2019年05月14日
コンビニお嬢さま(著:松本明澄)感想
コンビニお嬢さま(1) (KCデラックス) [ 松本 明澄 ] 価格:626円 |
巻数 | 全6巻 |
---|---|
レシピ本として | ☆☆★★★ コンビニで買った商品をアレンジする |
料理を作る人 | 料理上手な高校生 |
あらすじ
高校生・兎月翠里は誰もが尊敬のまなざしを向けるような完璧な「お嬢様」。幼少期から母親に厳しくしつけられ、今も浮世離れした雰囲気を漂わせる彼女には、ひそかな秘密がある。
それは「コンビニ通い」であり、コンビニグルメをアレンジすること。
今日も彼女は変装をして周囲から隠れ、なぞのアレンジを楽しんでいくのです。
タイトルに「コンビニ」と入っているだけあって、登場するのはすべてコンビニグルメ。
けれど、このマンガで変わっているのはコンビニグルメをアレンジする点。
なにしろ翠里は誰もがうらやむお嬢様。
そのイメージを崩さないためには、道で買い食いなんてもってのほか。
それでも寮に買える間に、コンビニグルメは冷めてしまう。それを復活させるためのアレンジなのです。
ぜひ試したくなるようなものから、正直コレはおいしくないんじゃ…と心配になるようなものまで、様々なアレンジもあるのですが、アレンジのできがよくても悪くても主人公は楽しそうです。
コンビニに通う。ただそれだけのために一喜一憂する主人公の姿はかわいらしく、そのことで巻き起こる学友とのやりとりはクスっと笑ってしまうようなほほえましいものです。
グルメ本としては、コンビニグルメをアレンジするという点が一風変わっています。
なにしろコンビニグルメなので、期間限定商品などもあり、完璧に再現するとなると地味に難易度が高いのですが、多彩なアイディアは見ていてとてもおもしろいです。
たまに失敗作もあったりしますけどね。
ストーリーは一話完結で分かりやすく、徐々に増えていく登場人物もみんな「ちょっとクセがあるいい子」です。読んでいるとほっこりとした気持ちになれる作品ですよ。
こんな人にオススメ
- お嬢様のズレた日常を楽しみたい
- コンビニが好き
- 変わったアレンジに挑戦したい
主人公・翠里は心優しいパーフェクトなお嬢さま。生真面目な彼女にとって、コンビニに行くというのは一大事です。
スカーフをかぶったり、かぶりものをしたりして必死にコンビニに行く翠里の姿は、コミカルでほほえましいです。一話完結で読みやすいのも特徴です。
マンガ内に登場するグルメは、すべてコンビニにある商品がメインです。
コンビニで買った商品を、冷蔵庫にあるものや一緒に買ってきたものでアレンジするのです。
冷めてしまった肉まんに餡かけをかけたり、おでんでカレーうどんを作ったり、カップラーメンを本格派にアレンジしてみたり……などなど。
すべてがすべて大成功というわけではありませんが、アレンジの様子はともかく楽しそうです。
こんな人は苦手かも
- 表現が大げさ
- コンビニグルメしか登場しない
- 話が単調
このマンガはお嬢様がこっそりコンビニグルメを楽しむ、ただそれだけのマンガといえばそうです。
なぜコンビニに行くだけのことで、毎回そこまで悩むのか。
そんな風に現実的な目で見てしまうと、おそらく楽しめないマンガでしょう。
出てくる料理もすべてコンビニの商品をアレンジしているのですが、たまに失敗作が登場します。
また、手軽に食べれることがメリットなコンビニグルメをアレンジするのは無駄と言えば無駄です。
そういった無駄を楽しめる人なら楽しめること間違いなしなマンガです。
コンビニが好き・かわいい女の子が料理をする姿が好き。そんな方にはぜひおすすめしたいマンガです。
コンビニお嬢さま(1) (KCデラックス) [ 松本 明澄 ] 価格:626円 |
価格:3,810円 |
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