2013年10月16日
唯一無二の世界観!another sunnydayの「My Freedom」
2012年2月29日発売のアルバム「My Freedom」!!
2010年に結成されたanother sunnyday☆
「"わかりやすく"、"楽しく"、"脳にストレスがかからない"バンド」というコンセプトのもと、ストレイテナーのナカヤマシンペイさん(Dr)と大山純さん(Gt)、元serial TV dramaの伊藤文暁さん(Vo)、THE RODSの美登一さん(Ba)の4人が集結!
本作は2011年4月13日リリースの1stアルバム「siesta」に続く、2ndアルバムです。
siestaで作り上げられた心地よい世界観が磨かれて、深化や広がりを見せる本作!
洗練されていて聞きやすく、シンプルでありながら小技が効いていてオシャレな音楽たちです。
Green DayやFoo Fightersのように多くの人に耳なじみが良くて、奏でる自分たちも楽しく、聞いてくれる人にも楽しんでもらえる音楽を目指しているということですが、Voの伊藤さんの歌声によってそれだけには収まらない唯一無二の世界が確立しています。
伊藤さんの歌声には不思議な響きがあります。透明感と艶やかさがありながら乾きを感じる時もある。伸びやかなのに、ただ突き抜けているというのではなく、柔らかい空気を含んでいるような感じです。
そしてロックヴォーカリスト特有の瞬間的な勢いとは違った、深いところから湧き上がってくるような力強さもあります。炎で例えるなら、前者は勢いよく燃え上がる赤い炎。それに対して伊藤さんは静かに、でも確かに燃えている青い炎。
一声一声を丁寧に出していて、その歌声が周囲の空間を緩やかに揺らしていくような、不思議な魅力があります。
ちょっとすると非現実世界へ連れて行かれそうな歌声をもつ伊藤さんですが、彼が作る歌詞には等身大で飾らない感情がつづられています。そのためリスナーを置き去りにすることなく、曲調とマッチした親しみやすさがあり、感情移入できる曲も多いのではと思います。
気になった方は、Youtubeに公式のMVが幾つかUPされているので、ぜひ視聴をお勧めします!
こちらの方は、音楽が美しく仕上がっているのに反して、笑いを誘う面白いものばかりです。
物語の中にバンドのメンバーさん自らが出演していて、皆さん役者だなぁと感心してしまいます。音楽を奏でているときの真面目な姿とは別人に見えます。
≪トラックリスト≫
1.sing a song
ピアノ伴奏とコーラスによる美しいイントロダクション。
2.The perfect ivy
青空が似合うような爽やかでとても心地よい曲です。「言葉ひとつで揺らぐような僕らは よれてコケて前進すんだろう」という歌詞も、親しみやすくて爽やかです。
MV視聴⇒
トラック1のsing a songに続いて1:15くらいから始まります。大山先生の「じゃあいつやるか!今でしょ!!」ってどこかで聞いたような…。数回視聴するまで、ナカヤマさんがかわいくてナカヤマさんと分かりませんでした。
3.Ganache
曲もかっこ良いし、伊藤さんの声のかっこ良さが活きているように思います。ちょっとシニカルな感じの歌詞も、曲と歌によく合っているように感じます。
4.Life star shell
イントロのひずんだ音が印象的で、曲中のバックで何回も繰り返されてクセになります。これもかっこ良い曲で、全体的に不思議な揺らぎを感じさせますが、サビでは伊藤さんのVoによって浮遊感が加わります。
5.Old Buddies
イントロはちょっとレトロなロックを感じさせます。明るくて軽やかなノリが気持ち良く、「そんなんでOKさ」と言われると、ちょっと元気づけられて心が軽くなるような感じです。
6.Cold Swim
冷たい水の中を、行く先も分からずに泳いでいる。静かな水面の揺らめきが、時に激しく波打ったりする。楽器が奏でる曲調と、伊藤さんの歌声がまさに一体となってそのような世界を表現しています。「誰だってそうかもな すべてのこと 思い通りやれやしないさ」という言葉通り、日々に葛藤をかかえる人は沢山いると思います。その気持ちを代弁するような、伊藤さんの叫びに似たような歌声が胸に刺さる名曲です。
7.Time for Healing
シンプル・イズ・ベストというような少ない音数ながら、オシャレな感じの曲です。サビがきれいで心地よいです。
MV視聴⇒
ナカヤマ刑事(?)と伊藤刑事(?)のやりとりが面白いです。犯人(?)美登さんが追われていることに気づいた時の表情も最高!最後にカバンの中に何が入っていたのかが気になります。
8.Carrier Balloon
