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2018年09月18日

自律神経失調症って??

自律神経とは、自分の意思とは無関係に働く組織にある神経系のことです。


血管リンパ腺内臓などがあります。


 


呼吸や代謝、消化、循環など自分の意思とは無関係で生命活動の維持し、絶えず活動している神経を指します。


 


この自律神経がうまく機能しなくなることを自律神経失調症といいます。


 


実は、自律神経失調症はきちんと定義された病気とは認められていません。


疾患名ではなく、神経症うつ病になったときに、一緒に出てくる症状の総称です。


 


さまざまな疾患と一緒に現れてきますが、おおもとはストレスが原因であることがほとんどです。


 



 主な症状としては以下のものがあります。



 


このように症状はきわめて多岐に渡ります。


また、身体面だけでなく、人間不信やコミュニケーション障害など精神面にも支障をきたす場合もあります。


 


自律神経失調症については、次回、原因やメカニズムについて紹介しようと思います。










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2018年09月17日

うつ病になりやすい人

人は思いのほか、他者からの言葉に影響されます。

学校、職場、ご近所さんなど、その人と接する時間が長くなるにつれて、あなたの言葉遣いや思考も相手とだんだん似てくるようになります。

話す相手によって、あなた自身は良い方向にも悪い方向にも影響を受けてしまうことが知られています。

普段どんな人と一緒にいるか、考えてみると、思い浮かんだ人とちょっと似てるな、と思うこともあるかもしれません。

 

以上のことを踏まえて、今回は悪い影響をなるべく受けないようにするために、

うつや不安になりやすい言葉遣いをご紹介しましょう。

 



 

(1)3人称が少なく、1人称が多い
うつ状態や不安になりやすい人は「彼」「彼女」「あいつら」といった3人称や人の名前を呼ぶことが、少ない傾向にあります。
一方で、「わたしは〜」「おれ〜」といった1人称を頻繁に使う傾向があります。
 
これは、なんでもかんでも「自分が物事に関係しているんだ」と思い込んでしまうことで、余計なストレスや心配事が増えてしまうことが理由のひとつです。
 
 
(2)断言調の話し方
メンタルをやみやすい人は、 「いつも」「常に」「絶対」「間違いない」など物事を言い切る表現を無意識に使っていることが多いです。

白か黒かの2択でしか物事を考えられず、現実の変化にうまく適応できない人に多い話し方です。

 

こうした負の側面から抜け出すためにも、

1人称をなるべく使わないようにする
物事のあいまいさを認めて、「たぶん」「おそらく」「〜かもしれない」といったフレーズを使ってみる
といった工夫をしてみましょう。

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2017年08月27日

児童虐待(1)


近年、社会的に大きく取り上げられている問題のひとつに児童虐待があります。

日本の未来を左右する重大な事柄として、今回は福祉領域である児童虐待について紹介しましょう。



児童虐待とは、

親あるいは代理の保護者の行為によって、児童の心身が危険にさらされること、またはその行為

と定義されます。



児童虐待には、以下の4つがあります。

@ 身体的虐待 ( physical abuse )

 身体に外傷が残る、または残るおそれがある虐待。
 生命の危機を伴う暴力行為で、殴る、蹴る、叩く、体を揺する、たばこの火を押しつけるなどの行為があげ られます。


A 心理的虐待 ( psychological abuse )

 児童に強い不安やうつ状態などを引き起こさせる言動を主とする虐待。
 暴言や拒絶的な態度、過度なプレッシャーをかけるなどがあげられます。
 

B 性的虐待 ( sexual abuse )

 わいせつな行為をしたり、させること。
 14歳以上の女子が被害者になることが多く、母親の交際相手や実父が加害者となることが多いです。


C ネグレクト ( neglect )

