メインは世界の美食！？だけど、世界中の色々（ライフスタイルや経済等）もご紹介？！

トルコ料理店のヨーグルトサラダ

私は渡米してから数ヶ月した時に、トルコ人の友人と一緒にトルコ料理のお店に行ったことがあります。見た目はレストランというよりファミリーレストランに近い感じでした。サンフランシスコの中心から歩いて15分くらいの場所にあったのですが、ここで一番最初に提供されたのがヨーグルトサラダ。ヨーグルトサラダというとなんとなくフルーツが入っているのかなと想像してしまいますが、フルーツは一切入っていなくて、普通のサラダにヨーグルトがかけられているだけです。正直見た時は美味しいのかかなり戸惑いましたが、友人も一緒のものを食べるので、食べてみました。そしたら、このヨーグルトサラダの美味しいこと。びっくりしました。酸味がそれほどきつく感じないし、ヨーグルトの風味がサラダを上手に覆ってコクさえ感じることができるのです。そのほかの料理も美味しくて、どんどん食べ進め、ようやくごちそうさま。

微妙に嫌な感覚

レストランを後にした私たちですが、なんか今までに感じたことのない感覚が。体の胃のあたりかどこかはっきりしなかったのですが、少し寒気がするような変な感じです。友人はとくに何の変化もなかったようです。帰宅してからも何となく変な感じがあるのですが、吐き気等は全くなかったので、そのまま就寝しました。

深夜から壮絶な戦いが

少し寝つきが悪いなと思っていたら、そこから大変。急に吐き気がしてきました。食べたものはもうほとんど消化されていたみたいであまり出てこない。でもこの吐き気が止まらない。その後、お腹も痛くなってきた。もう朝までトイレから出られない状態に。朝になってもこの調子は止まらず、最悪の状態で仕事に行くことに。

もうどこにいるかわからない状態

仕事仲間たちと話す気力も全くなく、顔面蒼白の状態。でも、仕事があるから人には会わないとと何とか待ち合わせ場所に。しかし、30分おきにトイレに行って上か下か或いは両方から悲鳴が聞こえてくるので、10分程度トイレで時間を過ごさなくてはいけない状態。しかも水を飲んだらすぐに戻してしまう。何とかりんごジュースを水に混ぜて少しだけ水分補給できることがわかったのですが、体調は良くなるどころか悪くなる一方。数時間の仕事の後、ランチ時間に。一人の仲間がサブウェイでサンドイッチを買ってきて急に隣に座りながら、「何か食べないとダメだよ。半分あげようか？」私の心境は、「マジで、今死にそうだから隣に来ないで。その匂いだけで死ねる」笑。実際に言った言葉は、「ありがとう、でも今本当に食欲ないから、大丈夫。今日はこのりんごジュースと水で何とかなると思う。」そして、その仲間は了解という感じの返事をした後になぜか隣で最後まで食べたのでした。今考えても地獄です苦笑。だんだん寒気もひどくなり顔色も究極になってきたようで、皆から「今日は仕事やめて帰ったほうがいいよ。」と言われ、帰宅することに。あの時はかなり若かったのでできたのですが、頭が多分回らなすぎてタクシーで帰ればいいのに、家までサンフランシスコの坂道を歩いて帰ったんです。本当に死ぬかと思いました。近所のコンビニで水とアップルジュース、そしてバナナを買い、自宅に帰ったら、トイレに直行。もうトイレに行きすぎで、あちこち痛い。バナナを少し食べて何とか生命を維持しながら、ベッドに横たわっていたら、何と最悪な事態が！警報が鳴ったのです！意識朦朧の中理解できたのは、火災が発生したから、すぐに避難してくださいということ。この時に私はすでにベッドから完全に動くことができるだけの力を残していませんでした。一度覚悟したのです。「もう丸焦げになってもいいから、頼むから今ベッドに寝かせて。」幸運なことにこれはただの防災訓練だったようで、何事も起きなかったから今生きています笑！

