まだまだ暑いですが、もう9月です。
しかし、最近は9月といってもまだ夏ですよね?
朝夕はなんとなく涼しく感じても、昼間は相変わらず強い日差しで身体を焼かれますからね。
それでも今日の関東はずいぶん涼しい一日でしたけど。
季節の話はこの辺にして、今回のプリンス社報は1963年8月号です。
この忘れた頃にひっそりと紹介するプリンス社報もこれで何回目でしょう?
富士精密ニュースから細々と続けてきたので結構な回数になってきました。
では早速本題に入ります
今回は1963年8月号、通算130号になります。
いつものように表紙から
湖から見える山はどこでしょう?
どこかに説明があったはずなんですけどスキャンしていないようで説明ができませんが、詳しい方ならすぐわかる場所なんでしょうね。
この辺りは疎くて申し訳ありません・・・
表紙裏の目次と、名神高速部分開通のニュース
開通の祝賀パレードにスーパー6を30台も送り込んだと書かれてますね。
目次に目を移すと、「自動車世界めぐりF」のイタリアの自動車工業という記事は何故かスキャンしていなかったようで紹介できません。
今更どうしようもないですが、記事を執筆している方は1900スプリントをデザインされた井上猛氏ですね。
今号では個人的にもう一つ興味のある記事が掲載されているのですが、それはアンケートの「私は軍人でした」という記事。
この頃はまだ戦後20年経っていない為、まだまだ戦争の記憶が生々しい時代だったと思います。
やはり戦時中軍人だった従業員は多かったようで、当時の階級とともに戦時中の話を各々語っておられます。
ただ、プライバシーの観点から今回この記事は掲載しないことにしました。
実名で書かれており写真も掲載されていることと、ご存命の方がおられる可能性もあるのでご理解いただければと思います。
なので紹介できる内容が今回は少なめです。
こちらは業界ニュースのページ
個人的には一番興味のあるページです。
自動車関連としてはホンダのS500の価格発表とスバル360のカスタムの発売、日産のキャブライトのモデルチェンジについて書かれてます。
63年6月の4輪車生産実績では日産の普通乗用車455台というのがありますが、これはセドリックスペシャルでしょう。
他に富士重工(スバル)の小型乗用車の55台というのはスバル450の事ですね。
ダイハツの小型乗用車といえばコンパーノベルリーナですが、この6月の時点ではセダンは発売前でワゴンが発売されたばかりというタイミングなので、54台という数字は生産間もないワゴンの台数で間違いないと思います。
東洋工業(マツダ)小型乗用車の459台というのはファミリアかと思いきや、この時期にはまだ発売されていないので時期的にはキャロル600になるのですが・・・そんなに生産数が多い車じゃないんですよね。
ちょっと解せない感じです。
でも、こうやって考察するのが面白いんです。
記事内容の最後はグロリアデラックス値下げの話
記事では8月2日に117万円から112万円へ即日値下げを実施したと書かれています。
理由としてグロリアの生産と販売が好調な為、と書かれていますが実際は他社への対抗とスーパー6との価格差を調整したためだと思われます。
ここでは特に触れていませんが値下げに伴いマイナーチェンジが行われ、外観ではサイドモールが細くなっているのが分かります。
装備も一部簡素化されたりと少しグレードが落とされてスーパー6と差別化を図りました。
最後は裏表紙です
今回の世界の乗用車シリーズは三菱のコルト1000です。
コルト1000はリアスタイル(主にテール回り)がS50スカイラインに結構似ていると思うんです。
比べれば全然違うんですが、興味のない人が見たら分からないかもしれないですね。
今見ると整ったスタイルをしているなとは思いますが、華がない地味なセダンだなというのが自分の感想です。
この頃の三菱の乗用車は皆地味なイメージで、よく言えば実質剛健、悪く言うとつまらない車に見えます。
トラック系は割と派手目で好きなんですが。
三菱の乗用車が垢抜けるのはこの後のコルトギャランになってからだと思います。(デボネアはクセが強い〜)
※すべて個人的な感想ですのでお好きな方ごめんなさい。
今回は以上です。
このプリンス社報シリーズですが、今後できるだけ定期的に更新しようと思います。
一応毎月月末か月初辺りに更新したいと思っていますが、多少の前後は勘弁ください。
やる気のムラが激しいので、ダークサイドに落ちていると更新をさぼってしまうかもしれません。
出来る限り更新するように頑張りたいと思うのでどうぞよろしくお願いします。
これ以外のネタももう少し更新頻度を上げたいとは思っているのですが・・・
なかなか難しいです。
それではまた
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こんにちは
早速表紙の場所の情報ありがとうございます!
昔から馴染みの場所なのですね。
今でも家族旅行で訪れているというのも良いですね〜
そんな場所へいつか自分も是非ゆっくりと旅行をしてみたいものです。
今はちょっと無理ですけどね。
表紙の写真は長野県の上高地、
大正池と背後の山は穂高岳の吊り尾根ですね。
毎年の家族旅行の目的地で、
また学生時代は夏休みの住み込みバイトで過ごした、
私にとっては馴染みの地です。
いつか訪れてみて下さいね。