2022年08月02日
八月の異名 葉月の由来
八月に入りました。新暦(太陽暦)では、夏の甲子園高校野球や花火大会と夏本番を迎えます。
その八月にはいくつかの異名があります。そのうちもっとも知られているのが、葉月です。ここでは、その葉月の由来と八月の異名をご紹介したいと思います。
新暦では、まだまだ真夏の8月です。しかし旧暦(太陰暦)は月の満ち欠けが基準となるので、新暦でいうと、8月下旬から10月上旬頃に旧暦の8月になります。おおよそ1ヶ月遅れが生じます。ですので、葉月は秋であると考えてください。実際でも、暦の上では立秋を過ぎていますので、秋になります。
葉月の由来は諸説あります。一番有力な説は、落葉が始まる時期であることから「葉落ち月」と呼ばれていたのが、だんだんと短くなって「葉月」となったという見方です。
もうひとつは葉が赤や黄色に色づき始めるので「葉月」になったという見方もあります。
また、渡り鳥の雁が飛来し始める時期なので、「初雁月(はつかりつき)」がしだいに葉月になったという見方もあります。
他には、稲穂が大きくなる時期なので、穂張り月。南から来る強い風南風(はえ)が吹くので、南風月。萩の花が咲く時期なので、萩月。燕が日本から去っていく時期なので、燕去月(えんきょつき)。旧暦では仲秋の名月の時期になるので、月見月。木々が紅葉する時期なので、紅染月(こうそめつき)あるいは木染月(きそめつき)。
などなど、たくさんの八月の異名があります。紅染月なんて素敵な名だろうかと思います。
今回は八月の異名について、取り上げてみました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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