2014年05月27日
精神世界の住人 【雑記帳】
【雑記帳】
また、信じるつもりは無くても結局は影響される「占い」のお話。
子供の頃、友達と上手く話せなくて悩んでいた時があった。
誰かと2人きりになった時、話す話題が無くなって沈黙してしまう時間が苦手だった。
一緒に居る友達に“つまらない時間”を過ごさせてしまうのが申し訳なくて、「何か話さないと」と思った。
でもそう考えて焦るほど、よけいに話題が思い浮かばない。
みんなが興味のあること、テレビをにぎわすアイドルの話。
人気のテレビドラマの話。
女の子達が盛り上がっているクラスでカッコいい男の子の話。
私は全く興味が無かった。
みんなが楽しそうに話しているのに、自分は何で興味が沸かないんだろうって悩んだ。
でも、どんなに考えても、興味が沸かないことは沸かない。
学校から家に帰って、姉に話してみた。
私:「友達と話したいけど、話題が無くてどうしよう。」
姉:「『話題が無い』んじゃなくて『話題が合わない』んでしょ。」
私:「???……!」
その時その意味は理解できなかったけど、なぜか納得できるものもあった。
それから何年もたって、細木数子さんの占いをやる機会があった。
その診断は「あなたは『精神世界の住人』です。」
遠い昔の記憶とこの言葉が、何か急に引き付けられて一致した。
頭の中ではすごく色んな事を考えているくせに、ほとんど行動に移せない。
多分、考えている事を100としたら、行動は10くらい。
それくらい、考えに考えて、悩みぬいて、やっと行動に移せる。
そんな、決断力が無くて優柔不断で勇気の無い自分だった。
「石橋を叩いて渡る」という言葉があるけど、「石橋を叩きすぎて壊してしまうタイプ」というくらい。
子供の頃の私の興味の対象は、まわりにある色んなものを見ること。観察すること。
そこから色んなことを感じたり、考えること。
その対象は人ではなくて、アスファルトの地面から草花に始まり、川・空・雲・星・宇宙といった自然が関心ごとだった。
一人で散歩するのも好きで、
海に行って波が寄せては返す水の変化をただ見ていたり、その音を聞いていたり。
浜辺で貝殻とか、ガラスのビンが割れて水に角を削られて綺麗になった石を拾ったり。
乾いた砂と濡れた砂の感触の違い。
また近所に幾つかある砂浜の砂が、さらさらしている浜と、ざらざらしている浜の違いとかも、何が楽しいの?ってきかれたら困るけど楽しかった。
登下校中は、道端の雑草を眺めるのが好きだった。でも名前を知りたくても、それを調べるという脳は無かった。
ただそこに在る、色んな形で色んな生き方をしている草を眺めるのが好きだった。
公園に行って色んな色や形の落ち葉を拾ったりするのも好きだった。
ある時ドングリを拾って集めて家に持ち帰り、勉強机の上に並べておいたら、姉に「トトロみたい。」なんて言われた事もあったな。
そしてそんな事をしながら、多分、誰も考えないような事を一人で考えていた。
表面はうねったり、白い泡がたったりして騒がしい海だけど、その水面下では一体何が起きてるんだろう?
ときどき凪いだ海水が見せるあまりにも深い緑色の下、海はどれだけ深いんだろう?
太平洋の水平線の向こうはチリとかの南米だって言うけど、じゃあ自分の正面じゃなくて、もうちょっと左の方を見たら、アメリカ合衆国も見えるのかな?
浜辺で拾った貝殻は、どこから来たんだろう?どんな生き物が住んでいたんだろう?
どうしてこんなに小さいんだろう?
また海に返したら、どこか遠くに流れていくのかな?
半透明の白や水色、緑色の綺麗な石。海を漂う旅を続けるうちに、角が無くなって丸っこくなった。
もともとはどんなガラスのビンだったのかな?
なぜ海を漂うことになったんだろう?
そんな話を誰かにしても、きっと「ぽかん」とされてしまうだろうし、誰も楽しくないだろうな。
そのあたりは何となく察していて、自分の中だけにしまっておいた。
考えてもどうにもならないことを考えていた。
でもその時間が楽しかった。ワクワクした。
それから少しずつ、実体のある世界へ歩み寄る努力はしてきたつもり。
「行動」の大切さというものを痛感していて、優柔不断な自分だからこそ、もっと行動を心がけなくてはいけないと思う。
あまりにも歩みが遅かった自分。
物事を動かすには、行動しかない。それを、これからも自分に言い聞かせる。
【姉妹サイトのご案内】
いつもお越し下さり、ありがとうございます(^_^)
PaleBlue(=SAI)はもう一つの音楽ブログを運営してます!
