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2017年09月18日

花たんが家に帰ってきた

花たんが初めて家に帰宅した日の話しです。

病院から、海パパの車で自宅に向かいました。

「晴れ」男、「晴れ」女の娘、花たん。
退院の日は晴天でした。

私の腕に抱かれ、眠ってるようにしか見えない。

いっぱい抱っこができて、本当に幸せで幸せでたまりませんでした。

病院の中しか知らなかった花たんに「お空」を見せてあげました。

やっと、お空が見えたね・・。

私は仕事をしていたので、近所の人と会う時間がズレていて、何人が私が妊娠していたことに気づいてたでしょう?

いつかは、赤ちゃんを抱いて、「生まれたんですよ。」て見せたかったけど、

この日は、誰とも会いたくはありませんでした。
そして、運良く、自宅の中に入るまで、誰にも会うことはありませんでした。

家に戻り、
海パパも私も、舞い上がっていました。

肌着だけだった花たんに、服を着せてあげました。

入院中のほとんどがオムツいっちょ
だったもんね。

着せたかった服がいっぱいあるんだよ。

花たんの肌着を見ると、少し血がにじんでいました。
解剖をした場所はテープでふさいであったけど、ほんの少しの出血はもれていたようです。

いろんな服を着せたかったけど、
「花たんは生きていない・・」
と冷静になると、

お宮参りに着せたかった、白の服だけ着せました。

とても、かわいい。

病院では携帯カメラが禁止だったので、ここぞとばかりに、携帯カメラに写真をおさめました。

どう考えても寝てるようにしか見えない。

たくさん花たんに話しかけました。

いっぱい抱っこをして、

花たんが寝る予定だった赤ちゃん用お布団に寝かせました。

食事を作る間、

花たんがリビングにいることが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

そうこうしてるうちに、
お葬儀屋さんが来てくれました。

赤ちゃんのお葬儀にとても慣れている方でした。
どんな質問をしても的確に答えてくれ、安心でした。

それからほどなくして、
親戚のたくさんの人が花たんに会いにきてくれました。

病院では面会制限があったので、
花たんに会えなかった方も、
初対面。

私は、なぜか、
悲しいけれど、
かわいい、かわいい、花たんが、皆に会えたことを嬉しく思いました。

だから、
私は、
「来てくれてありがとうね」
と笑顔で対応しました。

第3者からみたら、母親の私は泣き崩れてるかと思ったでしょうが・・・

私は、花たんが家に帰ってきたこと、
お鼻やお口に管がついてない状態のお顔を見てもらえることが
嬉しかった・・。

神妙な顔で、
皆、
花たんに、手を合わせ。
涙をぬぐいました。

「辛かったね」
なんて、声をかけられて、我に返りました。

花たんは、
亡くなってしまった・・・

親しい親戚は、
花たんがまるで寝ているかのように接してくれました。
抱っこしてあやして。

夜遅くまで、かけつけてくれる人がいました。

昨夜から丸1日寝ていないパパと私。
でも、本当に、花たんといる時間が幸せで、
この日に残された写真は全部笑顔です。

まるで生きているかのような気持ちで、ずっと話しかけました。
たくさん歌を歌を歌いました。
そして、体がくさらないように、保冷剤をまめに変えてあげました。

花たんは病院でも眠り娘だったから、
ずっと寝てる姿は見慣れてる。

だから、余計に、寝てるようにしか見えないの。

花たんと一緒に横になる。

我が子と一緒に寝る、なんて、
出産をしたらあたりまえにあると思っていた光景。
この日がいつ来るのかと、待ち通しくてたまらなかった。
その幸せが今、やっと、ここにありました。

ほほやおでこにたくさんキスをしました。

花たんも、
この日を待ち望んでたかな?
きっと、待ち望んでたよね?

奇跡が起こればいいのに・・。
生きかえればいいのに・・。

続きます。

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