 児童の健全な心身発達を損なう衣食住環境や医療環境を、長期間放置しておくこと。
 責任放棄状態であり、いわゆる無視に該当します。



児童虐待は、世間の関心も高く取り立て大きな問題なので、

今後も詳しく見ていくことにしましょう。



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posted by NEMU at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床心理学

2016年12月02日

プロファイリング

近年、日本の犯罪件数は減少傾向にあります。

しかしSNSやメディアが発達し、事件内容が一瞬にして拡散し何度も取り上げられることで

「犯罪件数が増えている」「凶悪犯罪が多発している」と思い込んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回は犯罪学と心理学が融合した学問「犯罪心理学」、そのなかでも「プロファイリング」についてお伝えし

ようと思います。



プロファイリング( profiling )とは、
行動科学を応用して犯罪に関する情報分析を行い、犯人像を割り出す科学的な
犯罪捜査の手法
のことです。

犯行現場の状況、犯行手段、被害者の属性などの情報を分析し、犯人の属性、犯行の連続性、次回犯行予測などの推定を行います。

連続して犯行が発生する性犯罪や窃盗などに対してプロファイリングがしばしば適用されています。




一口にプロファイリングといってもさまざまな種類があります。

今回は2つの分析手法をお伝えします。



FBI方式( FBI method of profiling )とは、アメリカで開発されたプロファイリング手法のことです。

犯行状況から犯人のパーソナリティと関連する類型を予測し、犯人の犯行後や普段の行動様式について推定していきます。

臨床的プロファイリングあるいはトップダウン式プロファイリングとも呼ばれ、事例分析を中心とした手法といえます。

過去に前例のない新しいタイプの事件にも対応できるとされています。



FBI方式では犯行状況や人物像に関して、大きく秩序型無秩序型の2つに分類されることが知られています。



 秩序型(犯行)                  無秩序型(犯行)         
・計画的犯行                   ・無計画的犯行
・死体を移動する                 ・死体をそのまま放置する
・証拠が僅少                   ・証拠が豊富


 秩序型(人物像)                 無秩序型(人物像)
・高い知能                    ・平均以下の知能
・社会に適応している               ・社会に不適応
・同居人がいる                  ・単身生活
・犯行時に怒りや抑うつを伴っている        ・犯行時に驚嘆や混乱を伴っている





リバプール方式( liverpool method of profiling )とは、イギリスのカンター( Canter,D. )によって開発されたプロファイリング手法のことです。

過去の類似事件のデータに統計的処理を施し、その結果をもとに犯人像を推定していきます。

統計的プロファイリングあるいはボトムアップ式プロファイリングとも呼ばれ、統計分析を中心とした手法といえます。

新しいタイプの事件への対応は困難ですが、客観性・再現性を確保できる点で優れています。





これまでの犯罪捜査は捜査官の経験に基づいた捜査が中心でしたが、プロファイリングといった心理学の知見

が取り入れられたことにより、さまざまな調査や研究が行われるようになりました。

犯罪心理学の理解を深めていきたい方は、以下の書籍も参考にしてみてください。

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posted by NEMU at 15:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 犯罪心理学

2016年12月01日

内言と外言

幼児が初めて話す言葉にはどんな意味があるのか、いつ頃から人と対話することができるのか。

幼児の言語発達に関しては、諸説あるといわれています。

今回は発達と言語について、2人の偉大な人物を対比させながらお伝えしようと思います。



まず言語には、内言と外言の2種類があるといわれています。


内言( inner speech )とは、
声に出さずに頭の中で思考の道具として用いられる言語のことです。


外言( outer speech )とは、
声に出して他者とのコミュニケーションの道具として用いられる言語のことです




このことを踏まえて、2人の心理学者ピアジェヴィゴツキーの主張をみていきましょう。


ピアジェ( Piaget,J. )は、
3歳頃の幼児は他者の視点をもつことができないと主張し、これを自己中心性( egocentrism )と呼びました。

幼児の発話は他者とのコミュニケーションという性質をもたず、独り言のように聞こえる自己中心語がこの頃の幼児にはあらわれると考えました。




ヴィゴツキー( Vygotsky,L.S. )は、言語は最初にコミュニケーションの道具(外言)として発生し、人間の発達や成長の過程で思考の道具(内言)の機能を獲得すると考えました。

