栄養が偏ったり不足していては、どんなにすごい育毛剤を使っても、その効果はあまり期待できません。
体の中から生えてくる以上、それを作るための栄養素が足りなければ、いくら発毛因子を活性化させても無意味ですからね。
では実際にどのような食事が育毛にいいのでしょうか?
まずはタンパク質です。
髪は18種類のアミノ酸が結合して出来る「ケラチン」というタンパク質で出来ています。
なのでタンパク質の摂取は必須となります。
ですがタンパク質が豊富だからと牛肉ばかり食べていると、脂質も多く含まれているので、その脂で毛穴が詰まりやすくなります。
育毛に限らず、体のためのタンパク源として良いとされるのは「大豆」ですね。
大豆はタンパク質が豊富で、栄養吸収効率も高い食品です。
また「イソフラボン」という女性ホルモンに似た働きをする成分も含まれています。
まさに一石二鳥というべき存在です。
豆腐や納豆などをなるべく食べましょう。
それからビタミンやミネラルの補給も欠かせません。
効率よくアミノ酸を作り出すためには重要です。
育毛のために重要とされるビタミンはA・B6・Dがあります。
ビタミンAは髪のためには欠かせない栄養素です。
緑黄色野菜にたくさん含まれているので嫌いな人も多いのではないでしょうか?
実は私も苦手でほとんど食べません(笑)
ですが髪のためと我慢して最低限、不足しないように食べましょう。
それほど必要とされる量自体は多くないので、毎日少しずつでも食べれば欠乏する事はまずありません。
ビタミンB6はアミノ酸の代謝に必要で、血液を作るのにも大切な栄養素です。
マグロ・カツオ・アジ・サバなど青魚にたくさん含まれています。
魚はタンパク質も豊富なので、髪には嬉しい食材です。
肉よりも魚を積極的に食生活に取り入れましょう。
ビタミンDはカルシウムの吸収をよくする働きがあります。
カルシウムには髪の黒い色素を作り出す働きもあるのでこれも重要になります。
またビタミンDは尿などで排出されて体内にはとどまらないので、毎日摂取することが大切です。
魚に多く含まれていて、アジ・サバに加え、イワシ・サンマ・サケなどに多く含まれています。
それからミネラルです。
ミネラルにもたくさんありますが、育毛で重要なのは亜鉛です。
亜鉛には男性ホルモンによる脱毛を抑える働きがあります。
多く含まれているのは牡蠣やイワシなどの青魚など。緑茶にも含まれているそうです。
昆布やわかめといった海藻類は育毛にいいと言われます。
実際、保湿効果があるので育毛剤などには使われていたりしますが、これらを食べることによる育毛効果はさほど期待できません。
ですが海藻類には上記の亜鉛をはじめ、ミネラルが豊富なので、タンパク質やビタミンの吸収もよくします。
バランスよく栄養補給するという観点からは役に立ちますね。
髪の健康を考えれば、魚中心に豆腐や納豆を一皿、野菜も少しずつ食べるというのが理想ですね。
とはいえ、これらを毎日食べても、それだけですでに薄毛になっている人が発毛する事は考えにくいです。
じゃあ食生活改善には意味がないのか?というとそうではありません。
逆に言えば食生活だけで薄毛になる事は滅多になく、それ以外の原因があります。
それらの問題点を改善をした上で、必要な栄養素を取れば、改善しやすくなるということです。
何でもそうですが原因となるものをほったらかしのままで、表面的な対策をしただけでは何も変わらないということです。
ただ今回挙げたような食事を毎日続けるのは実際には難しいですよね。
なので現実にはサプリメントなどを使用するのがいいと思います。
もちろん食事での補給がメインですが、どうしても毎日摂り続けるのは難しいので、その辺はうまく併用して補っていきましょう。
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