内省的な曲調と歌詞。伊藤さんはanother sunnydayに加入する少し前、以前所属していたバンドをフェスに出る直前に脱退されたようです。それは、もしかしたらそのときの衝動だったかもしれないし、または日々の小さな積み重ねで行き先がだんだん違ってしまったのかもしれません。でもどんな理由であったにしても、長く続けてきたバンドを、しかもフェスに出られるまでになったバンドを辞めるというのは相当な覚悟が要るものだと思います。そのことを想像すると(あくまで想像ですが)、この曲、また他の何曲かにもその葛藤が込められているのかもしれないと思いました。
9.green zoner
リラックスムードの漂う曲ですが、「いつでも僕らは 伝えたいのに不器用で 延々 埋まらぬ隙間に それでも手をのばしてるんだ」という、ちょっと切ない歌です。伝えようと必死になって、でも上手くいかなくて傷ついたりして、何のために頑張っているのだろうと自問自答したりする。その答えは出ないけど、「いつでも僕らの 歩む先ならきらめいて 散々 涙をのんでも いつか許せる気がするんだ」というように、悲しみは時が癒すこともあるのかもしれません。最後に入っている幼稚園児の無邪気な合唱にも、心を癒される感じです。
MV視聴⇒
10.cast off skin
爽やかなパンク・ロック的な曲です。「疑わないで 信じ過ぎないで 言葉はいつも抜け殻 本当の想いにいつもちょっと足りない だからね その目で見つけて」という歌詞に、伊藤さんの洞察力を垣間見るようです。
11.My Freedom
アコースティック・ギターと伊藤さんの歌声が優しく重なり合う心地よい曲です。歌詞が美しく、日々の感情の揺れ動きや願いが表現されています。それは自由を得るのに必要な代償についてなのかもしれません。いざ求めていた自由を手に入れると、色々なことから解放されるけど、より所が無くなって不安にもなる。でも自分の可能性を信じて、何にでも挑戦できる、何処へでも行ける自由を手放したくない。慣れ親しんだバンドを脱退し、新たな道を歩み始めた伊藤さんの姿も重なります。
長いアルバムレビューとなりましたが、
本当に素敵なアルバムで、ぜひ多くの方に知って頂きたいと思って書きました。
私自身another sunnydayをまだ知ったばかりですが、素敵な音楽で毎日に楽しみを与えてくれる素晴らしいバンドで、これからもずっと応援していきたいと思います!
2013年11月27日に3rdアルバムが出たり、またLIVEのツアーがあったりするみたいなので、興味を持っていただけた方は、ぜひチェックしてみて下さい!
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◎○○◎○◎○another sunnyday作品集○◎○◎○○◎
☆1stアルバム「siesta」
発売日:2011年4月13日
<トラックリスト>
1.Sunnyday
2.Spinning
3.cut and knot
4.blanket
5.Human Lighting
6.Feather
☆2ndアルバム「My Freedom」
発売日:2012年2月29日
<トラックリスト>
1.sing a song
2.The perfect ivy
3.Ganache
4.Life Star Shell
5.Old Buddies
6.Cold Swim
7.Time for Healing
8.Carrier Balloon
9.green zoner
10.cast off skin
11.My Freedom
☆3rdアルバム「YOLO」
発売日:2013年11月27日
<トラックリスト>
1.MORNING STIR
2.Bucket Mash
3.マリネ
4.ユーグレナ
5.Shot in the arm
6.夏の再来
7.Prelude
8.ハログレア
9.Wrapping City
10.夜道のハイライト
11.O−halo
12.ライオネルベイビー
☆「OPEN WORLD」
発売日:2014年11月26日
<トラックリスト>
1.ヘブン!
2.Dashboard Story
3.CLAP PARTY
4.優しい人
5.My Little Shine
+ヴォーカルの伊藤文暁さんソロ作品♪
☆「frienemy(フレネミー)」
発売日:2012年5月23日
<トラックリスト>
1.Darjeeling
2.Re::pair
3.Dry Bird
4.雨の街
5.Emily
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2010年に結成されたanother sunnyday☆
「"わかりやすく"、"楽しく"、"脳にストレスがかからない"バンド」というコンセプトのもと、ストレイテナーのナカヤマシンペイさん(Dr)と大山純さん(Gt)、元serial TV dramaの伊藤文暁さん(Vo)、THE RODSの美登一さん(Ba)の4人が集結!
