2023年01月26日
長靴へのゴミ侵入対策
天候の悪い日や、寒い日、ぬかるんだ場所で仕事をする際、地下足袋ではなく、長靴を履くと思います。長靴は履き口に隙間ができやすく、そこからゴミが入りがちです。一方で、地下足袋は履き口と脚が密着し、隙間ができにくいです(下写真参照)。
【左:長靴は履き口に隙間ができやすい、右:地下足袋は隙間ができにくい】
林業の現場では、シダ等が鬱蒼としている所をよく歩くため、何も対策をしていないと、確実に長靴の中にシダの葉等が入ったり、チェーンソー等のオガクズが入ったりします。長靴の中にゴミが入ると、足に違和感が出てきて、作業に集中できなくなりますし、いったん長靴を脱いで、ゴミを出して、また履き直すのも面倒です。
そこで、長靴へのゴミ侵入対策として、3点ほど紹介したいと思います。
1.長靴の履き口を絞る
長靴の履き口には、ヒモやマジックテープが付いているものもあり、履き口を絞って、隙間を小さくすることができます(下写真参照)。
【左:履き口をヒモで絞るタイプ、右:マジックテープで絞るタイプ】
上写真・左のように、ヒモで絞るタイプの場合は、隙間ができにくく、ゴミが入りにくいです。ただ、細かいゴミの侵入を完全に防ぎきることはできません。
一方で、上写真・右のように、マジックテープで絞るタイプ(写真では分かりにくいですが)は、少し隙間ができるため、ゴミの侵入を完全には防げません。
そして、そもそも絞るものが付いていない長靴では、どうしようもないです。
2.足カバーを使用する
下写真のように、長靴の履き口の所を足カバーで覆います。
【左:足カバーを着用した状態、右:足カバー】
足カバーの上側、下側のフチはゴム製なので、極端にずり落ちることはありません。よって、足カバーの上側が履き口より下にずり落ち、ゴミが侵入することはほとんどありません。履き口に絞るものが付いていない長靴を履く際は、非常に有効だと思います。
もともと足カバーの下側のフチには、靴の底に引っ掛けるゴムが付いていましたが、私は邪魔くさいので切りました。そのゴムは足カバーのずり上がり防止のために付いています。ローカットの(足首回りが低い)安全靴を履くのであれば、足カバーが履き口より上にずり上がり、そこからゴミが入ってしまうことがあるので、ゴムを用いてずり上がりを防止する必要があります。一方で、長靴は履き口まで足カバーがずり上がることはないので、ゴムは不要という訳です。
私は足カバーをホームセンターで購入しましたが、ネットにも良さそうなものがあったので、是非試してみてください(下のリンク参照)。
3.ヤッケやカッパのズボンのスソを長靴の外に出す
寒い日や雨の日等は、通常の作業着のズボンの上に、ヤッケやカッパのズボンを重ね履きすると思いますが、そのスソを長靴の中に入れるのではなく、外に出すことで、履き口からのゴミの侵入を防げます。
ただ、そのままの状態で(スソを長靴の下の方まで下ろして)作業すると、地面付近のかん木等にひっかかって、スソが破ける可能性が高くなります。破けを放置しておくと、スソから上の方に裂け上がり、すぐ買い替える羽目になります。特に、カッパはヤッケに比べて値段が高いので、破け対策は必須です。
また、スソを下ろして作業するもう1つのデメリットとして、スソが濡れて、オガクズや泥が付きやすくなります。作業を終えた後、濡れたスソを乾かしたり、オガクズや泥を払い取ったりするのは何かと手間です。
そこで、私はスソを少し上の方に上げ、ゴムひもで絞って留めています。留める位置は長靴の履き口の箇所です(下写真参照)。履き口より下の箇所(長靴の胴の部分)で留めると、ゴムひもが下にずり落ちやすく、その結果ヤッケやカッパもずり落ちてしまいます。
【左:カッパのスソを上げてゴムひもで留めた状態、右:ゴムひもで留める位置は履き口にする】
ただ、ヤッケやカッパのスソを上に上げ過ぎると、スソが履き口より上にずり上がることがあるので、上げ過ぎには注意します(ほど良い位置で留めます)。
ちなみに、このゴムひもは100均の自転車カゴネットをほどいたものです。ゴムひもを絞る部品は、ペットボトル入れや長靴等に付いていたものを使い回しました(下写真参照)。
【ゴムひもと絞る部品】
もう1つの方法として、100均のべんりベルトで留める方法があります。
※ 画像は「DAISO 公式通販 ダイソーネットストア https://jp.daisonet.com/products/4549131640632?srsltid=AfmBOoqmOzxD7_Jjmccyqb-mcSiKX-MtvjCdwBLV1wQ4F1NbKtFEay_x」より引用
【カッパのスソをべんりベルトで留めた状態】
べんりベルトのサイズが合わない(大きすぎる)場合は、使用中にカッパのスソがずり落ちてくるため、マジックテープ部分を切り貼りし、短くして使用します。
【切り貼りしたべんりベルト(貼り付けには接着剤を使用)】
私は寒い日や雨・雪の日は、長靴にケッヤまたはカッパを履き、暑い日や天気の良い日は、地下足袋、その他の場合は、足カバーを使っています。短時間の山見程度であれば、長靴の履き口を絞るだけで大丈夫です。参考にしていただけたら嬉しいです。
