青根温泉7つの源泉が楽しめる、源泉100%かけ流しの温泉浴場「じゃっぽの湯」です。
今年お盆で故郷に滞在中、目指した先が、伊達藩主の湯治場がおかれた青根温泉(あおねおんせん)。
故郷の仙台に帰省するたびに通っていたのは、市内にある奥州三名湯のひとつ、秋保温泉(あきうおんせん)であった。
だが今回は、少し走行距離を延ばす。
到着した駐車場に立てられている青根温泉郷の案内図には、各所に赤い温泉マークが確認でき、ここが恵まれた温泉地域であるのがわかる。
青根温泉には、芥川龍之介や与謝野晶子などの文豪に愛された、歴史ある1528年開湯の不忘閣(ふぼうかく)がある。
付近山中で起きた、昭和の作曲家である古賀政男の自殺未遂事件でも、青根温泉は有名な場所だ。
「じゃっぽの湯」と記された趣きある白木の看板が掲げられている、杉板使用のぬくもりある木造建築。
青根温泉郷にある、この日帰りで楽しめる温泉浴場での入浴が、本日のお楽しみだ。
青根温泉にある「大湯」「新湯」「山の湯」「蔵王の湯」「不忘の湯」「花房の湯」「新名号の湯」の7つの源泉が、じゃっぽの湯で贅沢に使われている。
温泉に含まれる化学成分が少ない単純泉なので、入浴後にすべすべとした肌の感触を期待できる、人気の温泉だ。
番台のいる受付窓口横に設置してある券売機の前に立つ。
選び押したボタンは「大人入浴券 1枚 400円」。
この金額で青根温泉にある7つの源泉を味わえるのだ。
シャンプーやボディソープは完備しており、コインロッカーも返却式なので、金額的には申し分ない。
脱衣所の壁に貼ってある「入浴心得」。
紙面中央列最下層の表には、浴槽の利用形態が記されており、加水や循環を含む全ての項目が「無」になっている。
つまりは、源泉100%のかけ流し温泉浴場なのだ。
久しぶりに会った実家の両親と、語らいながらたどり着いた至高の温泉に、身体をゆっくりと沈める。
浴槽に絶え間なく注ぎ込む温泉水が、身体の芯をとらえ、じわじわと全身へ熱を伝えていく。
歳を重ね、最近硬くなった身体。
大自然が生み出す温浴効果により、血行が促進され、心身ともにほぐされていく時間の経過がたまらない。
日々の生活で全身に溜め込んできた疲労が、温泉水の中へと溶け出し、身体から抜けていった。
改稿・編集 HT
詳しくは以下のリンクを参照してください。
青根温泉 | 宮城県川崎町観光ポータルサイト かわさきあそび http://kawasaki-asobi.jp/spot/spa/aone/
【公式】青根温泉 じゃっぽの湯 https://onl.sc/nfgfZCi
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