pilgrim 水平線の彼方まで -旅と日々の雑記帳-

今日は朝からちょっとした事件がありました。

ゲームドライブに出るときは、レセプションの外にある大きな東屋みたいなところでドライバーと待ち合わせするのですが、
この日は生憎の小雨だったので、テントに備え付けてあった傘をさして主人とそこまで行ったんです。

東屋には読書をされている上品そうなご婦人と、少し離れた場所には人目も憚らず豪快に眠りこけるヨーロピアンの女がいました。
私たちはそのヨーロピアンの女のちょうど対面くらいの席に座り、ドライバーを待っていたんです。

すると! その女が突然ガバッと起きて辺りを見回したと思ったら、すごい勢いで私の方に向かってきたんです。
「$%&"'%&)#)(&=」　私に何事かまくしたてたと思ったら、いきなり私の傘をひっつかんで持って行ってしまいました

初めは何が起きたか全くわからなかったんですが、冷静に考えると、酷く訛った英語で「私の傘勝手にもってったでしょ!」的なことを言われたような・・・

こっちだってケンカできるほどの英語力なんてないし、あーもー超めんどくさい

どうしようかと思っていたら、見かねたご婦人が、「彼女はちゃんと部屋から傘をさして歩いてきたのを見たわ」と言ってくださったんです。
デブメガネのヨーロピアンは納得いかなそうに傘を返しに来ました。　一言の詫びもなく
結局デブメガネの傘は飲み物が用意されているテーブルの横に倒れてたんですよ


大学の時、友達が休学して海外留学をしていたのですが、NYへ訪ねて行ったら短期間ですごく英語がうまくなっていたんです。　
その時にどうやったら英語が上達するのか秘訣を聞いたことがあったのですが、「ケンカで負けたくないと思ったら上達した」と言っていたことを思い出しました。
私にもうちょっと英語力があったら切々とヒドい事を言ってやれたのに・・・(笑)　残念です


さてさて、こんな女にかまっている暇はありません
明日の昼にはマサイマラを離れるので、フルでゲームドライブができるのは今日で最後です。
ドライバーJ氏に「今日絶対にレオパードを見なきゃ帰れない!!」と伝えると、走りながら仲間と連絡を取ってくれています。

小雨が降って虹が出ています。　


遠くてきれいに写っていませんが・・・ヒメヤマセミ


オウカンゲリ かな？　


またまたチーター3兄弟に再会です。


小高くなったところに上って獲物を探します。


そうこうしているうちに、1頭が私たちのサファリカーにジャンプして登ろうとしました
でも雨で足が滑ってうまく登れず、諦めてしまいました
折角下から眺めるチャンスだったのに・・・! と思いましたが、よく考えたら雨のせいでサファリカーの天井閉じてるんだった


木のまわりのにおいをかいでいます。


マーキングの決定的瞬間Get またもや主人が双眼鏡越しに撮影したものです


トサカゲリ。　こちらもレアらしい。


マラ川のそばで朝食です。　他のキャンプのサファリ客も2〜3組いました。
左上の丘の中腹に建物が見えます。


マラセレナロッジですね。　高台からサバンナを見下ろすのも素敵ですね。



ドライバーJ氏が、「仲間が昨日ヒョウを見かけた場所があるので食べたらそこへ行ってみよう」 と言っています。
「え?　昨日??」
「そう、昨日の夕方みかけたらしいんだ」

最悪です。　昨日の午後のゲームドライブに行ってたら見れたかもしれないのに
自分の迂闊さと不運を恨みます

ここの川はヒポプールというだけあって多くのカバがいます。



この後、J氏が根気よくヒョウが出た辺りをまわってくれますが、何度まわってもいません。

ランチのために一旦キャンプへ戻ります。