2023年12月19日
東京での就職の厳しさ
今からちょうど21年前に大不況の平成14年半ばに東京に上京した。
地元では仕事がなく、月給13万円の交通誘導の警備員の仕事さえ競争率が4倍以上だった。
そこで知り合いの紹介で上京し、アパートは会社が借りてくれた。
残業時間が月150時間程度と激務で10か月も続いたが、まだ30歳代だったのでやれた。
東京に行っていろいろと社会勉強になった。
厳しい面と甘い面、
厳しい面はアパートを借りようとすると、だいたい連帯保証人や勤務先の照明が必要で
私の場合、仙台の実家の両親に連帯保証人になってもらった。
連帯保証人がいないとアパートすら借りれないことは仙台よりもだいぶ厳しいと思った。
それと大家さんへの礼金2か月以上とか地方ではなじみが少なく、家賃7万円のアパートを借りるのに
不動産屋へ支払うお金が前家賃も含め6か月分とか50万円ほどになることもきつかった。
それから派遣会社も経由せずに自力で就職しようとすると、アパートなど定住先が必要であった。
東京での家賃7万円のアパートは仙台だと3万円程度で借りれる、築40年以上のおんぼろアパートで
家賃が7万円以下のアパートではエアコンやお風呂がついていないことっが多かった。
東京って家賃や不動産の値段がほんと本当にバカ高い。
仙台の地方都市や地方の田舎都市ではこの家賃や土地の値段は馬鹿馬鹿しい。
これでは何か人生につまずいたらホームレスにならざるを得ない環境だし、
ホームレスになったら再起が難しい環境であると感じた。
私は社会が生きずらいと思ったことはなかったが、東京で8年生活してみて何となくその意味が分かった。
これでは大手企業など高い給与をもらえる人でないとマイホームもマンションも買えないし
買ったとしても固定資産税を年間40万円以上は払うことになるのだろう。
東京で就職する中で思ったことは、日本でも就職のために法令を緩和して、
働きたい人のために住民票がなくとも就職できる制度があれば、一度ホームレスになっても
再起できる可能性があると思う。
住民票やアパートなどに住んでないと就職できないことは就職の妨げになると思う。
東京というのはお金がないと誰も見向きもしない厳しい孤独社会だと実感した。
田舎にいるような甘い気持ちで出て行ったら厳しい目にあうところだと社会勉強になった。
変なプライドがあったら生きてゆけない、わからないことはわからない、お願いします。
助けてください。助けでもらったらありがとう。そのような気持ちが必要だと思った。
ただ、日本政府は外国人労働者を増やそうとしていることは間違っていると思う。
ホームレスなど仕事をしたい人が就職しやすい制度を設けるべきだと思う。
地方においても人手不足業界に人出が余っている業界や中高年男女が仕事につきやすい制度を推し進める必要があると思う。
年金法ばかり厳しくして65歳にならないと年金がもらえなくしたり、60歳まで年金を納めればよいとされたものを65歳まで納めないと年金がもらえなくしたり、不条理なことを最近の政府は行っている。
日本政府が財源が厳しいことは知っているが、外国人を安易に雇うために受け入れる制度は間違っているし、
住民票がない人でも就職できる制度を取り入れるべきだと思う。