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2020年09月30日

「さぁ君を、壊してしまおうか」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年09月08日投稿。



君の声が聞きたくて
僕は何度だって
君の首に手を掛けるよ











君を壊すことしかできない僕なんて、壊れて砕けて消えてしまえばいいのに。
ねぇ。

「下弦の月に、ごめんなさい、」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年09月07日投稿。




大好きだった声が聞こえたから
ぽっかり折れたこの心だって
いつか、
また君を探し出せるのかなぁ、なんて、
傲慢な僕で
ごめんなさい、






タグ:2015

2020年09月28日

「偽物の世界に僕が映り込んでしまわぬように」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年06月21日投稿。




ふわり
彩り
世界がふわふわ眩しいから
偽物の世界に映り込んでしまったら
僕は
きっとそこから
脱け出せないんだ






タグ:2015

「そんなの、嘘だよ」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年06月11日投稿。




自らが壊れていくのに
どうして
誰かを愛したりできるんだ

そんなの、嘘だよ






タグ:2015

「たったそれだけのこと」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年05月04日投稿。




目の前に君がいた
君が言葉を話して、そこにいた
たったそれだけのこと
それだけのことなのに
また、歩き出せる気がするんだ






タグ:2015

2020年05月10日

「古城を望む」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年04月13日投稿。




中途半端なところで切れていたので多少加筆しました、多少。
言葉の繰り返しの後、ぶっつり切れていたので。
文体、昔から変わらないなぁ、と。
これは京阪乗りながら久しぶりに創作したいなとか思いながら、今度こそ投稿するんだって書いたやつです。
それがここまで書いて放置だったので、供養供養。
いつか書き切ってみたいです。











 俺は古城を望む街のスラムで生まれた。父の存在は知らない。大勢いた母の金ヅルの一人だろうと踏んでいる。
 母の口癖は、
「いつかあの城から王子様が迎えにきてくれる」
 だから貴方も、今に幸せな夢を見られるわ。
 いつもいつも、よくもまぁそんな馬鹿げたことが言えるもんだ、と、心の中で嗤っていた。
 そんな夢物語のいつかなんかより、俺にとって大事なのは、今、この飢えを忘れられて明日も生きていられる、ということだけだった。そう、俺は死んでしまいたくなかった。死んでしまいたくなかったのだ。
 目の前で虫にまみれ昨日まで共に話していた人間だったもの、紅い水溜まりの中でもう誰なのかも判らなくなったもの、そんなものには決して、なりたくなかった。
 だから、生きるためには、割と何でもやった。
 スリは路地の向こうのあんちゃんに教わった。
 闇市のじっちゃんに気に入られてナイフを握ったのは六つの誕生日のことだった。
 小さな子供が好きだなんて馬鹿な大金持ちの遊びに身体も貸してやったし、それで金と旨いもんが手に入るなら、別にそれでよかった。
 もし何かヘマをして命の危険を感じた時には、俺は空から逃げた。闇夜と一緒になって、置き去りにした馬鹿どもを嘲りながら罵りながら、母の待つスラムに逃げた。
 あまりに怖くて帰るなり母の腕の中で泣いたこともあった。
 母がいない時は、あんちゃんやじっちゃんの布団の中で一緒に眠った。あんちゃんは何にも言わずに横にいてくれたし、じっちゃんは笑って抱き締めてくれた。
 きっとそれは、幸せなことだったんだと、思う。
 それが俺の幼少期だった。
タグ:2015