それから数日一緒の状態

それから何とか昨日ほど酷くはなかったものの、以前トイレにはいかなくてはいけなかったし、全くと言って食欲がありませんでした。たまたま、近くに和食屋さんがあって普通なら絶対行かないのですが、マグロ丼とかうどんが食べたいなと思ったのです。そして、入店してからマグロ丼とうどんのセットを注文。だいたい1500円くらい。まあサンフランシスコのダウンタウンにしては手頃な値段でしょう。でもね、食べられた量はたったの一口。もうそれ以上全く食べられないのです。もう十分お腹いっぱい。何か私は断食マスターにでもなってしまったかのようでした。それからランチタイムは毎日そのレストランに。一口だけ食べてレストランを後にする。お店の人は絶対に思ったと思います。「何なんだろうあのお客さん。一口しか食べないから口に合わないということでもう来ないだろうと思っていたのに、毎日来る。そして一緒のものを注文。そして一口食べたら帰る。変な客。」

一週間後

食中毒発症後数日経った時、両親から電話が。一週間後にサンフランシスコに父が来るということでしたが、調子が絶頂に悪かった私は、わかった。食中毒で今調子よくないと言って電話を切りました。もう椅子に座ることがきつかったから。

そして、一週間後、父が様子を見にサンフランシスコに来たのですが、その時はかなり調子も良くなっていました。問題は全くお腹が減らない。もう何と言いましょうか、３口も食事を食べたら十分すぎるのです。数日であってもほぼ何も口にせず水分も500ml摂ったか摂っていないかというレベルだったので体重は結構減っていたはずです。ですから、父が私を見た瞬間びっくりして、「ご飯食べてないのか？」と言われました笑。（食べていなかったんですが、調子が悪すぎて食べられなかったのです！）心配した父が何食べたいのか訪ねて来たので、近くのいつもの和食屋さんに行くことにしました。この日はちょっと調子も回復していたので、数口食べることができました。

ラスベガスで激痛！

その後、父の友人がサンフランシスコに住んでいたのでThanks Givingを一緒に過ごそうとラスベガスまで。まだ胃の調子は普通に戻っていなかったのに、父と一緒にいたら、食べろ食べろというので食べたらとんでもないことに！激痛！！！胃が破れるかと思いました。あれは断食後に一番大事だと言われる回復食を食べずに普通の食べ物を食べ始めたら激痛で病院に運ばれるという状態と同じだったのだとあとで思いましたが、その時の私はそんなことを知るわけがありません。それからすぐベッドの上で横になることに。ただし、その日を境に食事の量はほとんど元の寮に戻りましたが、それから数ヶ月はなんかはっきりしない体調でした。

元気になってから知った、犯人はあいつだった？！

体の調子がだいぶん治って来たときに、ヨーグルトサラダというのは口当たりが良くてとても美味しいものだけど、ヨーグルトが腐りやすいから食べる際は気をつけなくてはいけないということ。ヨーグルトが腐っていてもほとんど分からないらしいです。実際完全に腐っていれば別ですが、少し痛んで来ている状態であればわかりにくいということだと思います。私の調子が良くなってからその店に文句を言いに行こうと思ったら、何とまさかの閉店！信じられない！！！友人に聞いたところ、「私も良くは知らないけど、あの店美味しかったのに急になくなったんだよ！」食中毒になってからこの友人と会ったり話したりする機会がなかったので、私が食中毒になったことを知らなかった友人は私の話を聞いてびっくり。もしかしたら私のようなお客さんがいて閉店せざるを得なくなったのかもしれません。

ヨーグルトサラダを食べるときは自宅かしっかりしたレストランで

このように確かにヨーグルトサラダは美味しいのですが、一度あたるとヤバイんです。だからヨーグルトサラダを食べるときは自宅で新鮮なヨーグルトを使って自分で作るか衛生管理の行き届いたしっかりとしたレストランで食べることをお勧めします。九死に一生を体験したひと時でした。