※ 記事一覧はこちら
【左:長靴は履き口に隙間ができやすい、右:地下足袋は隙間ができにくい】
林業の現場では、シダ等が鬱蒼としている所をよく歩くため、何も対策をしていないと、確実に長靴の中にシダの葉等が入ったり、チェーンソー等のオガクズが入ったりします。長靴の中にゴミが入ると、足に違和感が出てきて、作業に集中できなくなりますし、いったん長靴を脱いで、ゴミを出して、また履き直すのも面倒です。
そこで、長靴へのゴミ侵入対策として、3点ほど紹介したいと思います。
1.長靴の履き口を絞る
長靴の履き口には、ヒモやマジックテープが付いているものもあり、履き口を絞って、隙間を小さくすることができます(下写真参照)。
【左:履き口をヒモで絞るタイプ、右:マジックテープで絞るタイプ】
上写真・左のように、ヒモで絞るタイプの場合は、隙間ができにくく、ゴミが入りにくいです。ただ、細かいゴミの侵入を完全に防ぎきることはできません。
一方で、上写真・右のように、マジックテープで絞るタイプ(写真では分かりにくいですが)は、少し隙間ができるため、ゴミの侵入を完全には防げません。
そして、そもそも絞るものが付いていない長靴では、どうしようもないです。
2.足カバーを使用する
下写真のように、長靴の履き口の所を足カバーで覆います。
【左:足カバーを着用した状態、右:足カバー】
足カバーの上側、下側のフチはゴム製なので、極端にずり落ちることはありません。よって、足カバーの上側が履き口より下にずり落ち、ゴミが侵入することはほとんどありません。履き口に絞るものが付いていない長靴を履く際は、非常に有効だと思います。
もともと足カバーの下側のフチには、靴の底に引っ掛けるゴムが付いていましたが、私は邪魔くさいので切りました。そのゴムは足カバーのずり上がり防止のために付いています。ローカットの(足首回りが低い)安全靴を履くのであれば、足カバーが履き口より上にずり上がり、そこからゴミが入ってしまうことがあるので、ゴムを用いてずり上がりを防止する必要があります。一方で、長靴は履き口まで足カバーがずり上がることはないので、ゴムは不要という訳です。
私は足カバーをホームセンターで購入しましたが、ネットにも良さそうなものがあったので、是非試してみてください(下のリンク参照)。
価格:650円 |
3.ヤッケやカッパのズボンのスソを長靴の外に出す
寒い日や雨の日等は、通常の作業着のズボンの上に、ヤッケやカッパのズボンを重ね履きすると思いますが、そのスソを長靴の中に入れるのではなく、外に出すことで、履き口からのゴミの侵入を防げます。
ただ、そのままの状態で(スソを長靴の下の方まで下ろして)作業すると、地面付近のかん木等にひっかかって、スソが破ける可能性が高くなります。破けを放置しておくと、スソから上の方に裂け上がり、すぐ買い替える羽目になります。特に、カッパはヤッケに比べて値段が高いので、破け対策は必須です。
また、スソを下ろして作業するもう1つのデメリットとして、スソが濡れて、オガクズや泥が付きやすくなります。作業を終えた後、濡れたスソを乾かしたり、オガクズや泥を払い取ったりするのは何かと手間です。
そこで、私はスソを少し上の方に上げ、ゴムひもで絞って留めています。留める位置は長靴の履き口の箇所です(下写真参照)。履き口より下の箇所(長靴の胴の部分)で留めると、ゴムひもが下にずり落ちやすく、その結果ヤッケやカッパもずり落ちてしまいます。
【左:カッパのスソを上げてゴムひもで留めた状態、右:ゴムひもで留める位置は履き口にする】
ただ、ヤッケやカッパのスソを上に上げ過ぎると、スソが履き口より上にずり上がることがあるので、上げ過ぎには注意します(ほど良い位置で留めます)。
ちなみに、このゴムひもは100均の自転車カゴネットをほどいたものです。ゴムひもを絞る部品は、ペットボトル入れや長靴等に付いていたものを使い回しました(下写真参照)。
【ゴムひもと絞る部品】
もう1つの方法として、100均のべんりベルトで留める方法があります。
※ 画像は「DAISO 公式通販 ダイソーネットストア https://jp.daisonet.com/products/4549131640632?srsltid=AfmBOoqmOzxD7_Jjmccyqb-mcSiKX-MtvjCdwBLV1wQ4F1NbKtFEay_x」より引用
べんりベルトのサイズが合わない(大きすぎる)場合は、使用中にカッパのスソがずり落ちてくるため、マジックテープ部分を切り貼りし、短くして使用します。
【切り貼りしたべんりベルト(貼り付けには接着剤を使用)】
私は寒い日や雨・雪の日は、長靴にケッヤまたはカッパを履き、暑い日や天気の良い日は、地下足袋、その他の場合は、足カバーを使っています。短時間の山見程度であれば、長靴の履き口を絞るだけで大丈夫です。参考にしていただけたら嬉しいです。
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