にし、その中でも菩薩、特に観世音菩薩はどんな状況にあっても、観世音菩薩の名前を呼べば、姿は見えませんが、あなたを、救済するということです。
人間同士でどうしようもない問題、そのために宗教があり、インドで起こった仏教が今日までこうして信仰されてきた理由です。(この辺は次回にまた説明します。)
知っているのと知らないのでは大違い、ということです。
今回はひとまず、ここまでにしましょう。
いじめられっ子的な解釈
無尽意よ、さあ私が今から観音行を詩で説明するからな。よーく聞くんだよ。あの観世音菩薩がどんな活躍をしているか、聞けば驚くに違いない。
合掌
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