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カリフォルニアは世界でも有数のワイン産地

ワインというとやっぱりヨーロッパが一番最初にイメージとして湧いてくると思いますが、アメリカにも日本でもよく知られたワインの産地があります。その名もナパバレー。実際にナパバレーに行ってみると本当にありえないほどの量のワインがどこにでもあります。おそらく一生かかっても飲みきれないだろうなと...。

このナパバレー近隣にはSonoma Country等やはりいいワインの産地があるのですが、ナパバレーといえば、もう日本人はすぐにオーパスワンというと思います。ロスチャイルドとロバートモンダビという大物ワイン製造車から作られたプレミアムワインでフランスのボルドーワイン同様と言ってもいい重厚で存在感のある味わいです。しかし、近年はアメリカ国内でもこのオーパスワンの人気は年々上がってきている為、値段もかなり高騰しています。実際に10月ごろに毎年リリースされるオーパスワンですが、この時期を逃すとなかなか手に入れるのが難しくなるほどです。私も以前オーパスワンをクリスマスの時期に友人たちと飲もうと思い購入しようとしたところ、大手のワインショップでも全然在庫がなく、その年は飲むのを諦めたことを覚えています。

そうなってくると、私はあまり欲しくなくなってくるのです。私もたまたまカリフォルニアに住んでいたので、ワインは毎日飲んでいました。だから毎日毎日違うワインを飲みながら、惜しいワインを発掘するという趣味を見つけたのです。

よくお店に行ってワインを買っていると店員さんとも顔なじみになるのはどこの国でも同じですね笑。そして、ある時「カベルネ・ソーヴィニヨンで、かなり迫力のあるやつ探してるんだけど、何かオススメない？」と聞いたところ、その店員さんが「Caymusくらいの重さ？そうだなーなかなかないよねーこのレベルのを探していると言われると...。」Caymus?何それ？私は一度も飲んだことがない！だから正直にその店員さんに向かって、「Caymus飲んだことないんだけど、そんなに美味しいの？」と聞きました。そしたら店員さんもびっくり笑。「え！いつもワイン飲んでるのにCaymus飲んだことないの？それは一回絶対飲まないと！」そんな感じでこの Caymusを購入したのでした。

実は知る人ぞ知るカベルネ・ソーヴィニヨンの王様的なCaymus

その当時私はこのワインについては完全な無知。帰宅してから、ステーキを焼いてワインを開けて、Caymusを口に含んだところ、もうびっくり！なんなんでしょうこのワインは！よかったステーキと一緒に飲んで。もしステーキではなくあっさりした食事かメインが魚介類なんかであったなら、完全に食材はやられてしまう。ステーキもブラックアンガスのリブアイ（プライムグレード）。程よい脂がのっているステーキだからこそこのど迫力でずっしりと重たい感じのワインにも耐えられる。

少し時間をおいてお腹も膨れているところに、このワインを再度飲み始め、ワイン本来の味を確かめたところ、ただ単に重いのではなく奥行きなんて言葉では表せないほどの深海のような深み、そしてシンプルな赤ワインの味の中にも透き通りすぎないような気難しさを兼ね備えたような顔立ちはやはり王者の品格を持っていると行っていいと思います。

実際にこのCaymusはWine of the yearという一年で一番と言われるワインが選出される賞に唯一2回も選ばれているという信じられない成績を持っています。

これほどのワインなのに日本のレストランではそれほど見かけない

アメリカの高級レストランであればこのCaymusはやはり時々見かけるのですが、日本ではそれほどミカ変えることはないです。実際にインターネットで検索してみたら購入する子テャもちろん可能です。しかし、それほどのワインだと知られていない。やはり日本ではブランド名が重要視されて、本当の味での最高級品というものは注目されにくいのでしょうか。少し残念な気もしますが、あまり名前が売れすぎてしまって生産管理体勢を崩してしまったり、製造方法を変えてしまわれてはいけないので、今くらいの程々の知名度の方がいいのかもしれません。ただし、ワイン好きの方もいますよね。確かにオーパスワンはいいワインです。飲んだことがなければ一度は飲んでみた方がいいワインだと思います。しかし、その後でこのcaymusと比べてみてください。どちらが自分の好みで、本当にいいワインはどちらなのか？答えは個々に違うと思いますが、私はその日の気分と食べ物、雰囲気によってどちらかを選択するというのが答えです。この最高峰の隠れた名ワインは私の好きなワインの一つであることには間違いありません。