コミュニケーションの道具(外言)から思考の道具(内言)に派生する過程で、外言の形を取りつつも機能としては内言の働きをする‟ 独り言 ”のような発話が3〜6歳頃にかけて頻繁にみられることに気がついたのです。

内言は外言として発生した言語が自己中心的言語の出現時期に思考の働きと出会い、思考の道具としての働きを獲得したものと考えられています。



ピアジェ VS ヴィゴツキー

ここで言語の発達についてピアジェとヴィゴツキーの対立についてみていきましょう。



@ 幼児の言語は他者とのコミュニケーションの性質を備えているか、備えていないか?


  ピアジェ・・・備えていない
⇒発話は他者とのコミュニケーションという性質をもたず、独り言と捉える。


  ヴィゴツキー・・・備えている
⇒発話はコミュニケーションの道具として発生する。




A 独り言の消滅はどのようにして起こるのか?


  ピアジェ
⇒他者の視点をもつことで、他者への伝達を意図した発話が行えるようになり、独り言が消滅する。
 これを脱中心化という。


  ヴィゴツキー
⇒内言を獲得することで独り言が消滅する。言語を発話せず、思考の道具として内言を用いるようになる。



この2人の心理学者による論争をピアジェ=ヴィゴツキー論争といいます。



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posted by NEMU at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達心理学

2016年11月30日

購買行動パターン

現代社会ではなかなか商品が売れないため、企業は何かと頭を悩ませています。

高度経済成長期の日本は、とにかくモノが不足していたので作れば売れてゆくという構図が成立していました。

いわゆる大量生産大量消費という時代です。


ところが生活が豊かになるにつれて、人々はより高品質のモノを求めるようになります。

消費者がモノを選択する時代が徐々に到来します。

企業は興味や関心が多様に拡大した消費者をそれぞれターゲットにして、商品開発に力を注いでいくように

なります。また同時に消費者が購買に至るまでの過程やどのような買い方をするのかなど購買パターンを

知ることが重要になってきす。

今回は消費者の購買行動パターンについてお伝えしようと思います。




購買行動パターンには、消費者の関与度(どのくらいその商品に興味があるのか)と購買する商品の数によって4つに分かれます。


(1)ブランド・ロイヤルティ
(2)バラエティ・シーキング
(3)リピート購買
(4)ブランドスイッチ  
                   



(1)ブランド・ロイヤルティ( brand loyalty )

消費者がある商品に対して興味や関心が高く、特定のブランドを繰り返し
購入する行動
のことです。

ただ繰り返し購入するのではなく、購入する理由がはっきりと存在します。
自分の好きなブランドの時計やお気に入りの雑誌などを繰り返し購入することは、ブランド・ロイヤルティにあたります。



(2)バラエティ・シーキング( variety seeking )

現在自分が選択しているブランドに飽きて、好奇心からブランドを切り替えて別のブランドを購入し、いろいろと試してみる行動のことです。

消費者は、元々その商品カテゴリーに興味や関心があり、たまに選択を変えてみることで消費を楽しんでいる状態といえます。

バラエティ・シーキングは、品ぞろえの多い商品カテゴリーや購入頻度が高い商品カテゴリーで
特に起こりやすいとされています。




(3)リピート購買( repeat purchasing )

あまり興味や関心のない商品カテゴリーにおいて、一度購入したブランドをその後も続けて購入することです。

商品に対する消費者の関与度が低いため、面倒くさがって別のブランドを試そうとはせずに、前と同じものを購入する傾向にあります。

‟ なんとなく前と同じものを ” 、という心理がはたらいています。



(4)ブランドスイッチ( brand switch )

