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2016年11月08日

決められた答えのない問いに対して…

今は、この本を読んで勉強しています。

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アクティブ・ラーニングの真髄といえば、「決められた正解のない問いに対して、最適解を考えていく姿勢」だと思います。

学び合いのように、決まった答えが明確にあることに対して、全員で課題を達成させる活動も、大切だと思います。
クラスで話し合いをして、新しいルールや考え方をみんなで創っていくのも、大切だと思います。

しかし、まだ見ぬ未来に向けて、最適な答えを考えていく取り組みも、すごく大切だと思います。

私は、学校というのは、社会に出るための準備をする場所だと思っています。
そこで勉強する内容は、直接的に将来役に立つことは少ないかもしれません。
しかし、問題を解くに当たって自然と身についている、「先を見通す力」や「現状を正確に把握する力」というものは、非常に大切な能力だと思っています。
そのために国語や算数があり、学年に応じて目標が定められているはずなのです。

アクティブ・ラーニングが大きく取り上げられているのも、この活動の流れが、大人の世界で仕事として進められている流れに非常に近いものがあるからだと思っています。
将来に役立つ力だからこそ、全国で取り組んでいこうと盛り上がっているはずなのです。

未知の課題に対して、対処法の最適解を探していくのは、私たち大人からすれば極々日常的な活動です。
私たちの仕事は、未知へのトライの連続です。
子どもたちの授業のように、始めから答えが用意されている仕事なんてほとんどありません。
だから、子どものうちからそのような課題にも挑戦できるような姿勢は習得させる必要があるのです。

未知への挑戦、大人だけではなく、子どももきっとワクワクしてくるはずなんです。

そのためにも、課題設定はしっかり考えましょう。
どれだけ素晴らしい展開を考えていても、課題が興味の持てるものでなければ、子どもの心は揺さぶられません。
これはしっかり考えていきたいという、提示の仕方、話し方をしっかり用意する必要があります。
出会いは大事ですからね。
逆を言うと、課題提示がしっかりできれば、子どもは勝手に個人的に動き出します。
それが最高のスタートですよね。

答えのない問いに対してどこまで考えられるか、その力が一番大切なものだと思っています。
その力をもっともっと伸ばせていけるように、日々勉強です。



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気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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