本作は2011年4月13日リリースの1stアルバム「siesta」に続く、2ndアルバムです。
siestaで作り上げられた心地よい世界観が磨かれて、深化や広がりを見せる本作!
洗練されていて聞きやすく、シンプルでありながら小技が効いていてオシャレな音楽たちです。
Green DayやFoo Fightersのように多くの人に耳なじみが良くて、奏でる自分たちも楽しく、聞いてくれる人にも楽しんでもらえる音楽を目指しているということですが、Voの伊藤さんの歌声によってそれだけには収まらない唯一無二の世界が確立しています。
伊藤さんの歌声には不思議な響きがあります。透明感と艶やかさがありながら乾きを感じる時もある。伸びやかなのに、ただ突き抜けているというのではなく、柔らかい空気を含んでいるような感じです。
そしてロックヴォーカリスト特有の瞬間的な勢いとは違った、深いところから湧き上がってくるような力強さもあります。炎で例えるなら、前者は勢いよく燃え上がる赤い炎。それに対して伊藤さんは静かに、でも確かに燃えている青い炎。
一声一声を丁寧に出していて、その歌声が周囲の空間を緩やかに揺らしていくような、不思議な魅力があります。
ちょっとすると非現実世界へ連れて行かれそうな歌声をもつ伊藤さんですが、彼が作る歌詞には等身大で飾らない感情がつづられています。そのためリスナーを置き去りにすることなく、曲調とマッチした親しみやすさがあり、感情移入できる曲も多いのではと思います。
気になった方は、Youtubeに公式のMVが幾つかUPされているので、ぜひ視聴をお勧めします!
こちらの方は、音楽が美しく仕上がっているのに反して、笑いを誘う面白いものばかりです。
物語の中にバンドのメンバーさん自らが出演していて、皆さん役者だなぁと感心してしまいます。音楽を奏でているときの真面目な姿とは別人に見えます。
≪トラックリスト≫
1.sing a song
ピアノ伴奏とコーラスによる美しいイントロダクション。
2.The perfect ivy
青空が似合うような爽やかでとても心地よい曲です。「言葉ひとつで揺らぐような僕らは よれてコケて前進すんだろう」という歌詞も、親しみやすくて爽やかです。
MV視聴⇒
トラック1のsing a songに続いて1:15くらいから始まります。大山先生の「じゃあいつやるか!今でしょ!!」ってどこかで聞いたような…。数回視聴するまで、ナカヤマさんがかわいくてナカヤマさんと分かりませんでした。
3.Ganache
曲もかっこ良いし、伊藤さんの声のかっこ良さが活きているように思います。ちょっとシニカルな感じの歌詞も、曲と歌によく合っているように感じます。
4.Life star shell
イントロのひずんだ音が印象的で、曲中のバックで何回も繰り返されてクセになります。これもかっこ良い曲で、全体的に不思議な揺らぎを感じさせますが、サビでは伊藤さんのVoによって浮遊感が加わります。
5.Old Buddies
イントロはちょっとレトロなロックを感じさせます。明るくて軽やかなノリが気持ち良く、「そんなんでOKさ」と言われると、ちょっと元気づけられて心が軽くなるような感じです。
6.Cold Swim
冷たい水の中を、行く先も分からずに泳いでいる。静かな水面の揺らめきが、時に激しく波打ったりする。楽器が奏でる曲調と、伊藤さんの歌声がまさに一体となってそのような世界を表現しています。「誰だってそうかもな すべてのこと 思い通りやれやしないさ」という言葉通り、日々に葛藤をかかえる人は沢山いると思います。その気持ちを代弁するような、伊藤さんの叫びに似たような歌声が胸に刺さる名曲です。
7.Time for Healing
シンプル・イズ・ベストというような少ない音数ながら、オシャレな感じの曲です。サビがきれいで心地よいです。
MV視聴⇒
ナカヤマ刑事(?)と伊藤刑事(?)のやりとりが面白いです。犯人(?)美登さんが追われていることに気づいた時の表情も最高!最後にカバンの中に何が入っていたのかが気になります。
8.Carrier Balloon
内省的な曲調と歌詞。伊藤さんはanother sunnydayに加入する少し前、以前所属していたバンドをフェスに出る直前に脱退されたようです。それは、もしかしたらそのときの衝動だったかもしれないし、または日々の小さな積み重ねで行き先がだんだん違ってしまったのかもしれません。でもどんな理由であったにしても、長く続けてきたバンドを、しかもフェスに出られるまでになったバンドを辞めるというのは相当な覚悟が要るものだと思います。そのことを想像すると(あくまで想像ですが)、この曲、また他の何曲かにもその葛藤が込められているのかもしれないと思いました。
9.green zoner