「真っ黒々の」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年04月11日投稿。




過去メモ。
二年前ぐらいの。
一応物語カテゴリにしたけど、続かないしどっちかっていうとエッセイじみてる気がします。
そんな、始まり。











黒いものが好き。
真っ黒々な鴉が好き。
真っ暗闇のゴシックが好き。
流れる黒髪が好き。
瞬きを失った朔の夜が好き。
君が、好き。
僕は真っ黒なものが好きだった。 だから真っ黒なものは何でも欲しかったし、だから、君のことも欲しいと思った。
真っ黒なもので溢れかえれば、いつか、いつか僕も真っ黒に戻れるような気がしていたんだ。
残念ながら、君は真っ黒々とは言えなくて、どす黒いだけの、濁った何かだったのだけど。
だから僕は戻れなかった。
君と同じ、濁ったまんま。
君はいつか全てを捨ててしまうだろう。
それはちょっぴり寂しいことだけど、それよりも今、君が愛されたいと望みながら世界を吐き捨てていることの方が何倍も寂しい。万倍も悲しい。
愛されたいと思うなら、よがってないで世界を見つめてみればいい。
独り善がりの言葉では、誰も君の寂しさなんて気付かない。
取り巻きの愛撫で好がるだけでは、世界の色は計れない。
それなのに君は色を描こうとして。
泣きながら、笑って笑って描いたキャンパス、色があるのに真っ暗闇で。誰も見えない世界が沈んで。
それは本当に描いていると言えるのかな?
タグ:2015

置き去りの言葉をいくつか

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年04月11日投稿。




過去メモ。
二年前ぐらいに書いた、たくさんのフレーズ。
一つ一つに意味なんてなかったんだ。
でも、きっと誰かに聞いて欲しかったのかもね。
閉ざされた場所で、さ。











「no-title」

時に遅れて置いてけぼりで、わたしずぅっと独りぼっち




「no-title」

世界に音があればいいよ
いつか
君の音に辿り着けるから




「no-title」

焼き場が一番好きで、焼き場が一番嫌い

2020年05月09日

「ふと走り出したくなるときがある。」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年04月10日投稿。




過去メモ。
二年前の一月半ば。
物語は動かない。
心は届かない。
それでも、えがいてみたかった。
馬鹿な自分。











ふと走り出したくなるときがある。
人生もうどうでもいいやって、走り出して走って走って走って走って息が切れて立ち止まって。そしたら息が切れた筈なのに笑えてくるんだ。
何だか本当に愉しいもんだから、はは、はははっ、ははははははははっ、ってさ、笑い出すと止まらなくなる。 あははははははははっ、って、笑いすぎるとさ、全部全部馬鹿らしくなる。
そしたら馬鹿みたいだから笑っているのか、笑っているから馬鹿みたいに思えるのか判らなくなってきて。 すごく、寂しくなる。 あははっ、ははっ、はははははっ、ははは…、
寂しい。
寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい。
なのにそんなときに限ってさ、君がいないんだからさ。 人生って馬鹿みたいだよね。 ははははっ、
タグ:2015

「空は紅かった。」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2015年04月10日投稿。




過去メモ。
二年前の一月半ば。
何をしてて書いたか分からないプロローグ。
物語は動かない。
永遠に。ね。











空は紅かった。
空気は濁っていたように思うし、それを肯定するかのように息苦しかったのを覚えてる。 あんなに綺麗な空なのに、鳥は一羽もいなかった。
星は既に消えかけていて、だけど、目を凝らすとまだそこにあって。
僕は深く息を吸う。
上手く酸素が肺に取り込めない。苦しくて苦しくて、自然、息も浅くなる。
何処かで鐘が鳴った。
時計塔の鐘だ。
ごーん、ごーん、ごーん、
規則的に何度か鳴ったそれは、もう朝が近いことを告げていた。
かえろう?
僕は頬を緩める。
君に向かって。
ねぇ、かえろう?
君の声は返ってこない。
それに僕の鼓動は速くなって、ねぇ、ねぇ、ねぇってば、何度も何度も繰り返した。
本当はずっと前から分かっていたのに。
息が苦しい。
空は紅い。
君は目の前にあるはずなのに、何も返しはしなくって。
息は苦しい。
鼓動は走る。
僕は泣きそうになる。苦しくて、苦しくて、苦しくて堪らない。
ねぇ、ねぇ、ねぇってば。
僕は何度も何度も繰り返す。
そうすれば、君が答えてくれるんじゃないかって。そうすれば、君が笑ってくれるんじゃないか、って。
どんっ、 どこかで鐘が鳴る。
そして僕の後ろから、ふんわりとした声が聞こえる。
次の瞬間、鈍い痛みに僕は呼吸を忘れた。
満たされることのない肺が悲鳴を上げて軋む。 ぎしっ、ぎしぃっ、
そうして僕は、僕を失った。
空が紅い。
あぁ、もう、朝だ……。
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