2018年01月22日
なんで「赤い」があって「緑い」がないのか
今日は関東地方は雪です。
一面、真っ白い雪です。
この「白い」という同じように
私たちはよく「赤い○○」「青い○○」のような使い方をします。
ところが「緑い」や「桃色い」とは使わない。
なんで「緑い」という使い方がないのでしょうか?
「い」を付けて形容詞化する言葉は
「白」「黒」「赤」「青」の四色だけです。
この四色はもっとも古く誕生した色でして、
その由来が「明るい」「暗い」などの状態を示していたので、
この四色も形容詞に変化するのです。
その後にできた色名は状態ではなく、
主に物の名前からとっている。
したがって、形容詞に変化しないのです。
「緑い」「紫い」「橙い」とは使わないのです。
色が生まれた時代にもよるのだ。
ところが例外もあります。
「黄」と「茶」は「色」を伴って
「黄色い」「茶色い」と形容詞化するのです。
これは「黄色」「茶色」が使われるようになったのは
江戸時代で比較的古い時代から
使われているからでないかという説もあります。
確かに「緑」を使うようになったのは、
つい最近のこと。
「い」が付く色名は
「赤・黒・白・青・黄・茶」の六色だけなのです。
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