読書する際には、辞典類が必要です。日本語関係では、国語辞典、漢和辞典、古語辞典等の辞典が必要であり、外国語、特に英語関係としては、英和辞典、英英辞典、和英辞典等が必要になります。
専門分野でいえば、仏教辞典等も必要でしょう。
上記辞典類が必要であると共に、地図も必要です。
しかし、地図といっても使い勝手の良い地図はなかなかないものです。
普段使用する地図に求められる条件を考えてみましょう。
1 大部ではなく、程よくコンパクトであること。(利便性)
2 日本地図だけでなく世界地図も含まれていること。(網羅性)
3 無駄な情報がなく、適切な情報で構成されているもの。(洗練性)
4 統計資料や世界の国旗が載っており、索引があるもの。(付加価値性)
5 値段がリーズナブルであること。(経済性)
上記の条件を満たす地図を探し、見つけ出し、現在使用しているのが、『新・TVのそばに一冊 ワールドアトラス 世界・日本』です。
タイトルは、軽めですが、中身が軽いわけではありません。
充実した内容となっています。
帝国書院の発行ですから、信頼度は申し分ありません。
帝国書院といえば、高等学校の教材に使用される『新詳高等地図』がありますが、同じような作りでありながら、『新詳高等地図』よりも『新・TVのそばに一冊 ワールドアトラス 世界・日本』の方が学校での勉強で使うような項目がそぎ落とされ、見やすく使いやすくなっています。
端的に、地図で場所を確認し、統計資料で数字を確認し、その国の国旗を確認したいという向きには、『新・TVのそばに一冊 ワールドアトラス 世界・日本』が良いですね。
いまさらお勉強じゃあるまいしという向きに『新詳高等地図』は勧められません。
ほとんど同内容であれば、使いやすい方がいいでしょう。
ニュースで外国の話題が取り上げられることがありますが、地図で確認すると新たな発見があります。
また、日本のことにしても、改めて地図で確認すると、実のところ、日本のことをよく知らないものだと認識させられます。
いろいろなことを知っていると思いがちですが、地図を確認してみて、あやふやな知識で世の中を見ていたのだと考えさせられることが多々あります。
日本のこと、世界のことを再認識するために地図は有効です。
十二分に活用したいですね。