それは⇒『素敵な音楽のご紹介♪』(リンクして飛べます)
『井戸に差し込んだ光』より若干、新しめ、明るめなお話(^^;)??
よろしかったら遊びに来て下さい☆
また、信じるつもりは無くても結局は影響される「占い」のお話。
子供の頃、友達と上手く話せなくて悩んでいた時があった。
誰かと2人きりになった時、話す話題が無くなって沈黙してしまう時間が苦手だった。
一緒に居る友達に“つまらない時間”を過ごさせてしまうのが申し訳なくて、「何か話さないと」と思った。
でもそう考えて焦るほど、よけいに話題が思い浮かばない。
みんなが興味のあること、テレビをにぎわすアイドルの話。
人気のテレビドラマの話。
女の子達が盛り上がっているクラスでカッコいい男の子の話。
私は全く興味が無かった。
みんなが楽しそうに話しているのに、自分は何で興味が沸かないんだろうって悩んだ。
でも、どんなに考えても、興味が沸かないことは沸かない。
学校から家に帰って、姉に話してみた。
私:「友達と話したいけど、話題が無くてどうしよう。」
姉:「『話題が無い』んじゃなくて『話題が合わない』んでしょ。」
私:「???……!」
その時その意味は理解できなかったけど、なぜか納得できるものもあった。
それから何年もたって、細木数子さんの占いをやる機会があった。
その診断は「あなたは『精神世界の住人』です。」
遠い昔の記憶とこの言葉が、何か急に引き付けられて一致した。
頭の中ではすごく色んな事を考えているくせに、ほとんど行動に移せない。
多分、考えている事を100としたら、行動は10くらい。
それくらい、考えに考えて、悩みぬいて、やっと行動に移せる。
そんな、決断力が無くて優柔不断で勇気の無い自分だった。
「石橋を叩いて渡る」という言葉があるけど、「石橋を叩きすぎて壊してしまうタイプ」というくらい。
子供の頃の私の興味の対象は、まわりにある色んなものを見ること。観察すること。
そこから色んなことを感じたり、考えること。
その対象は人ではなくて、アスファルトの地面から草花に始まり、川・空・雲・星・宇宙といった自然が関心ごとだった。
一人で散歩するのも好きで、
海に行って波が寄せては返す水の変化をただ見ていたり、その音を聞いていたり。
浜辺で貝殻とか、ガラスのビンが割れて水に角を削られて綺麗になった石を拾ったり。
乾いた砂と濡れた砂の感触の違い。
また近所に幾つかある砂浜の砂が、さらさらしている浜と、ざらざらしている浜の違いとかも、何が楽しいの?ってきかれたら困るけど楽しかった。
登下校中は、道端の雑草を眺めるのが好きだった。でも名前を知りたくても、それを調べるという脳は無かった。
ただそこに在る、色んな形で色んな生き方をしている草を眺めるのが好きだった。
公園に行って色んな色や形の落ち葉を拾ったりするのも好きだった。
ある時ドングリを拾って集めて家に持ち帰り、勉強机の上に並べておいたら、姉に「トトロみたい。」なんて言われた事もあったな。
そしてそんな事をしながら、多分、誰も考えないような事を一人で考えていた。
表面はうねったり、白い泡がたったりして騒がしい海だけど、その水面下では一体何が起きてるんだろう?
ときどき凪いだ海水が見せるあまりにも深い緑色の下、海はどれだけ深いんだろう?
太平洋の水平線の向こうはチリとかの南米だって言うけど、じゃあ自分の正面じゃなくて、もうちょっと左の方を見たら、アメリカ合衆国も見えるのかな?
浜辺で拾った貝殻は、どこから来たんだろう?どんな生き物が住んでいたんだろう?
どうしてこんなに小さいんだろう?
また海に返したら、どこか遠くに流れていくのかな?
半透明の白や水色、緑色の綺麗な石。海を漂う旅を続けるうちに、角が無くなって丸っこくなった。
もともとはどんなガラスのビンだったのかな?
なぜ海を漂うことになったんだろう?
そんな話を誰かにしても、きっと「ぽかん」とされてしまうだろうし、誰も楽しくないだろうな。
そのあたりは何となく察していて、自分の中だけにしまっておいた。
考えてもどうにもならないことを考えていた。
でもその時間が楽しかった。ワクワクした。
それから少しずつ、実体のある世界へ歩み寄る努力はしてきたつもり。
「行動」の大切さというものを痛感していて、優柔不断な自分だからこそ、もっと行動を心がけなくてはいけないと思う。
あまりにも歩みが遅かった自分。
物事を動かすには、行動しかない。それを、これからも自分に言い聞かせる。
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