いつも購入しているブランドではなく、同じ商品カテゴリー内で異なるブランドを購入することです。

この場合、消費者はその商品カテゴリーに対する興味や関心が低いです。
別の商品を試してみるという点ではバラエティ・シーキングと同じですが、関与度の点では異なるので2つは区別されます。



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2016年11月29日

記憶の3過程

わたしたち人間は何かものごとを記憶することで、生活を営んでいます。

人の顔・名前、道順、勉強、仕事など憶えるべきことは無限にあるように思われます。

しかし、記憶がどのように構築されていくか普段から意識している人はほとんどいないのではないでしょうか?

今回は記憶のメカニズムについてお伝えしようと思います。




まず心理学や脳科学の世界では、一般的な記憶のことを記憶痕跡(きおくこんせき)といいます。


記憶痕跡( memory trace )とは、残存している過去経験の総称のことです。


人間の記憶に関する認知過程には、3つの区分があります。

記銘 ⇒ 保持 ⇒ 想起 が記憶の3過程と呼ばれています。




記銘( memorization )とは、経験したことが記憶として取り込まれることです。

外部の刺激がもつ情報を人間の内部の記憶に取り込める形に変換し、
実際に取り込んでいくことから符号化( encoding )とも呼ばれます。


脳の大脳辺縁系にある海馬は、記銘に大きな役割を果たしており、海馬を損傷すると記銘が困難になることが

報告されています。




保持( retention )とは、記銘されたことが持続的に維持される過程のことです。

保持の段階では、取り込まれた情報は内部で貯蔵( storage )されており、外には現れません。

保持されている時間の長さによって、感覚記憶、短期記憶、長期記憶に分類されます。




想起( remembrance )とは、保持されている記憶痕跡が一定期間経過後に外に現れることです。

保持されたものの中から特定の情報を探し出すことから検索( retrieval )とも呼ばれています。




最後に記憶についてありがちなお話を・・・


ここまで出ているんだけど、なかなか思い出せない!!

なんとなくは思い出せているんだけれども、はっきりと思い出せない・・・!!

そんな現象も心理学的に定義されています。

この現象を舌端現象といいます。



舌端現象( tip−of−the−tongue phenomenon )とは、
記憶痕跡を保持していることは分かるが、想起できそうで想起できない現象のことです。
頭文字をとって、TOT(ティー・オー・ティー)現象とも呼ばれます。




記憶に関するそれぞれの過程には、その処理を促進する方略や逆に阻害する要因などが実験によって明らかに

されています。



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2016年11月28日

精神分析学(1)

「 心理学 」といえば・・・どんなことを思い浮かべますか?

カウンセリングや嘘を見抜くといったことを思い浮かべる方も多いでしょうが、

フロイトやユングといった心理学の礎を築いた人物を思い浮かべる方もいると思います。

今回は高校の教科書にも載っている精神分析学についてお伝えしようと思います。




精神分析学( psychoanalysis )とは、
精神科医フロイト( Freud,S )によって創始された心理学派。人間の行動の多くが意識よりも無意識によって左右されるとして、無意識の重要性を強調しました。無意識を分析対象としたため、意識を分析対象とする心理学派の批判を行いました。



「思わす口に出てしまった」など、人間の意図しない行動(失錯行為 ; parapraxis)に注目し、

意識できない心の領域である無意識( unconscious )の存在を重視しました。また意識に存在すると

苦痛を感じる心的外傷( trauma )を無意識に抑圧( suppression )することで自我を守ると考えました。

特に幼児期の心的外傷を無意識に抑圧することがヒステリーなどの問題行動を引き起こすと考えました。


フロイト自由連想法( free association )や夢分析( dream analysis)などの手法を用いて、

抑圧された心的外傷を意識化することで精神的な問題を治療できると考えました。




精神分析は客観性や再現性などの問題があり、科学としての心理学という観点から批判が多く、心理学という

学問全体が非科学的であると揶揄されることもあります。

しかし、その後の臨床心理学の基礎理論をつくったという意味で、その貢献は大きいといえます。




今回は精神分析についてのほんの導入部分です。

次の章でさらに詳しくお話していきます。


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2016年11月24日

タイプ別行動パターン

病院の待合室、

同じフロアで診療待ちの患者さんたちを眺めていると

どことなく振る舞いや出で立ちが似ていると感じたことはありませんか?

