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初めてウォッカを飲んで思ってこと

アメリカにいるとき、ウォッカとかウィスキーは飲めるけど、ビールやワインは苦手で飲めないというちょっと変わった友人がいました。私は基本的にワインが一番多く、次にビールという感じで、その友人と出会う前にはウォッカは飲んだことがなかったのです。

せっかく一緒にお酒を飲むのに、片方が飲めなくてはいけないので、私もウォッカを飲んでみることにしました。その時は、興味津々で、とにかく二人でスーパーマーケットに行って、まず食前酒みたいな感じで甘いカクテル風のスミノフと青リンゴの香りだけがついた完全100％ウォッカを購入。適当におつまみなんかも買って、まずはカクテル風スミノフで乾杯。これは日本の缶チューパイのような感じで誰にでも飲めるジュースの感覚で特に問題なく美味しく飲めました。話しながら飲んでいたら、いつの間にか買ってきた12本のカクテル風スミノフはすでに終了。ということで、お待たせしました。匂いがついただけの純粋ウォッカ！初ウォッカを飲みました。『ドーン。ビリビリ。」もうなんて表現していいのかわかりませんが、最初は青リンゴのいい香りが。そして、これならいけると普通に飲んだ瞬間、喉が焼けるような痛みと重さが胃の中まで瞬時に通り抜ける。私は、このあと思いました。「この飲み物はヤバイ！」（笑）。それでもちびちび飲みながら、普通の飲み物を飲んでいるかの友人を見てすごいなと思いました。そしたら、グラスに注いだこのウォッカがなくなる頃には、なぜか体が少し麻痺し始めたのか、さっきよりも普通に飲めるようになってしまったのです。「大丈夫かな？」と自分の体を心配しつつ、氷を入れてキンキンに冷やしたウォッカを二人でガブガブ飲んでしまい結局一本飲んでしまいました。次の日のことが実は結構心配でしたが、ウォッカは次の日に特に体に残るということがなく、二日酔いなんかもなく、元気そのものだったのです。

後日ウォッカを買って飲んだ時

すでに一回ウォッカを飲んだことから、ウォッカがどのような感じのお酒か知った私はウォッカを一本購入。そしたら、私としたことが青リンゴの香りのついていない、消毒液のようなウォッカを買ってしまったのです！これは本当に事件です笑。気づかなかった私は自宅に帰って飲もうと開けた瞬間本当にアルコール消毒ような匂いがして、「これ無理じゃない？」と思いまいした。しかし、一回は挑戦しようと一口飲んだところ、やっぱり無理笑。これどうしようかと考えながら、何か他に飲み物がないか冷蔵庫を開けた時、オレンジジュースが。「これと混ぜてみようか！」ということで、オレンジジュースとウォッカの自作カクテル「ブレックファースト」を作ったのです。なぜブレックファーストなのかと言いますと、朝オレンジジュースを飲むからです（そのままで何も意味はないのです）。そしたら、あることに気がつきました。先ほどのアルコールの匂いがなくなって、むしろ青リンゴの香りのするウォッカであればこれは作ることができないと。このことを発見した私はあるカクテルを作ってみたくなりました。

鮮やかで高貴はPrincess of Red

日本のスーパーマーケットにはどこでも売っているわけではありませんが、アメリカのスーパーマーケットなら多分どこにでも売っているグァバジュース。ちょっとピンク色も混ざったようなこの赤いジュースは甘すぎずにフルーティーな味わいでとても美味しい。このジュースとウォッカのカクテルを作りたくなったのです。

割合は簡単に1対1。そうするとオレンジジュースとはやはり違って、甘みも少ないのですが本当にもうアルコールの味とか匂いなんて全然しない。ちょっと危険な飲み物になってしまいました。案の定、飲みやすいのでかなり飲んでしまいましたが、この飲み物はお酒が好きな人には向かない飲み物ですね。だってもうこれはアルコール飲料ですが、ジュースですから。

この色合い、味、香り、そして若干危険だというこの私のオリジナルカクテルに名前をつけるとしたら、これしかないです。「Princess of Red」赤の女王。なんか自分で命名した後でいうのもなんですが、名前負けしているような気がします笑。

この後このカクテル作りに一時ハマってしまって、色々作って飲んでみたのですが、私の中の一番の自信作はこのカクテルです。カクテルというほどそんな繊細な作り方はどしていないのですが、本当に美味しい。

ウォッカの意外な使い方？

ウォッカというのはやはりアルコール度数が高いので、吹く寒い時に曇り止めとして使用することができるようです。いつだったか忘れましたが、ロシアではこのウォッカをいつも持っていて、車のフロントガラスが曇る前にウォッカを湿らせた布等で一度ガラスを拭くそうです。そうすると曇り止めになっていいそうなんですが、アメリカでもカリフォルニアに住んでいた私にはそれほど寒い体験をする機会はなかったので、試すことはありませんでした。