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2022年01月31日

2サイクルエンジンオイルは純正でないとダメなのか?

 エンジン式のチェーンソーや刈払機の燃料について、ガソリンに2サイクルエンジンオイルを25:1、または50:1の割合で混ぜたものを使用します。この2サイクルエンジンオイルについて、純正(メーカー製)とホームセンター等で売っている非純正(オートバイ用等)がありますが、私はつい最近まで、非純正を使っていました。なぜなら、純正が1,500円/ℓに対し、非純正が500円/ℓで、非純正の方が圧倒的に安いからです(価格はおおよその目安のため、メーカー、グレード、販売店舗等により違いあり)。

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【2サイクルエンジンオイル:純正(左)と非純正(右)】

 しかし先日、雪山で刈払機による除伐作業をしていたところ、「エンジンのかかりが悪い」、「エンジンの回転数が上がらず、太めの木が切れない」、「スロットルレバーを離すと、すぐにエンジンが切れてしまう」といった不具合が発生しました。雪が舞う(寒く、湿度が高い)日だったので、アイシング(キャブレターの凍結による不具合)が疑われました。ちなみに、このアイシングは専用のカバーを取り付けることで、エンジンからの温風がキャブレターに流れ、緩和されます。刈払機はチェーンソーと違って、冬に使用することがあまり想定されていないため、アイシング対策が甘く、このカバーが標準装備されていない(オプションとして別途購入する必要がある)機種が多いようです。
 話が反れましたが、ダマしダマし使いながら、その日の作業を何とか終え、修理屋に見てもらいました。不具合の原因は「プラグにカーボン(すす)が溜まっていたこと」でした。アイシングの影響も、多少あったかもしれませんが。プロはプラグを点検するのは当然だと思いますが、セミプロの私はプラグをめったに点検しない(一度も点検したことがない?)ので、気付きませんでした。反省です(>_<)。
 ではなぜ、プラグにカーボンが溜まっていたのか?原因は非純正の2サイクルエンジンオイルを使っていたことが、大いに疑われます。新品を半年しか使っていない(毎日使っていた訳ではない)のに、カーボンが溜まったことからも、そのように思います。先輩から「カーボンが溜まるからオイルは純正を使え」と散々指摘を受けていたにも関わらず、それを無視し、「非純正も今の時代は性能が上がっているのでは?パッケージにもチェーンソーに使えると書いてあるし」と勝手に解釈していました。ちなみに、刈払機はスロットルレバーを半握り状態で使うことが多いため、フルスロットル(アクセル全開)で使うことが多いチェーンソーよりも、カーボンが溜まりやすいようです。

 2サイクルエンジンオイルについて調べてみたところ、その働きは結構重要で、粗悪なオイルを使う等していると、焼き付き(エンジンの部品の熱による破損)を起こし、高額な修理費用がかかるようです。オイル代をケチっていると、あとあとになって、修理費用がかさみ、結果的には損をする。2サイクルエンジンオイルは純正を使おうと、心に決めた瞬間でした。




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posted by ゆっくん at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 林業
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