リラックスムードの漂う曲ですが、「いつでも僕らは 伝えたいのに不器用で 延々 埋まらぬ隙間に それでも手をのばしてるんだ」という、ちょっと切ない歌です。伝えようと必死になって、でも上手くいかなくて傷ついたりして、何のために頑張っているのだろうと自問自答したりする。その答えは出ないけど、「いつでも僕らの 歩む先ならきらめいて 散々 涙をのんでも いつか許せる気がするんだ」というように、悲しみは時が癒すこともあるのかもしれません。最後に入っている幼稚園児の無邪気な合唱にも、心を癒される感じです。
MV視聴⇒
10.cast off skin
爽やかなパンク・ロック的な曲です。「疑わないで 信じ過ぎないで 言葉はいつも抜け殻 本当の想いにいつもちょっと足りない だからね その目で見つけて」という歌詞に、伊藤さんの洞察力を垣間見るようです。
11.My Freedom
アコースティック・ギターと伊藤さんの歌声が優しく重なり合う心地よい曲です。歌詞が美しく、日々の感情の揺れ動きや願いが表現されています。それは自由を得るのに必要な代償についてなのかもしれません。いざ求めていた自由を手に入れると、色々なことから解放されるけど、より所が無くなって不安にもなる。でも自分の可能性を信じて、何にでも挑戦できる、何処へでも行ける自由を手放したくない。慣れ親しんだバンドを脱退し、新たな道を歩み始めた伊藤さんの姿も重なります。
長いアルバムレビューとなりましたが、
本当に素敵なアルバムで、ぜひ多くの方に知って頂きたいと思って書きました。
私自身another sunnydayをまだ知ったばかりですが、素敵な音楽で毎日に楽しみを与えてくれる素晴らしいバンドで、これからもずっと応援していきたいと思います!
2013年11月27日に3rdアルバムが出たり、またLIVEのツアーがあったりするみたいなので、興味を持っていただけた方は、ぜひチェックしてみて下さい!
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☆1stアルバム「siesta」
価格:1,384円 |
発売日:2011年4月13日
<トラックリスト>
1.Sunnyday
2.Spinning
3.cut and knot
4.blanket
5.Human Lighting
6.Feather
☆2ndアルバム「My Freedom」
価格:2,739円 |
発売日:2012年2月29日
<トラックリスト>
1.sing a song
2.The perfect ivy
3.Ganache
4.Life Star Shell
5.Old Buddies
6.Cold Swim
7.Time for Healing
8.Carrier Balloon
9.green zoner
10.cast off skin
11.My Freedom
☆3rdアルバム「YOLO」
価格:2,830円 |
発売日:2013年11月27日
<トラックリスト>
1.MORNING STIR
2.Bucket Mash
3.マリネ
4.ユーグレナ
5.Shot in the arm
6.夏の再来
7.Prelude
8.ハログレア
9.Wrapping City
10.夜道のハイライト
11.O−halo
12.ライオネルベイビー
☆「OPEN WORLD」
OPEN WORLD [ another sunnyday ] 価格:1,620円 |
発売日:2014年11月26日
<トラックリスト>
1.ヘブン!
2.Dashboard Story
3.CLAP PARTY
4.優しい人
5.My Little Shine
+ヴォーカルの伊藤文暁さんソロ作品♪
☆「frienemy(フレネミー)」
価格:1,620円 |
元serial TV drama、現another sunnydayのヴォーカル伊藤文暁のソロ・アルバム。シュー・ゲイザーを髣髴とさせるサウンドと、J-POPでも通用しそうな流れるようにドラマティックな美メロに乗せて、シニカルとドリームを併せ持つリリックが透明感溢れながらビロードのような手触りと評された伊藤のヴォーカルで歌われる。Friendとenemyを合成した造語によるタイトル『frienemy』に相応しい、どこかほの暗さを感じさせる一枚。
(「商品概要」より引用)
発売日:2012年5月23日
<トラックリスト>
1.Darjeeling
2.Re::pair
3.Dry Bird
4.雨の街
5.Emily
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『井戸に差し込んだ光』より若干、新しめ、明るめなお話(^^;)??
よろしかったら遊びに来て下さい☆
タグ:ディスクレビュー 男性アーティスト 邦楽ロック another sunnyday 伊藤文暁 My Freedom siesta The perfect ivy Ganache Cold Swim Time for Healing Life Star Shell 爽やかな気分になりたい時
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