「開眼」(かいげん)という言葉の意味を「岩波 仏教辞典」で調べてみますと、「新たに作られた仏像・仏画などを堂宇に安置し、魂を請じ入れること」との説明があります。
所謂、「開眼」と聞くと、大仏開眼ということもあり、この意味を連想することが多いと思います。
今回、注目したいのは、「智慧の眼を開き、仏教の真理に目覚めることをも〈開眼〉という」との説明です。
確かに、仏像・仏画に魂を入れることも重要でしょうが、一番重要なのは自分自身が智慧を持ち、自分の人生に対し本来的に目覚めることでしょう。
自分の外に目覚めを求めるのではなく、自分の中に目覚めを求めていきたいものです。