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posted by fanblog

2016年11月29日

記憶の3過程

わたしたち人間は何かものごとを記憶することで、生活を営んでいます。

人の顔・名前、道順、勉強、仕事など憶えるべきことは無限にあるように思われます。

しかし、記憶がどのように構築されていくか普段から意識している人はほとんどいないのではないでしょうか?

今回は記憶のメカニズムについてお伝えしようと思います。




まず心理学や脳科学の世界では、一般的な記憶のことを記憶痕跡(きおくこんせき)といいます。


記憶痕跡( memory trace )とは、残存している過去経験の総称のことです。


人間の記憶に関する認知過程には、3つの区分があります。

記銘 ⇒ 保持 ⇒ 想起 が記憶の3過程と呼ばれています。




記銘( memorization )とは、経験したことが記憶として取り込まれることです。

外部の刺激がもつ情報を人間の内部の記憶に取り込める形に変換し、
実際に取り込んでいくことから符号化( encoding )とも呼ばれます。


脳の大脳辺縁系にある海馬は、記銘に大きな役割を果たしており、海馬を損傷すると記銘が困難になることが

報告されています。




保持( retention )とは、記銘されたことが持続的に維持される過程のことです。

保持の段階では、取り込まれた情報は内部で貯蔵( storage )されており、外には現れません。

保持されている時間の長さによって、感覚記憶、短期記憶、長期記憶に分類されます。




想起( remembrance )とは、保持されている記憶痕跡が一定期間経過後に外に現れることです。

保持されたものの中から特定の情報を探し出すことから検索( retrieval )とも呼ばれています。




最後に記憶についてありがちなお話を・・・


ここまで出ているんだけど、なかなか思い出せない!!

なんとなくは思い出せているんだけれども、はっきりと思い出せない・・・!!

そんな現象も心理学的に定義されています。

この現象を舌端現象といいます。



舌端現象( tip−of−the−tongue phenomenon )とは、
記憶痕跡を保持していることは分かるが、想起できそうで想起できない現象のことです。
頭文字をとって、TOT(ティー・オー・ティー)現象とも呼ばれます。




記憶に関するそれぞれの過程には、その処理を促進する方略や逆に阻害する要因などが実験によって明らかに

されています。



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posted by NEMU at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知心理学
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