イライラしていたり、不安そうな表情を浮かべていたり......

今回は性格や気質が身体に与える影響について、お伝えしようと思います。




タイプA行動パターン( type A behavior pattern )とは、
フリードマン( Friedman,M. )とローゼンマン( Rosenman,R.H. )が注目した
冠状動脈性心臓疾患の患者に特徴的な行動パターン
のことです。


主な特徴として、

時間的切迫感がある、達成欲求が強い、

野心や競争心がある、攻撃性が高い、敵意を抱きやすい

などの特徴があります。

特に、攻撃性と敵意が心臓疾患と関連していると考えられています。

また、大声で早口にしゃべる傾向もあり、せっかちで衝動的な性格といえます。



心臓疾患の原因として

血液凝固時間が短い、コレステロール値が高い、種々の場面で血圧が上昇しやすい

ということが明らかにされています。



行動パターンの形成要因として

遺伝的要因・親の養育態度などの一次的要因

競争や攻撃・敵意、時間的切迫を促す環境などの二次的要因の2つがあります。




タイプB行動パターン( type B behavior pattern )とは、
タイプAに比べて時間的切迫感を感じない非攻撃的な行動パターン
のことです。

冠状動脈性心臓疾患に罹患する割合が、タイプAの2分の1と報告されています、

穏やかで、落ち着いた性格といえます。




タイプC行動パターン( type C behavior pattern )とは、
がんの発生率が高いと考えられている性格傾向
のことです。

協力的で控えめ、自己主張を抑制しがちで周囲に従順であるなどの特徴があります。

がん発症後の経過が悪いことが指摘されており、感情を抑制することによる慢性的なストレスが、

がん細胞に対する免疫力を低下させていると考えられています。



健康心理学の概要について詳しく知りたい方は、以下の書籍も参考にしてみてください。


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2016年11月22日

バーナム効果

占い師の言うことを信じてしまう、性格診断テストが自分に当てはまっていると思い込んでしまう、

そんなバーナム効果についてお伝えしようと思います。


バーナム効果(Barnum effect)とは、
誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格を表す記述を、あたかも自分だけに当てはまっているかのように都合よく解釈してしまう主観的な傾向
と定義されます。


アメリカの心理学者バートラム(Bertram,R.F.)は、被験者にあるテストを実施しました。
被験者にはテストの結果から性格がわかると教示し、テスト終了後に事前に用意した性格に関する記述を
テスト結果として与えました。

被験者に与えられたテスト結果は、どれも同じ内容のものでしたが
多くの被験者が自分の性格にあてはまっていると回答しました。



人は他者から性格や思考について指摘されると、今までの人生の中でその指摘に合致するような出来事や

体験を優先的に想起してしまう傾向があります。

よく考えればその指摘に反するようなこともたくさん経験してきているはずなのですが、

特に意識することなく他者の評価や診断に関連した記憶ばかりが呼び起こされてしまうのです。




バーナム効果をより強固にする条件として次のようなものがあります。


@ 性格分析が自分にだけ適合していると信じている

A 評価者(分析者)の権威や地位を信じている

B 分析内容がネガティブなものではなく、前向きな内容ばかりである



これらの条件に当てはまる人ほど、バーナム効果の影響を受けやすいといえます。



思わず信じ込んでしまう、騙されやすいという方は、以下の書籍を参考にしてみてください。


コールド・リーディング [ イアン・ローランド ]

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